目次
Krug
クリュッグ
基本情報
| 地区 | Montagne de Reims / モンターニュ・ド・ランス - Vallée de la Vesle / ヴァレ・ド・ラ・ヴェスル |
| 村 | 51100 Reims / ランス |
| 所在地 | 5 Rue Coquebert, 51051 Reims (Google Maps) |
| 公式サイト | https://www.krug.com/ |
| SNS | @krug@krugchampagnekrugKRUGChampagnekrug-champagne@krugoli |
| Tel | +33 (0)3 26 84 44 20, +33 (0)3 26 84 44 49(fax) |
| 設立 | 1843 |
| 製造業者種別 | NM |
| インポーター | MHD ディアジオ モエ ヘネシー株式会社 |
| 生産者表記 | KRUG S.A., CHAMPAGNE KRUG |
| 資本グループ | LVMH Moët Hennessy Louis Vuitton 傘下 |
代表キュヴェ
淡いゴールドのドレスをまとい、きめ細かな気泡が静かに立ち昇る。香りは満開の花と熟した果実から始まり、やがてマジパンやジンジャーブレッドのほろ甘い温もり、トーストやヘーゼルナッツの香ばしさ、そして蜂蜜やブリオッシュの豊かなコクへと広がっていく。口に含めば、ヌガーや大麦糖のやさしい甘みと柑橘のみずみずしさが溶け合い、アーモンドのほのかなコクが長い余韻へと続く。ふくよかで力強く、しかし清々しく優雅。フィネスと深みを兼ね備えた、唯一無二の一杯だ。
グラスに注ぐと、輝きを帯びたゴールドの色合いが目に飛び込んでくる。香りは、フレッシュなレモンやグレープフルーツの柑橘感から始まり、やがてアプリコットやパイナップルのような蜜やかな果実、ブリオッシュやマドレーヌの焼き菓子、ハチミツ、プラリネ、そしてチョークやフリントを想わせるミネラルへと幾重にも広がっていく。口に含めば、張りのある酸とシルキーなテクスチャーが共存し、骨格のしっかりとした豊かな厚みを感じる。余韻には甘やかなジンジャーのニュアンスが長く尾を引き、メニル・シュール・オジェの白亜土壌が刻み込んだチョーキーなミネラルが静かに締めくくる。単一畑・単一品種・単一年という純粋主義が生む、シャンパーニュの究極形。
最新ニュース・関連情報
2026-07-24 クリュッグは東南アジアのトップシェフ9名を招集し最新のグラン・キュヴェを地域初披露
2026-05-08 KRUG×ミシュラン二つ星・西田シェフ 8席限定割烹ディナー
2026-03-31 クリュッグは3つ目のクロ・ラベルの開発に取り組んでいる
2026-03-12 クリュッグ 2013、12年以上熟成を経て4月発売
商品更新情報
2026-09-16 22:08:23 ヴィンテージの商品情報を更新しました。
2026-09-16 21:53:23 ヴィンテージの商品情報を更新しました。
特徴・スタイル
歴史・ブランドストーリー
詳細
1970年まで、メゾンは自社畑を持たず、契約する栽培家が育てたブドウでワインを造ってきました。1970年から1972年にかけて100%格付けの畑26.74haを取得しましたが、それでも自社畑からまかなえるのは全体の約40%にとどまります。残りは長い付き合いのある栽培家から届きます。最も古い契約は1876年にさかのぼり、契約はすべて区画単位でのワイン生産に結びついています。「セルクル・デ・ヴィニュロン・クリュッグ」と名づけられた生産者サークルには約100人が名を連ね、機械での耕起ができない一部の区画を除き、全員がサステナブル認証を取得しています。
自社畑のうち2つは、石壁に囲まれた単一区画です。ル・メニル=シュル=オジェ村の中心にあるクロ・デュ・メニルは1.84ha。壁が築かれたのは1698年で、その碑文が今も残ります。植えられているのはシャルドネだけです。もう一方のクロ・ダンボネは、アンボネイ村のはずれ、モンターニュ・ド・ランスの南東斜面に開けた0.68haで、1766年から続く保護壁に守られ、ピノ・ノワールだけが植わります。区画ごとに個性を見極めるという方針が、こうした畑の持ち方にもあらわれています。
