Pierry / ピエリー
基本情報
| 地域圏(Région) | Grand Est |
| 県(Département) | Marne |
| 区(Arrondissement) | Épernay |
| 郵便番号 : | 51530 |
| 面積 : | 5.16 km2 |
| 隣接するクリュ(Coomune) | |
| Épernay, Cuis, Chouilly, Moussy, Monthelon, |
「Pierry」のぶどう畑
| テロワール | Vallée de la Marne - Côteaux Sud d'Epernay |
| 格付け | 90% Premier Cru [?] |
| 栽培面積 | 109.8 ha |
| - Chardonnay | 38.7 ha (35.2%) |
| - Pinot Noir | 19.8 ha (18%) |
| - Pinot Meunier | 50.8 ha (46.3%) |
| - その他 | 0.5 ha (0.5%) |
特徴
テロワール
詳細
ピエリーはヴァレ・ド・ラ・マルヌ地区の中でもコトー・シュッド・デペルネと呼ばれるサブリージョンに位置するプルミエ・クリュ村で、この地区で唯一プルミエ・クリュの格付けを持つ。エペルネの市街地南西に接し、住宅地と畑が連続する立地が特徴である。村内には小川ル・キュブリが流れ、マルヌ川に合流する。村の面積は516ha、人口は約1,179人(2013年時点)で、住民は「Pierritiers」「Pierritières」と呼ばれる。周辺にはキュイ、シュイィ、ムーシー、モンテロンなどの村々があり、これらとともにコトー・シュッド・デペルネ地区を形成している。地元には「ピエリーは石だらけ(Pierry est pierreux)」という格言が残されており、石灰質に富む土壌の特徴を古くから言い表してきたことがうかがえる。
畑はエペルネ西側に広がる丘陵の南東向き斜面に位置し、品種構成はピノ・ムニエが約46%と最も多く、シャルドネが約35%、ピノ・ノワールが約18%を占める。コトー・シュッド・デペルネの中でエシェル・デ・クリュ90%を獲得しているのはピエリーのみで、他の村々は88%にとどまっており、この差は斜面の形状が比較的均一で、石灰質を多く含む土壌が広範囲に安定して分布していることが背景にあるとされる。村内には主要なリュー・ディとして、カンテュエル、レ・シュヴェルネ、レ・ゲイエール、レ・グット・ドール、レ・ヌー、レ・ポルジョン、レ・ルージュ・フォス、レ・タルティエールなどがあり、なかでも石垣に囲まれた1.5haの「ル・クロ(Le Clos)」は、アンリ・マンドワが単独で所有するピノ・ムニエの区画として知られている。
村を代表するメゾンの一つがアンリ・マンドワである。1860年にエペルネで創業し、1906年にピエリーへ移転した。現在は12のコミューンに35haの自社畑を所有し、その畑が出荷量の約70%を占めるという高い自社畑比率が特徴である。ヴィンテージのブラン・ド・ブランを揃えた「コレクシオン1735」シリーズに加え、最上位ラインの「コレクシオン・ユニク」では、ヴィエイユ・ヴィーニュやオールド・ヴィンテージを組み合わせた「キュヴェ・ヴィクトール」と、村内のクロ1.5haで育つピノ・ムニエ100%をすべてオーク樽で醗酵させた「ル・クロ」という、2つの個性的なキュヴェを生み出している。
もう一つの主要メゾンがヴォレローである。一家は1805年からピエリーとムーシーに畑を所有しており、1923年にヴィクトール・ヴォルルローが少量生産を開始した。現在は約40haの畑を管理し、プレステージキュヴェ「キュヴェ・マルグリット」はシャルドネ75%・ピノ・ノワール25%の比率で仕立てられている。
このほか、9つのコミューンに30haの畑を持つブゥシェ・ペール・エ・フィス(Bouché Père & Fils、1920年創業)や、村内のシャトー・ドゥ・ピエリーに拠点を置くポール・ゴビヤール(Paul Gobillard)など、地区を代表するメゾンも村内に拠点を構えている。村ではこのほかにも、次のような生産者が活動している。
- ギィ・ミッシェル:自社畑のぶどうから一貫してシャンパンを手がけるレコルタン・マニピュラン。
- JMセレック:区画ごとの個性を活かした造りで知られる生産者。
- ブルーノ・ミシェル:家族経営でピノ・ムニエを中心に栽培・醸造を行う。
- エルヴェ・マルロー:村内産のぶどうにこだわるレコルタン・マニピュラン。
- ブルーノ・ゴビヤール:自社畑を活かした丁寧な造りを続ける生産者。
- ガストン・デリックブール:小規模ながら個性的なキュヴェを手がける生産者。
- ヴァンサン・ダストレー:伝統的な手法を守るレコルタン・マニピュラン。
- アルノー・バニョスト:村の土壌の特徴を生かしたシャンパン造りに取り組む生産者。
ピエリーにおける醸造の歴史は古く、ベネディクト会修道士ジャン・ウダール(1654-1742年)が1679年から醸造を担当し、ドン・ピエール・ペリニョンと同時代に活動した記録が残っている。1700年のパリにおける相場記録では、ピエリーとオーヴィレールのワインは、他の上質なシャンパーニュの静止ワインの2倍にあたる800〜980リーヴル/キューで取引されており、当時すでに高い評価を得ていたことがうかがえる。中でも「クロ・サン=ピエール」と呼ばれる一画は特に珍重された。これらの畑を所有していた修道院の財産は、フランス革命後に国有化・売却された。1734年起源の建物であるシャトー・ドゥ・ラ・マルクトリーは、1932年にピエール・タンタンが購入し、同年ランスにシャンパーニュ・タンタンを創業する基盤となった。建物は現在も迎賓施設として使われており、1999年にはコミューンによって購入されている。
詳細を閉じる「Pierry」を拠点とするシャンパン銘柄
Guy Michelギィ・ミッシェルNM
J M SelequeJM・セレックRM
Bruno Michelブルーノ・ミシェルNM
Paul Berthelotポール・ベルテロNM
Herve Malraudエルヴェ・マルローNM
Henri Mandoisアンリ・マンドワNM
VollereauxヴォレローRM
Bruno Gobillardブルーノ・ゴビヤールRM
Gaston Dericbourgガストン・デリックブールRM
Vincent D'astreeヴァンサン・ダストレーNM
Arnaud Bagnostアルノー・バニョストMA
Golden BlancゴールデンブランRM
Jean Selequeジャン・セレックNM
BonvaletボンヴァレRM
Nathalie Selequeナタリー・セレックNM
Michel Leniqueミッシェル・レニックNM
Alexandre Leniqueアレクサンドル・レニックNM
Bouche Pere & Filsブゥシェ・ペール・エ・フィスRM
Georges VXジョルジュ・VXRM
J. B. MichelJ.B.ミッシェルRM
Bagnost Pere & Filsバニョスト・ペール・エ・フィスRM
Lagache & Filsラガッシュ・エ・フィスRC
Paul Potheletポール・ポトレRM
Peltier Batonnetペルティエ・バトネRC
Robert Picartロベール・ピカールRC
Seleque Thevenetセレック・セベントRM
Camille Bagnostカミーユ・バニョストNM
Canteneur Pere & Filsカントナール・ペール・エ・フィスNM
A. ChamberlainA.シャンベルランRM
Noetingerノエタンジェ