Vollereaux / ヴォレローは、フランス北東部のシャンパーニュ地方で生産されるシャンパン(発泡性ワイン)の銘柄、Pierryを本拠とするNM / ネゴシアン・マニピュランの銘柄です。
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目次

Vollereaux / ヴォレロー

Vollereaux

ヴォレロー

ヴォレローは、1805年にピエリーで葡萄栽培を始めたヴォレロー家が営むシャンパーニュメゾン。ネゴシアン・マニピュランでありながら外部から葡萄を一切購入せず、プルミエ・クリュ格付けを含む自社畑だけで仕込む生粋のドメーヌ・スタイルを貫いています。現在は当主フランク・ヴォレローが受け継ぎます。

基本情報

地区Vallée de la Marne / ヴァレ・ド・ラ・マルヌ
- Côteaux Sud d'Epernay / コトー・シュッド・デペルネ
51530 Pierry / ピエリー [Premier Cru]
所在地48 rue Léon Bourgeois, 51530 Pierry (Google Maps)
公式サイトhttps://www.champagne-vollereaux.fr/
SNS@champagnevollereaux
Tel+33 (0)3 26 54 03 05, +33 (0)3 26 54 88 36(fax)
設立1805
製造業者種別NM
生産者表記S.A. VOLLEREAUX

商品更新情報

特徴・スタイル

ヴォレローが目指すのは、区画ごとの個性を消さずに一つの味わいへとまとめ上げるスタイルです。手摘みされた葡萄はモダンプレスと伝統的プレスを使い分けて優しく搾られ、粘土石灰質土壌が育んだテロワールごとにステンレスタンクで個別に醸造されます。ブレンドの主軸はシャルドネで、その繊細な酸に力強いピノ・ノワールと丸みのあるピノ・ムニエが厚みを添えます。仕上げは樹齢200年のシャルクセラーでの静かな熟成に委ねられ、HVE認証が示す環境への配慮も、この土地に根差した造りを裏付けています。

歴史・ブランドストーリー

ヴォレロー家がピエリーとムーシーで最初の葡萄畑を拓いたのは1805年のこと。物語が大きく動くのは第一次世界大戦後です。荒廃した畑を継いだヴィクトール・ヴォレローは粘り強く畑を立て直し、1923年、ついに自らの名を冠したシャンパンの醸造にこぎつけました。当初は友人や知人へのささやかな振る舞い酒に過ぎなかったが、その評判は少しずつ広がり、やがてS.A.ヴォレローとして生産・顧客基盤を拡大させていきます。 経営はポール=ジュール、ポール、ジャン=マルク、ピエールへと代々受け継がれ、現在は当主フランク・ヴォレローが舵を取ります。ブレンドは毎年冬の終わりにフランク自身の手で仕上げられ、妹エレーヌ・ヴォレローがワインツーリズムを、叔父ジャン=マリ・ヴォレローが畑の栽培を支えるファミリー経営の体制が続きます。2024年にはLa Revue du Vin de France読者賞で金賞を受けるなど、家族が守り続けてきた味わいは国内外で高い評価を得ています。

詳細

ヴォレローの自社畑は、ピエリーを中心にコトー・シュッド・デペルネ一帯へと広がっています。具体的にはブリュニー=ヴォダンクール、シャヴォ=クルクール、エペルネ、モンテロン、ムーシー、ピエリー、セザンヌ、ヴィネといった村々に加え、離れたシャトー=ティエリ周辺にも区画を持ち、単一の畑に依存しない多様なテロワールの果実を確保しています。なかでも本拠地であるピエリー内の自社畑はプルミエ・クリュの格付けを受けており、メゾンの核となる区画です。畑は複数の村にまたがって分散しているが、いずれも自社での管理が徹底されています。

土壌は粘土石灰質で保水性に優れ、乾いた年でも葡萄の完熟を後押しします。この土壌が、コトー・シュッド・デペルネならではの安定した果実味を支えています。平均樹齢は約20年、栽培面積は約40〜42haに及び、収穫はすべて手摘みで行われ、房の状態を見極めながら丁寧に摘み取られます。品種構成はシャルドネ50%、ピノ・ノワール30%、ピノ・ムニエ20%で、シャルドネを主軸に据えながらも黒葡萄が骨格と厚みを加える構成になっています。

製造業者としてはネゴシアン・マニピュラン(NM)に区分されるが、実際には外部からの葡萄購入を一切行わず、すべて自社畑の葡萄のみで醸造する点が大きな特徴です。運営母体はSADIR Champagne Vollereaux(S.A.)で、ブドウ栽培から瓶詰めまでを自社で完結させるドメーヌ・スタイルの姿勢は、栽培担当を務める叔父ジャン=マリ・ヴォレローの管理のもとで守られています。

栽培・生産データ
項目データ
自社畑面積約40〜42ha
平均樹齢約20年
品種構成シャルドネ50%、ピノ・ノワール30%、ピノ・ムニエ20%
年間生産量約400,000〜450,000本
輸出40カ国以上
認証HVE(Haute Valeur Environnementale)

醸造方針

収穫した葡萄は、モダンプレス2基と伝統的プレス1基を使い分けながら丁寧に搾汁されます。得られた果汁はステンレスタンクで区画・テロワールごとに分けて個別に発酵され、それぞれの畑が持つ個性がそのまま保たれます。アッサンブラージュは毎年冬の終わりに現当主フランク・ヴォレロー自身の手で行われ、複数の区画・年度の果実味を丁寧に組み合わせて一つの味わいへと仕上げていきます。瓶詰め後は、樹齢200年のシャルク(白亜岩)セラーで静かに熟成されます。石灰岩質のこのセラーは年間を通じて温度と湿度が安定しており、ゆっくりとした熟成を可能にしています。外部からの葡萄購入を行わないため、原料の管理から熟成までの全工程を自社で見通せることも、ヴォレローの品質を支える基盤となっています。

ラインナップ

ヴォレローの目線は、エクストラ・ドライやドゥミ・セックといった甘口寄りのスタイルから、ブラン・ド・ブランのブリュット、ブリュット・ナチュールのブラン・ド・ノワール、セニエ製法によるロゼまで幅広いです。定番のブリュット・レゼルヴに加え、プレステージ・キュヴェとしてCuvée Marguerite Brut Millésimeも手がけており、シャルドネを軸としながらも多様な味わいの選択肢を用意しています。こうした多様なラインナップにより、辛口から甘口まで幅広いシーンでの選択肢を提供しています。

認証・評価・海外展開

ヴォレローは環境と持続可能性に配慮した栽培を評価するHVE(Haute Valeur Environnementale)認証を取得しており、畑仕事の面でも一定の基準を満たした運営を続けています。シャンパンそのものについても、La Revue du Vin de France(フランス)の読者賞をはじめ、国内外のコンクールで評価を受けてきた実績を持ちます。年間生産量は約400,000〜450,000本に及び、その多くはフランス国内に加えて40カ国以上へと輸出されています。栽培から醸造、熟成までを自社で一貫して手がける小規模ドメーヌでありながら、世界各地の愛好家に届く規模を保っている点も、このメゾンの特徴といえます。

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