Legras & Haas / ルグラ・エ・アスは、フランス北東部のシャンパーニュ地方で生産されるシャンパン(発泡性ワイン)の銘柄、Chouillyを本拠とするNM / ネゴシアン・マニピュランの銘柄です。
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目次

Legras & Haas / ルグラ・エ・アス

Legras & Haas

ルグラ・エ・アス

ルグラ・エ・アスは、コート・デ・ブランのグラン・クリュ村シュイィに拠点を置くネゴシアン・メゾン。栽培農家出身のフランソワ・ルグラと商才に長けたブリジット・アスが1991年に創業し、現在は3兄弟が経営を担う。栽培から瓶詰めまで全工程を公開する透明性を信条とする。

基本情報

地区Côte des Blancs / コート・デ・ブラン
51530 Chouilly / シュイィ [Grand Cru]
所在地9 Grande Rue, 51530 Chouilly (Google Maps)
公式サイトhttps://www.legras-et-haas.com/
SNS@legras_haas
Tel+33 (0)3 26 54 92 90, +33 (0)3 26 55 16 78(fax)
設立1991
製造業者種別NM
インポーターヴィノラム
株式会社アカデミー・デュ・ヴァン
生産者表記LEGRAS & HAAS S.A.

商品更新情報

特徴・スタイル

ルグラ・エ・アスのシャンパーニュは、シュイィ産シャルドネを背骨に据えた、緻密で表情豊かなアッサンブラージュが持ち味だ。ベレムナイト質のチョーク層が育む張りのある果実味に、ヴィトリー産シャルドネのふくよかさ、レ・リセ産ピノ・ノワールの赤い果実香、ルヴリニー産ピノ・ムニエの丸みを重ね合わせ、単一畑では出せない奥行きを描き出す。 年ごとに畑の個性を見極めて収穫日を柔軟に前後させる姿勢は、まるでオーケストラの指揮者が奏者一人ひとりの調子を聞き分けるかのよう。1995年から絶やさず継ぎ足す永続リザーブが、ヴィンテージを超えた一貫した味わいの軸を支えている。

歴史・ブランドストーリー

物語は、4世紀続く栽培農家の家系に生まれ、16歳で父から栽培とシェフ・ド・カーヴの技術を学んだフランソワ・ルグラと、1960年代半ばにアルザスからシャンパーニュへ移り住んだブリジット・アスの出会いから始まる。ブリジットは1974年にエペルネで最初の畑を購入し、1983年には自らのメゾンを立ち上げていた。栽培の匠と商才に長けた女性経営者、それぞれの道を歩んでいた二人は1991年に手を携え、フランソワ家の畑とブリジットのメゾンを一つに束ね「メゾン・ルグラ・エ・アス」を設立する。 以来、リザーブワインを絶やさず注ぎ足していく「永続キュヴェ」を1995年から続け、時を重ねるほどに深みを増すブレンドを育んできた。現在は3兄弟レミ・オリヴィエ・ジェロームがその歩みを継ぎ、法定代表者のジェロームを中心に、両親が築いた哲学を次の世代へつないでいる。

詳細

ルグラ・エ・アスは、コート・デ・ブランのグラン・クリュ村シュイィに本拠を構えるS.A.S.(société par actions simplifiée)形態のネゴシアン・メゾンで、法定代表者はジェローム・ルグラが務める。栽培から瓶詰めまでの全工程を訪問者に公開する透明性を経営の基本価値に据え、独立性を重んじる姿勢が随所に表れている。

自社畑の中核はシュイィの18ha・35区画で、全区画がシャルドネ。多くは東・北向きの緩やかな起伏地にあり、土壌はベレムナイト質の硬質チョーク層と、より古いクアドラータ層から成る。この堆積岩は体積の最大40%もの水分を蓄えられるため、乾燥期でもブドウ樹へ安定した湿度を届ける。区画ごとに異なる個性を活かし、年によっては最大5種のシュイィ単独キュヴェを作り分けるほど、畑の多様性を丁寧に読み解いている。

ヴィトリー=ル=フランソワ(Vitry-le-François)近郊、ペルトワ(Perthois)の丘陵地にも12haのシャルドネ畑を持つ。南東向きの緩斜面で、コート・デ・ブランよりやや大陸性の気候が強く出る土地柄だ。土壌はチョークと粘土の混合で水分保持力に優れる一方、シュイィより降水量が多く熟度の進みが早いため、収穫時期もシュイィより前倒しにする。

コート・デ・バールのレ・リセには6.5haのピノ・ノワール畑を構える。キンメリジャン期の石灰岩と泥灰の互層土壌は年による個性の振れ幅が大きいが、良年には赤い果実やラズベリーを思わせる香りを備えた上質なピノ・ノワールを産む。Intuitionのアッサンブラージュや、Roséの熟成に用いられる大切な要素だ。

収穫日は区画ごとの熟度判断を優先し、画一的なスケジュールに縛られない柔軟な運用を貫く。3つの畑がそれぞれ異なる気候・土壌条件を持つからこそ、こうした個別対応がアッサンブラージュの奥行きを支えている。

栽培データ
項目数値
シュイィ自社畑面積18ha(35区画)
ヴィトリー自社畑面積12ha
レ・リセ自社畑面積6.5ha
自社畑合計約36.5ha
買いブドウ比率(Intuition/Rosé)約25%
買いブドウ比率(Exigence)40〜50%
永続リザーブ運用開始1995年
ルヴリニー栽培家との協業歴27年

醸造方針

醸造面での代名詞は、1995年から絶やすことなく継ぎ足しているリザーブワインの永続ブレンド(グランド・レゼルヴ・ペルペチュエル)だ。毎年ごく一部を新酒に注ぎ足しながら循環させることで、単一ヴィンテージでは出せない厚みと一貫性をもたらす。

透明性を掲げる姿勢は醸造工程にも及び、ブドウの収穫から瓶詰めに至るまでの手順を訪問者にすべて公開する。独立系メゾンとしての自由度を活かし、区画ごとの熟度差を見極めながら収穫・仕込みの判断を下せることも、この方針を支える土台になっている。

原料調達

自社畑に加え、ルヴリニー(ヴァレ・ド・ラ・マルヌ・リヴ・ゴーシュ)の栽培家とは27年にわたり協業を続け、毎年ピノ・ムニエの供給を受けている。この買いブドウは、IntuitionおよびRoséのアッサンブラージュで全体の約25%を占め、Exigenceでは40〜50%に達する。

さらに優良年には、アイの生産者とワインを交換する「エシャンジュ・ド・ヴァン(échange de vins)」を行い、Exigence用に高品質なピノ・ノワールを確保する。これは単なる仕入れではなく、長年培われた栽培家同士の信頼関係を映す慣習でもある。

ラインナップ構成

ラインナップは、スタンダードのTraditionとRoséを土台に、Blanc de Blancsをエクストラ・ブリュット/通常キュヴェ/ミレジメ(単年収穫)の3タイプで展開する。上位レンジには複数のナンバーを持つExigence、通常とロゼを揃えるIntuitionがあり、さらにシュイィのグラン・クリュを前面に出したLes Sillons、Les Visions、L'évidenceといった単一畑キュヴェも揃う。畑ごとの個性を仕込み分けから瓶詰めまで丁寧に追いかける姿勢が、幅広いレンジの土台になっている。

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