Mareuil-sur-Aÿ / マルイユ=シュル=アイ
基本情報
| 地域圏(Région) | Grand Est |
| 県(Département) | Marne |
| 区(Arrondissement) | Épernay |
| 郵便番号 : | 51160 |
| 面積 : | 11.48 km2 |
| Coomune内の主要な地区 | |
| Aÿ, Bisseuil, | |
| 隣接するクリュ(Coomune) | |
| Chouilly, Plivot, Oiry, Avenay-Val-d'Or, Mutigny, Aÿ-Champagne, |
「Mareuil-sur-Aÿ」のぶどう畑
| テロワール | Vallée de la Marne - Grande Vallée de Marne |
| 格付け | 99% Premier Cru [?] |
| 栽培面積 | 294.3 ha |
| - Chardonnay | 25.6 ha (8.7%) |
| - Pinot Noir | 248.7 ha (84.5%) |
| - Pinot Meunier | 20 ha (6.8%) |
| - その他 | 0 ha (0%) |
特徴
テロワール
詳細
マルイユ=シュル=アイは、グランド・ヴァレ・ド・ラ・マルヌのほぼ中央に位置し、西隣のアイ=シャンパーニュと市街地が連続する村だ。マルヌ運河が南縁を走り、北側にはモンターニュ・ド・ランスの南麓の丘陵が迫る。2016年1月1日よりアイ=シャンパーニュ(コミューン・ヌーヴェル)内の委任コミューンに編入されたため、行政上はアイと一体化しているが、ぶどう栽培・醸造の文脈では独自のコミューンとして扱われ続けている。面積1148 ha、人口は約1200人(2013年)。2015年にユネスコ世界遺産「シャンパーニュの丘陵・メゾン・セラー」の構成資産のひとつに登録されている。
周辺コミューンとの位置関係は次のとおり。西がアイ=シャンパーニュ(グラン・クリュ)、北北西がミュティニー(プルミエ・クリュ)、北北東がアヴネ=ヴァル=ドール(プルミエ・クリュ)、東がビスイユ(プルミエ・クリュ)、南がオワリィ(グラン・クリュ)、南西がシュイィ(グラン・クリュ)と、グラン・クリュ村に三方を囲まれた立地にある。
テロワールの核心はチョーク質(ベレムナイト白亜)に覆われた南向き斜面にある。村東部の急峻な崖沿いの区画はとりわけ傾斜が鋭く、表土が薄いため根がチョーク層深くまで伸び、水はけと保水性のバランスが自然に保たれる。エシェル・デ・クリュ99%はプルミエ・クリュとしての最高評価であり、トキシエール=ミュトリーと並ぶ最上位に位置づけられる。栽培面積の約84%をピノ・ノワールが占めており、ピノ・ノワール主体のグラン・ヴァレとしてアイと対をなす個性を持つ。
村内には注目すべき単一畑(リュー・ディ)が複数存在する。なかでも最も名高いのがクロ・デ・ゴワス(Clos des Goisses)だ。マルヌ運河に面した急峻な南向き崖に広がる5.5 haの区画で、フィリポナが1935年に購入して以来モノポール(独占所有畑)として維持してきた。ピノ・ノワール約70%、シャルドネ約30%を植栽し、オーク樽熟成(40〜75%)によって複雑なアロマと高い熟成ポテンシャルを持つキュヴェを生む。1935年からほぼ毎ヴィンテージ継続生産されており、「シャンパーニュ最初のヴィニュロン指定シャンパン」とも称される。北端の区画「レ・サントル」(Les Cintres)は特別キュヴェとして単独リリースされることもある。
もうひとつの単一畑がクロ・サン=ティレール(Clos Saint-Hilaire)だ。ビルカール・サルモン本邸横のわずか1 haの区画で、もとは庭だったが1964年にピノ・ノワールを植樹。南南東向きのチョーク質土壌で育ったぶどうを100%使用し、1995年ヴィンテージより単独キュヴェ化された。年産3500〜7500本という希少性も相まって、世界的に高い評価を受けている。
- R. プイヨン(R. Pouillon et Fils)(RM):村内のリュー・ディ「レ・ブランシアン」(Les Blanchiens)および「シュマン・デュ・ボワ」(Chemin du Bois)を所有するグロワー。テロワールを前面に出したスタイルで国内外に支持者を持つ。
- Marc Hebrart(RM):ピノ・ノワール主体のリュー・ディ指定キュヴェで知られるグロワー。
- Montebello(RM):マレイユを拠点とする生産者。
- また、ビルカール・サルモン、アイ=シャンパーニュのボランジェ、ドゥーツ、クリュッグ、ルイ・ロデレール、マム、ペリエ・ジュエ、ヴーヴ・クリコ、アンリオ、ルクレール・ブリアンなど主要メゾンの多くがマルイユ=シュル=アイ内に自社畑を所有しており、村のぶどうがシャンパーニュ全体の品質基盤を担っていることがわかる。
歴史的背景として、鉄道が整備される以前はマルヌ運河がシャンパンのパリ輸送において不可欠な動脈だった。マルイユ=シュル=アイはその運河沿いに位置したため、出荷拠点として早くから重要性を持っていた。フィリポナはその前身を1522年に遡るとしており(キュヴェ名「1522」の由来)、現在の形でのマレイユへの移転は1912年。ビルカール・サルモンは1818年、ニコラ・フランソワ・ビルカールとエリザベート・サルモンの結婚を機に創業され、以来200年以上にわたりマレイユに本拠を置くファミリーメゾンとして歩み続けている。「アイは名声、マレイユは美酒」という言い伝えはこうした長い歴史の蓄積から生まれたものであり、グラン・クリュに格付けされることなく99%という評価にとどまりながらも、世界の目利きたちがここを特別視し続ける理由を端的に言い表している。
詳細を閉じる「Mareuil-sur-Aÿ」を拠点とするシャンパン銘柄
Billecart Salmonビルカール・サルモンNM
PhilipponnatフィリポナRM
R. Pouillon & FilsR.プイヨンRM
Marc Hebrartマーク・エブラールNM
Louis Armandルイ・アルマンRM
L. Benard PitoisL.ベナール・ピトワRM
Danteny Manginダンテニ・マンジャンRM
Leclaire Thiefaineルクレール・ティフェンヌ
MontebelloモンテベッロNM
Georges Clementジョルジュ・クレモンNM
de St Marceauxド・サン・マルソーNM
Henry de Valbertアンリ・ド・ヴァルベールNM
Wagner & Coワーグナー&コーRM
Antoine Bouvetアントワーヌ・ブーヴェNM
Marie Heleneマリー・エレーヌNM
Helene Charbautエレーヌ・シャルボー
Collard Milesiコラール・ミレシNM
Guy Charbautギィ・シャルボーNM
Bellermannベラマン
Abel Lepitreアベル・ルピトゥルRM
Herve Niceronエルベ・ニスロンRM
Lheureux Saintotルルー・サントRM
Guy Bouvetギィ・ブーヴェRM
Philippe Benardフィリップ・ベナールRC
ThiebertチバールRM
Laurent Benardローラン・ベナールND
G.WannerG.ワーナーNM
Charles-Le-Belシャルル・ル・ベル