Chouilly / シュイィ

シュイィは、シャルドネが栽培面積の98.6%を占めるブラン・ド・ブラン特化のグラン・クリュ。かつてシャルドネのみグラン・クリュ、ピノ・ノワールはプルミエ・クリュという二重格付けを持っていた、コート・デ・ブランの中でも異色の経歴を持つ村でもあります。南部のグラン・クリュ村とは少し異なる、丸みのあるリッチなシャルドネをぜひ飲み比べてみてください。

基本情報

地域圏(Région)Grand Est
県(Département)Marne
区(Arrondissement)Épernay
郵便番号 : 51530
面積 : 16.12 km2
隣接するクリュ(Coomune)
Épernay, Cuis, Oiry, Pierry, Cramant, Aÿ-Champagne,

「Chouilly」のぶどう畑

テロワールCôte des Blancs
格付け100% Grand Cru [?]
栽培面積525.8 ha
- Chardonnay518.9 ha (98.7%)
- Pinot Noir5 ha (1%)
- Pinot Meunier1.5 ha (0.3%)
- その他0.4 ha (0.1%)

特徴

シャルドネ一色と言っていいほどの品種構成が生み出すのは、ブラン・ド・ブランとしてのピュアな白系果実の風味です。コート・デ・ブラン南部の村々が示すような鋭いミネラルと緊張感よりも、シュイィのシャルドネはやや丸く、果実の充実感と柔らかなクリーミーさが前面に出る傾向があります。白桃やグレープフルーツ、ほのかなブリオッシュのニュアンスが重なり、飲み始めから親しみやすいのが特徴です。 ニコラ・フィアットのような大手メゾンから、ヴァザール・コカールやR&L・ルグラといったグロワーまで、スタイルの幅は広いものの「固さより丸さ」という村の個性は共通しています。熟成前の若いうちからアペリティフとして楽しめる一方、クリームソースを使った料理や魚介のグリルとも自然に合わせられる懐の深さがあります。

テロワール

シュイィはコート・デ・ブランの最北端に位置し、南に続くグラン・クリュ村群とは地形的な文脈がやや異なります。エペルネの市街地に隣接し、コート・デ・ブランの丘陵斜面がマルヌ川流域の平地へと移行する境界部にあたるため、純粋な丘陵村であるクラマンや南部のル・メニル=シュル=オジェとは立地環境が異なります。 土壌はコート・デ・ブラン共通の白亜(チョーク)質が基盤をなしますが、北端という位置から平地との接点を持つことで、南部の村が持つ切り立った緊張感よりも、おだやかで丸みのある土壌表情を示すとされます。斜面は主に東向きに展開し、日照と水はけのバランスが取れた環境が広がります。 総栽培面積は525.80 haとグラン・クリュ17村の中でも最大規模のひとつであり、そのうちシャルドネが518.60 haを占めます。広大な面積に優良区画が連なる地形が、大手コープ系メゾンから小規模グロワーまで多様な生産者(421軒)を支える基盤となっています。白亜の保水・排水機能がシャルドネの根を適度なストレス状態に保ち、果実の凝縮感と酸の持続性を同時に引き出します。

詳細

シュイィ(Chouilly)はコート・デ・ブラン最北端のグラン・クリュ村で、エペルネの南に直接接しています。コート・デ・ブランの丘陵地帯が北でマルヌ川流域の平地へと溶け込む境界にあたり、南に連なるクラマン、オワリィ、キュイといったコート・デ・ブランの村々とは地形的なつながりを持ちながらも、エペルネという都市と隣り合う独特のポジションを占めます。東方向にはアイ=シャンパーニュのあるマルヌ川対岸のテロワールが広がります。

土壌はコート・デ・ブランに共通する白亜(チョーク)質を基盤とし、斜面は主に東向きに展開します。ただし最北端という立地から、南部のル・メニル=シュル=オジェやオジェが持つ純粋な丘陵地形とは若干異なり、平地との接点を持つことでよりおだやかな土壌表情を示すとされています。総栽培面積は525.80 haとグラン・クリュ17村の中でも最大規模のひとつで、うちシャルドネが518.60 ha(98.6%)を占め、ピノ・ノワールはわずか6.80 ha(1.3%)にとどまります。

シュイィを本拠とする最大の生産者はニコラ・フィアットです。シュイィに設立されたコープ系CMとして、フランス国内外で高い販売量を誇り、シャンパーニュ産業における協同組合モデルの代表的存在となっています。そのセラーとブドウ処理施設はシュイィの景観の一部ともなっており、村の経済的基盤を大きく支えています。

