Arnaud Bagnost / アルノー・バニョストは、フランス北東部のシャンパーニュ地方で生産されるシャンパン(発泡性ワイン)の銘柄、Pierryを本拠とするNM / ネゴシアン・マニピュランの銘柄です。
本サイト「シャンパンが好き! - シャンパン専門サイト」は、複数の企業と提携しており、記事内・商品一覧内のリンクを経由してご購入いただいた場合、運営者に報酬が支払われることがあります。読者の方の購入金額に追加負担は生じません。 ※運営者情報・サイトポリシーはこちら

目次

Arnaud Bagnost / アルノー・バニョスト

Arnaud Bagnost別名:A. Bagnost

アルノー・バニョスト別名:A.バニョスト

アルノー・バニョスト(Arnaud Bagnost)は、エペルネ南方のプルミエ・クリュ、ピエリー村を本拠とするシャンパーニュメゾン。代々続く葡萄栽培の家系に生まれた当主が2000年に興し、長期熟成が生む複雑でコクのある味わいで、食事に寄り添う一本を届けています。

基本情報

地区Vallée de la Marne / ヴァレ・ド・ラ・マルヌ
- Côteaux Sud d'Epernay / コトー・シュッド・デペルネ
51530 Pierry / ピエリー [Premier Cru]
所在地24 Rue Général de Gaulle, 51530 Pierry (Google Maps)
公式サイト-
SNS
Tel+33 (0)3 26 54 10 59, +33 (0)3 26 55 67 17(fax)
設立2000
製造業者種別NM

商品更新情報

特徴・スタイル

アルノー・バニョストの持ち味は、時間を惜しまない熟成にあります。ノン・ヴィンテージでも澱とともに36ヶ月以上、ヴィンテージものは48ヶ月以上と、じっくり寝かせてから世に送り出します。 味わいは、トーストやビスケット、乾果を思わせる香りをまとった、複雑でコクのあるスタイル。軽快な乾杯用というより、食卓の真ん中で料理と語り合うシャンパーニュです。シャルドネ、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエの3品種をバランスよく用い、まろやかさを引き出すマロラクティック発酵も味づくりの鍵になっています。

歴史・ブランドストーリー

バニョスト家は、エペルネ南方のプルミエ・クリュ、ピエリー村で代々葡萄栽培を営んできた家系です。家族のドメーヌは19世紀末の創業と伝えられ、100年以上にわたり畑とともに歩んできました。 転機は2000年。若き後継者アルノー・バニョスト(1977年生)が、新たにネゴシアン法人「SARL Arnaud Bagnost」を設立します。自家栽培のぶどうだけで造るレコルタン・マニピュラン(RM)の枠組みでは、規約上ぶどうや原酒を外部から購入できません。その制約を超え、より自由な酒造りを実現するための挑戦でした。 2009年には父クロードから持分の贈与を受け、2019年には家族の自社畑経営体と合併。栽培からネゴシアン業までがひとつの法人に統合され、現在もアルノー氏が代表として舵を取っています。

詳細

アルノー・バニョストは、エペルネ南方に位置するプルミエ・クリュ、ピエリー村を本拠とするネゴシアン・マニピュラン(NM)です。NMとは、外部からぶどうや原酒を購入して自社で醸造・販売できる生産者区分を指します。母体となるバニョスト家は、この村で代々葡萄栽培を営んできた家系。家族のドメーヌの歴史は19世紀末にまでさかのぼります。2000年、家系の後継者であるアルノー・バニョスト氏が、自家栽培ぶどうのみで造るレコルタン・マニピュラン(RM)の規約ではぶどうや原酒の外部購入ができないという制約を超えるため、ネゴシアン法人として新たに立ち上げました。設立当時、アルノー氏は20代前半の若さでした。

このメゾン自体は自社畑を持たず、ぶどうは100%栽培農家からの購入によります。仕入れ先は本拠地ピエリーをはじめ、隣接するムーシー、エペルネ、さらにコート・デ・ブランのシュイィの栽培者まで。なかでもシュイィはシャルドネの銘醸地として知られるグラン・クリュで、ヴィンテージのブラン・ド・ブランを支える存在です。プルミエ・クリュからグラン・クリュまで、性格の異なる村の原料を使い分けています。

2009年に父クロード氏からの持分贈与で世代交代を進め、2019年には家族が営んできた自社畑経営体との合併が行われ、栽培部門とネゴシアン部門がひとつの法人に統合されました。畑を守る家業と、自由な原料調達で幅を広げるネゴシアン業。二つの顔をあわせ持つ体制が、このメゾンの現在の姿です。

生産データ
設立2000年
ぶどう調達栽培農家からの購入100%
澱との接触期間(ノン・ヴィンテージ)36ヶ月以上
澱との接触期間(ヴィンテージ)48ヶ月以上
デゴルジュマン後の静置期間3ヶ月以上

醸造方針

醸造では、品種ごとに分けてステンレスタンクでアルコール発酵を行い、マロラクティック発酵を併用します。品種の個性を別々に見極めてからブレンドを組み立てる、アッサンブラージュ重視の設計です。まろやかな酸をもたらすマロラクティック発酵は、同メゾンのコクのある味わいを支える要素のひとつといえます。

熟成期間の長さも特筆すべき点です。澱との接触期間はノン・ヴィンテージで最低36ヶ月、ヴィンテージキュヴェでは最低48ヶ月と、じっくりと時間をかけます。これは規定の最低熟成期間を大きく上回る水準で、時間こそが味わいの複雑さを育てるという考え方の表れです。さらにデゴルジュマン(澱抜き)後も最低3ヶ月静置してから出荷するという徹底ぶりで、瓶内の状態が落ち着いた飲み頃に近いかたちで届けることを重んじています。

ラインナップは、シャルドネ、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエの3品種にリザーブワインを組み合わせたノン・ヴィンテージのスタンダードキュヴェを軸に、シュイィ産シャルドネによるヴィンテージのブラン・ド・ブラン、ピエリー産の黒ぶどうを用いたブラン・ド・ノワール、プレスティージュキュヴェ、そしてコトー・シャンプノワ(シャンパーニュ地方の非発泡ワイン)の赤ワインを加えて色づけするロゼまで展開。村と品種の個性を描き分ける構成になっています。

受賞・評価

フランスの定番ワインガイド「Guide Hachette des Vins(ギド・アシェット・デ・ヴァン)」には、2004年版から2014年版にかけて継続的に掲載されてきました。初出品となった2004年版では、出品キュヴェのひとつが2つ星(deux étoiles)を獲得しています。

同ガイドの試飲評では、トーストやビスケット、乾果の香りをまとう複雑でコクのあるスタイルと評されることが多く、食事とあわせて楽しみたいシャンパーニュとして紹介されています。一時の流行に乗るのではなく、厳しい試飲審査を約10年にわたって通過してきた事実は、造りの安定感を示す裏付けといえます。

詳細を閉じる

キュヴェ一覧

画像集