目次
Stéphane Coquillette別名:S. Coquillette
ステファン・コキレット別名:ステファン・コキエット
基本情報
| 地区 | Côte des Blancs / コート・デ・ブラン |
| 村 | 51530 Chouilly / シュイィ [Grand Cru] |
| 所在地 | 15 rue des ECOLES, 51530 Chouilly (Google Maps) |
| 公式サイト | https://www.champagne-coquillette.fr/ |
| champagne.coquillette@orange.fr | |
| SNS | @champagne_coquillette |
| Tel | +33 (0)3 26 51 74 12, +33 (0)3 26 54 90 97(fax) |
| 製造業者種別 | RM |
商品更新情報
2025-11-29 03:05:31 キュヴェ・ディアナの商品情報を更新しました。
2025-11-29 02:25:27 レ・クリの商品情報を更新しました。
特徴・スタイル
歴史・ブランドストーリー
詳細
ステファン・コキレットは、コート・デ・ブランのグラン・クリュ村シュイィに拠点を置く、家族経営のレコルタン・マニピュランです。RM(レコルタン・マニピュラン)とは、自社畑のブドウのみを用いて栽培から醸造・瓶詰めまでを一貫して手がける生産者を指す区分です。当主のステファンと妻マリー=エレーヌは、畑もカーヴも持たない状態から一つひとつ区画を賃借・取得しながら経営を築き上げ、かつて協同組合が使っていたカーヴの建物を作業場として整備してきました。こうして育て上げた自社畑は、現在10区画を超える規模に広がっています。
拠点のシュイィは格付け100%のグラン・クリュ村で、シャルドネを中心に栽培しています。隣接するプルミエ・クリュのキュイ(格付け99%)でもシャルドネを育てています。一方、グラン・クリュのアイと、格付け99%のプルミエ・クリュ、マルイユ=シュル=アイでは、ピノ・ノワールを栽培。コート・デ・ブランの繊細なシャルドネと、ヴァレ・ド・ラ・マルヌ由来の骨格あるピノ・ノワールという、対照的な個性を併せ持つ畑構成が、レンジ全体の味わいの幅を支えています。
畑の表土は厚さ30cm程度と薄く、その下には白亜質の岩盤が広がります。この岩盤は水を蓄えつつ余分な水分を排出するスポンジのような機能を持ち、乾燥期にも安定してブドウ樹に水分を届ける、コート・デ・ブランならではの土壌です。この白亜質の土壌は、シャンパーニュ地方に広く分布する石灰質の岩盤で、日中の熱を蓄えて夜間に放出することで、ブドウの生育環境を安定させる役割も担っています。
栽培では除草剤の使用を抑え、有機質肥料のみを土壌に施しています。畑の一部では土を耕し、一部では樹皮を用いたマルチングを行うことで土壌の浸食を防いでおり、こうした環境負荷の少ない栽培への取り組みが評価され、HVE(オート・ヴァルール・アンヴィロヌマンタル)レベル3の認証を取得しています。HVE認証は、生物多様性の保全や化学肥料・農薬の使用低減など、環境に配慮した農業経営に与えられるフランス政府の公的な認証制度です。これらの取り組みは、次世代へ健全な畑を引き継ぐという長期的な視点に基づいています。
| 自社畑面積 | 約7ha |
|---|---|
| 区画数 | 10区画超 |
| 環境認証 | HVEレベル3 |
| 収穫からティラージュまでの期間 | 約19ヶ月 |
| 瓶詰め従事者数 | 12名 |
| 保有圧搾機 | 4台 |
醸造方針
収穫からティラージュ(瓶内二次発酵の仕込み)までは約19ヶ月をかけ、時間をかけた丁寧な工程を重視しています。圧搾には4台の圧搾機を使い分け、メンブレン式2台に加え、伝統的な斜め圧搾機や、修復を施した垂直圧搾機も稼働させることで、区画ごとのブドウが持つ個性を丁寧に引き出しています。伝統的な圧搾機を使うことで、より繊細な果汁を得られるとされ、シャンパーニュ造りにおいて品質を左右する重要な工程です。
瓶詰めには12名の人手を要し、一本一本に丁寧に向き合う体制を敷いています。仕上げの要となるデゴルジュマン(澱抜き)は専門の外部業者に委託し、確かな技術に任せることで安定した品質を保っています。デゴルジュマンとは、瓶内で発生した澱を取り除く工程で、シャンパーニュ独特の透明感を生み出す重要な仕上げの技術です。
受賞歴・評価
Hachette Vinsガイドでは2001年版から2021年版にわたり複数年連続で選出されており、長年にわたって安定した評価を積み重ねてきました。ステファンはヴィニュロン・アンデパンダン・ド・フランスの会員でもあり、独立生産者としての矜持を持ってワイン造りに取り組んでいます。カーヴでは夫人のマリー=エレーヌが来訪者を出迎え、試飲の案内役を務めています。祖母の代に始まった小さな造り手は、父から子へ、そして5代目のディアーヌとルイへと引き継がれながら、シュイィの畑に根差した独立系メゾンとして歩みを続けています。
詳細を閉じるキュヴェ一覧