グロワー(栽培農家出身の生産者)の中ではR&L・ルグラが特に知られています。シュイィのシャルドネをブラン・ド・ブランとして表現することに注力しており、村のテロワールをピュアに反映したキュヴェを手がけています。

また、グラン・メゾンの畑もシュイィに広がっており、アヤラ、ビルカール・サルモン、アンリオ、ルイ・ロデレール、モエ・エ・シャンドン、マム、ペリエ・ジュエなどが区画を所有しています。なかでもモエ・エ・シャンドンがシュイィの畑に囲まれた歴史的建物シャトー・ド・サランを迎賓館として所有していることは広く知られており、シャンパーニュ産業の文化的象徴のひとつとなっています。

歴史的に注目されるのは、シュイィがかつて品種によって異なる格付けを持つという珍しい二重構造を持っていた点です。シャルドネはグラン・クリュ(100%)に格付けされていた一方、ピノ・ノワールはプルミエ・クリュ(95%)にとどまっていました。これはコート・デ・ブランが白品種特化のテロワールとして発展してきた歴史を色濃く反映するものです。1985年の格付け整理によって現在のグラン・クリュ一本化に至りましたが、この経緯はシュイィがシャルドネの村として認められてきた長い歴史を物語っています。

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「Chouilly」を拠点とするシャンパン銘柄

CMNicolas Feuillatte
ニコラ・フィアット
NMR&L Legras
R&L・ルグラ
RMVazart Coquart
ヴァザール・コカール
NMPierre Legras
ピエール・ルグラ
NMM. Hostomme
M.ホストム
RMMichel Genet
ミッシェル・ジュネ
RMSimart Moreau
シマール・モロー
RMStephane Coquillette
ステファン・コキレット
RMMarcel Moineaux
マルセル・モワノー
NMJean Louis Deparis
ジャン・ルイ・ドゥパリ
NMLegras & Haas
ルグラ・エ・アス
David Legras
ダヴィッド・ルグラ
RMJack Legras
ジャック・ルグラ
RCWilliam Brun
ウィリアム・ブリュン
RMSebastien Daviaux
セバスチャン・ダヴィオー
NMCose
コーズ
RMCyrill Banchet
シリル・バンシェ
RMGossart
ゴサール
RCMichel Vol
ミシェル・ヴォル
La Tour d'Argent
ラ・トゥール・ダルジャン
RMRoland Champion
ロラン・シャンピオン
RMBruno Preux
ブルーノ・プルー
RML. & F. Boyer
L.エ・F.ボワイエ
RMVoirin Desmoulins
ヴォワラン・デムラン
RMGauthier Christophe
ゴティエ・クリストフ
Philippe Daviaux Quinet
フィリップ・ダヴィオー・キネ
RMRene Vazart
レネ・ヴァザール
RMBroquet Melbeck
ブロコ・メルベック
RCBruno Simart Smith
ブルーノ・シマール・スミス
RMClaude Genet
クロード・ジェネ
RMClouet Vazart
クルエ・ヴァザール
RCDebas Comin
デバス・コミン
RCDominique Legras
ドミニク・ルグラ
RMDominique Simart
ドミニク・シマール
RMFrancis Petret
フランシス・ペトレ
RMGabriel Broquet
ガブリエル・ブロコ
RMGerard Boutillat
ジェラール・ブティヤ
RCGodin Pere & Fils
ゴダン・ペール・エ・フィス
RMGuy Petret
ギィ・ペトレ
RMGuy Simonnet
ギィ・シモネ
RMJean Jacques Tripet
ジャン・ジャック・トリペ
RMLegras Noel
ルグラ・ノエル
RMMichel Boursier
ミシェル・ボーシエ
RCNoelle Quinet
ノエル・キネ
RCPerardel Preux
ペラルデル・プルー
RMRene Gue
レネ・グ
RMRonald Moreau
ロナルド・モロー
RCSimonnet Godin
シモネ・ゴダン
RCTripet Triolet
トリペ・トリオレ
RCVallois Petret
ヴァロワ・ペトレ
RMVazart Prioux
ヴァザール・プリオ
Fred Legras
フレッド・ルグラ
Oriol Derouillat
オリオール・ドゥルヤ
RCRobillot Lagache
ロビヨ・ラガッシュ
Philippe de Nantheuil
フィリップ・ド・ナンテュイ
CMSaint Maurice
サン・モリース
MAPol Caston
ポル・カストン
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参考情報