Bisseuil / ビスイユ
基本情報
| 地域圏(Région) | Grand Est |
| 県(Département) | Marne |
| 区(Arrondissement) | Épernay |
| 郵便番号 : | 51150 |
| 面積 : | 10.03 km2 |
| Coomune内の主要な地区 | |
| Aÿ, Mareuil-sur-Aÿ, | |
| 隣接するクリュ(Coomune) | |
| Plivot, Avenay-Val-d'Or, Fontaine-sur-Ay, Tours-sur-Marne, Aÿ-Champagne, Val de Livre, |
「Bisseuil」のぶどう畑
| テロワール | Vallée de la Marne - Grande Vallée de Marne |
| 格付け | 95% Premier Cru [?] |
| 栽培面積 | 125.4 ha |
| - Chardonnay | 82.3 ha (65.6%) |
| - Pinot Noir | 35.9 ha (28.6%) |
| - Pinot Meunier | 6.9 ha (5.5%) |
| - その他 | 0.3 ha (0.2%) |
特徴
テロワール
詳細
ビスイユはアイ=シャンパーニュのサブコミューンとして知られるプルミエ・クリュです。マルヌ川と側方運河(canal latéral à la Marne)沿いに位置し、西にマルイユ=シュル=アイ、東にトゥール=シュル=マルヌというグランド・ヴァレを代表する村々に挟まれています。北西にはアヴネ=ヴァル=ドール、北にはフォンテーヌ=シュル=アイが隣接し、グランド・ヴァレとモンターニュ・ド・ランスの結節点にあたる地理的条件を持ちます。
2016年1月1日、ビスイユはアイおよびマルイユ=シュル=アイと統合し、アイ=シャンパーニュという新しいコミューン(commune nouvelle)を形成しました。合体後の面積は3,194 ha、人口は5,741人に上り、市役所はアイに置かれています。住民はかつてBissotiers/Bissotièresと呼ばれ、統合以前のコミューン面積は1,003 ha、人口は645人(2013年)でした。
ぶどう畑はコミューン北部の緩やかな南向き斜面に集中しています。グランド・ヴァレの諸村の中でシャルドネの比率がピノ・ノワールを上回る唯一の村であり、全栽培面積125 haのうち82 haをシャルドネが占めます。この構成は斜面の傾斜、土壌の微差、そして長年の栽培慣行の結果と考えられており、ヴァレ・ド・ラ・マルヌ全体のピノ主体というイメージを塗り替える存在です。
ゴネ・メドヴィル(Gonet-Médeville)はビスイユを代表するグロワーのひとつです。ル・メニル=シュル=オジェ、アンボネイ、マルイユ=シュル=アイなど8村に計12 haを所有し、ビスイユではデシュルシェーヌとピルエットの区画を持ちます。ボルドーのサントネ産シャトー・ジレットも所有する同族グループが2000年にシャンパーニュへ進出した経緯を持ち、キュヴェ・テオフィル(ル・メニル産シャルドネ60%+アンボネイ産ピノ・ノワール40%)や、アンボネイ産ピノ・ノワール100%を樽発酵で仕上げたラ・グラン・リュエルが代表作です。
ボーシェ・ペール・エ・フィス(Bauchet Père & Fils)はビスイユとグローヴに約9 ha、コート・デ・バール5村にさらに25 haを持ち、合計34 haという Recoltant-Manipulant(グロワー)としては異例の規模を誇ります。クロ・バボ(Clos Babot)という社名でも知られ、ピノ・ノワール75%・シャルドネ25%のヴィンテージ「メモワール」と、100%シャルドネのブラン・ド・ブラン「サン=ニケーズ」の2本のヴィンテージ・シャンパンを核に据えています。
- アルベール・ド・ミリー(Albert De Milly):ネゴシアン・マニピュラン(NM)。約15 haの畑を持ち、ピノ・ノワール50%・ピノ・ムニエ30%・シャルドネ20%というビスイユのシャルドネ優位とは異なるブレンド構成で独自スタイルを展開。
- ボランジェ:グランド・ヴァレにおける一大勢力として知られる大メゾンで、ビスイユ内にも自社畑を持ちます。ビスイユのぶどうが世界的なメゾンのアッサンブラージュに組み込まれているという事実は、この村のテロワールの信頼性を物語っています。
ビスイユという地名の由来は定かではありませんが、住民呼称「ビソティエ(Bissotiers)」は中世から続く農村共同体の記憶を今に伝えています。グランド・ヴァレの中でも比較的知名度が低く、アイやマルイユ=シュル=アイの影に隠れがちな存在でしたが、2016年のアイ=シャンパーニュへの統合以降、その名は行政上の地図から消えながらも、ぶどう栽培の現場では独自のテロワールを持つ区画として重要性を保ち続けています。シャルドネ主体という特異な品種構成と、モンターニュとヴァレの境界に位置する地理的特殊性が、グロワーたちをこの地に引き付けてきた理由でしょう。
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