Montagne de Reims / モンターニュ・ド・ランス

モンターニュ・ド・ランスは単純に和訳すれば「ランスの山」ですが、上が平坦な標高300メートルに満たない高台状の丘で、この丘陵を含むシャンパーニュ地方の北部がモンターニュ・ド・ランスと呼ばれさらにいくつかの地区に分類されます。 丘陵の東側、ランス市とエペルネの町を結ぶようにゆるく円弧を描いた斜面に広がるのが素晴らしいワインを生む葡萄栽培地グランド・モンターニュ・ド・ランス地区、ここには南、東、北東を向く畑があり、南向きのエリアにはシャンパーニュ随一のピノ・ノワールを産出するブージィ村とアンボネイ村があります。 丘陵の北西につながるラ・プティット・モンターニュ・ド・ランス地区に12のプルミエ・クリュがあり、さらに西側に流れるラドル川沿いの[ヴァレ・ド・ラドル]地区、丘陵の北に流れるヴェスル川沿いにランスを含むヴァレ・ド・ラ・ヴェスル地区、さらに北に広がるサン・ティエリー山地にシャンパーニュ地方最北端のブドウ畑のエリアとなるマッシフ・デ・サン・ティエリー地区、ランスの東にある森に覆われた丘周辺のモン・ド・ベル地区に分けられます。