Bruno Michel / ブルーノ・ミシェルは、フランス北東部のシャンパーニュ地方で生産されるシャンパン(発泡性ワイン)の銘柄、Pierryを本拠とするRM / レコルタン・マニピュラン、いわゆる栽培醸造家の銘柄で、自社でブドウを育て、そのブドウでシャンパンを生産しています。
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目次

Bruno Michel / ブルーノ・ミシェル

Bruno Michel

ブルーノ・ミシェル

ブルーノ・ミシェルは、コトー・シュッド・デペルネのピエリー村に本拠を置く家族経営のレコルタン・マニピュラン(RM)。1997年に有機栽培へ転換し、修道院由来の歴史あるセラーで、畑とヴィンテージの重なりを丁寧に映すシャンパーニュを造り続けています。

基本情報

地区Vallée de la Marne / ヴァレ・ド・ラ・マルヌ
- Côteaux Sud d'Epernay / コトー・シュッド・デペルネ
村51530 Pierry / ピエリー [Premier Cru]
所在地4 allée de la Vieille Ferme, 51530 Pierry (Google Maps)
公式サイト-
SNS@champagnebrunomichel
製造業者種別RM
生産者表記Bruno Michel

商品更新情報

特徴・スタイル

ブルーノ・ミシェルが目指すのは、銘柄ごとの個性よりも「畑とヴィンテージの重なり」を映すシャンパーニュです。レゼルブワインや複数区画・複数年のブレンドを重ね、土地の輪郭をそのまま瓶に閉じ込めるように仕込みます。ドサージュは最終ブレンドの試飲を経て、香味を補うリキュールではなく中性的な糖のみを最小限用いて決定され、Extra Brutクラスでは無添加とすることもあります。低ドサージュからノン・ドゼが軸となるぶん、標準レンジでも熟成期間を惜しまず、小規模生産者らしい骨太な味わいに仕上がります。

歴史・ブランドストーリー

一族のワイン造りは1900年代初頭、ポール・ミシェルの代まで遡るとされ、セラーには1924年造のボトルが今も残ります。1985年、ブルーノ・ミシェルと妻カトリーヌはピエリー村で自社元詰めのドメーヌを設立しました。拠点となったのは、18〜19世紀にベネディクト会修道士が地下に掘り進めたヴォールト状のセラーを持つ歴史的建物です。 創業から間もない1997年、ブルーノは化学農薬の使用を全面的に止め、有機栽培への転換に着手します。取り組みは段階的に全区画へ広がり、2004年にはエコセールの認証を取得しました。看板キュヴェ「レ・ズブリエ・ポリーヌ」の名は、ブルーノが娘ポリーヌにちなんで付けたものです。 2016年、エノロジストとして育った娘ポリーヌ・オルバンが、夫でセラーマスターのギヨーム・オルバンとともにセラー運営を引き継ぎ、二代にわたる家族経営が今も続いています。

詳細

ブルーノ・ミシェルは、プルミエ・クリュに格付けされるピエリー村を拠点とし、現在は創業者の娘であるポリーヌ・オルバンと、夫でセラーマスターを務めるギヨーム・オルバンが畑と醸造を統括しています。所在するコトー・シュッド・デペルネは、エペルネ市街から南へ広がる地区で、モンターニュ・ド・ランスやコート・デ・ブランと並ぶシャンパーニュの主要産地の一つに数えられます。自社畑はピエリー村を中心に、ムーシー村にかけて点在し、土壌は粘土質石灰岩で水はけと保水力のバランスに優れ、ブドウの根がゆっくりと水分を吸収する環境を生みます。

畑は35〜45区画ほどに分かれ、面積は12〜17ha程度とされます。品種構成はシャルドネを主体に、ピノ・ムニエ、少量のピノ・ノワールを組み合わせます。栽培の核にあるのは低収量志向で、1997年に化学農薬の使用を止めて以来、除草剤や化学肥料に頼らない土壌の生態系保全を目的とした有機栽培への転換を段階的に進め、2004年のエコセール認証取得という形で結実させました。

主要な区画には、樹齢約40年のシャルドネを単一で育てるプルミエ・クリュ畑「レ・ブルッス(Les Brousses)」、樹齢約55年のピノ・ムニエを育てる「ラ・ドゥミ=リュンヌ(La Demi-Lune)」、ロゼ用にピノ・ムニエを仕立てる「レ・ロゼ(Les Roses)」などがあります。古木を残す少量生産が、テロワールを色濃く映す果実味の土台を支えています。

栽培データ
自社畑面積12〜17ha
区画数35〜45区画程度
主要品種構成シャルドネ45〜55%、ピノ・ムニエ40〜50%、ピノ・ノワール5〜10%
「レ・ブルッス」樹齢約40年
「ラ・ドゥミ=リュンヌ」樹齢約55年
有機認証取得2004年(エコセール)

醸造方針

熟成の舞台となるのは、18〜19世紀にベネディクト会修道士が地下に掘り進めたヴォールト状のセラーで、数百メートル規模の坑道が広がります。こうした石灰質の地下空間は年間を通じて温度・湿度が安定しており、瓶内二次発酵とシュール・リー熟成にとって理想的な環境とされます。標準レンジはまずステンレスタンクで一次発酵を行い、翌春に清澄・濾過を経て瓶詰め、二次発酵と長期のシュール・リー熟成へと進みます。一方、上級キュヴェの一部では228Lの小樽(ブルゴーニュ樽)で一次発酵を行い、1年以上樽で熟成させてから瓶詰めするなど、レンジによって手法を使い分けます。亜硫酸を加えずに仕込むキュヴェもあり、素材の状態をそのまま生かす醸造姿勢がうかがえます。

ロゼは、果皮を短時間浸漬させるセニエ法で色調を引き出します。ドサージュは最終ブレンドの試飲を経て、香味を補うリキュール・デクスペディションではなく中性的な糖のみで調整する方針を取り、Extra Brutクラスでは無添加とすることもあります。

ブレンド設計においては、単年のヴィンテージに偏らないよう、レゼルブワインと複数区画・複数ヴィンテージを組み合わせる方針を取ります。ノン・ドゼから低ドサージュを軸としたレンジ構成で、標準的なノン・ヴィンテージ・キュヴェにおいても長期のシュール・リー熟成を省かない、小規模生産者らしい造り込みが特徴とされます。

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