| 自社畑面積 | 26.74ha(1970〜1972年取得) |
|---|---|
| 自給率 | 約40% |
| クロ・デュ・メニル | 1.84ha(ル・メニル=シュル=オジェ/シャルドネ) |
| クロ・ダンボネ | 0.68ha(アンボネイ/ピノ・ノワール) |
| 提携する栽培家 | 約100人 |
| 最も古い契約 | 1876年 |
| 一次発酵用の樽 | 平均35年の古樽 |
| 年間のテイスティング | 約400種・約5,000ノート |
醸造方針
一次発酵は、すべてオークの小樽で行います。用いるのは平均35年を経た古樽で、樽の風味がワインに移らないものが選ばれています。低温でゆっくりと進む発酵を終えたワインは、ステンレス製の小型タンクへ移され、澱とともに保管されます。マロラクティック発酵は誘発せず、清澄は重力による自然な沈降にゆだね、澱引きは手作業で行い、フィルターは通しません。ドサージュもごく控えめです。
区画ごとに収穫し、区画ごとに仕込むため、蔵にはその年のワインが数十種類並びます。ブレンドを決めるまで互いに混ざることはなく、一つの区画から生まれた一つのワインとして最後まで扱われます。この積み重ねが、複数年にまたがるリザーヴワインの蓄えを支えています。
収穫からの半年間、テイスティング委員会が毎朝顔をそろえます。1日15種、期間を通じて約400種類のワインを試し、およそ5,000のテイスティングノートを書き残したうえで、その年のブレンドが決まります。看板となるグランド・キュヴェには40種を超えるワインが使われ、そこへ6〜10年を経たリザーヴワインが重ねられます。単一の収穫年に縛られないこの組み立て方から、グランド・キュヴェは「マルチ・ヴィンテージ」と呼ばれます。瓶詰め後の熟成も長く、マグナムやジェロボアムといった大瓶は、通常のボトルよりさらに1〜2年長くセラーに置かれます。
メゾンを率いる人々
現在メゾンを率いるのは、創業家6代目にあたるオリヴィエ・クリュッグです。ワイン造りの責任者を務めるのは創業家出身ではないジュリー・カヴィルで、長く最高醸造責任者を務めたエリック・ルベルは現在副代表の任にあります。栽培部門にはブドウ栽培とワインの管理を担うマネージャー、契約する栽培家に伴走する栽培の専門家が置かれ、畑と蔵の両側から区画ごとの個性を見極める体制が敷かれています。
評価と認証
1903年、シャンパーニュのメゾンとして初めて英国王室御用達を拝命しました。フランス大統領邸エリゼ宮での公式使用実績もあります。品質と環境に関わる認証も早くから整えており、2004年以降、環境管理のISO14001、食品安全のISO22000とFSSC、エネルギー管理のISO50001、品質のISO9001を順次取得しました。2024年にアンボネイ村の中心で稼働を始めた新しいワイナリー「ジョゼフ」は、水の使用量を50%削減し、廃棄物を分別してエネルギーへ再利用する設計です。環境高品質(HEQ)認定では最上位の評価を得ています。
詳細を閉じるキュヴェ一覧
Grande Cuvée / グラン・キュヴェ
毎年の気候を超え、20年の歳月が生む至高のノン・ヴィンテージ。クリュッグが誇る、オーク樽熟成と膨大なリザーブワインの融合が生み出す複雑美。
Rosé / ロゼ
果皮浸漬したピノ・ノワールと、樽仕込みを貫くクリュッグ独自の製法が織りなす、1983年生まれのロゼの気品
Vintage / ヴィンテージ
卓越した収穫年にのみ生まれる、クリュッグが贈る一度限りの傑作。その年の個性を刻んだ、時を超える美の結晶。
Collection / コレクション
理想のセラーで15〜25年以上、熟成という名の「第二の人生」を迎えた単一ヴィンテージだけが名乗る称号
Clos du Mesnil / クロ・デュ・メニル
石垣が守る1.8haの奇跡——シャルドネ純粋主義の、揺るぎなき頂点
Clos d'Ambonnay / クロ・ダンボネ
1766年からの石壁に守られたアンボネ0.68ha、単一区画・単一品種で紡ぐクリュッグ随一の稀少表現