Paul Déthune / ポール・デテュンヌは、フランス北東部のシャンパーニュ地方で生産されるシャンパン(発泡性ワイン)の銘柄、Ambonnayを本拠とするRM / レコルタン・マニピュラン、いわゆる栽培醸造家の銘柄で、自社でブドウを育て、そのブドウでシャンパンを生産しています。
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目次

Paul Déthune / ポール・デテュンヌ

Paul Déthune

ポール・デテュンヌ

ポール・デテュンヌは、1610年から続くヴィニュロン一族がアンボネイ村のみでシャンパーニュを造り続けるレコルタン・マニピュランです。全区画グラン・クリュの自社畑から、ピノ・ノワールとシャルドネが調和する気品あるシャンパーニュを、丁寧な木樽仕込みで生み出しています。

基本情報

地区Montagne de Reims / モンターニュ・ド・ランス
- Grande Montagne de Reims / グランド・モンターニュ・ド・ランス
村51150 Ambonnay / アンボネイ [Grand Cru]
所在地2 rue du Moulin, 51150 Ambonnay (Google Maps)
公式サイトhttps://www.champagne-dethune.fr/
SNS@champagnepauldethune
Tel+33 (0)3 26 57 01 88, +33 (0)3 26 57 09 31(fax)
設立1890
製造業者種別RM
インポーターエノテカ株式会社
生産者表記E.A.R.L. PAUL DÉTHUNE, EARL CHAMPAGNE PAUL DÉTHUNE

商品更新情報

特徴・スタイル

ポール・デテュンヌのシャンパーニュは、アンボネイ村のグラン・クリュ区画だけで育つピノ・ノワールとシャルドネが溶け合う、力強さと繊細さを併せ持つ味わいが持ち味である。シャンパーニュ産オークの小樽とフードルによる木樽仕込みが個性の核となっており、まるで木の温もりをそのままグラスに閉じ込めたような、奥行きのある芳醇さが感じられる。中でもロゼ・グラン・クリュは、アンボネイという土地ならではの華やぎを映すスペシャリテとして親しまれている。

歴史・ブランドストーリー

ポール・デテュンヌの物語は、1610年にアンボネイ村で始まったヴィニュロン一族の歴史そのものである。曽祖父レオン、祖父アンリ、父ポールと受け継がれてきた仕事を、当主ピエールは幼い頃から父とともに畑を歩きながら学んだ。草生栽培が心地よく広がるアンボネイの畑の中で、ピエールは自分自身の道を見出していった。 現在、メゾンを率いるのはピエールと妻ソフィーである。二人は、先人たちの勇気によって築かれた土地と文化の遺産を受け継いだという自覚を強く持ち、それを大切に守り続けている。レコルタン・マニピュラン、そしてヴィニュロン・アンデパンダンという厳格な仕事を、持続可能な発展への地道な取り組みとともに実践し、自らを永続的な遺産の世代的な継承者と位置づけている。 品質と、環境・人への敬意を大切にしながら、夫妻は100%グラン・クリュの10種のシャンパーニュからなるレンジを造り上げてきた。1990年以降は醸造設備の充実にも継続的に取り組み、伝統を守りながら現代的な設備を整えることで、アンボネイならではの味わいを追求し続けている。

詳細

アンボネイ村は、シャンパーニュ地方でグラン・クリュ格付けを持つ17村のひとつであり、ポール・デテュンヌは1610年からこの村だけで栽培と醸造を続けてきた。自社畑はすべてこの村に集中し、区画は例外なくグラン・クリュに格付けされている。畑では巣箱を設置してミツバチの再導入を進めるほか、有機肥料の利用や耕起、畑の周辺路における草生栽培など、土壌と生態系を尊重した栽培方針を貫いている。

こうした取り組みの延長として、2019年には自社畑の有機転換を決定し、2020年からはドメーヌ全体で本格的な転換に入った。品質だけでなく環境や人への敬意を重視する姿勢は、畑仕事の細部にまで貫かれている。

ピエールと妻ソフィーは、先人たちの勇気から生まれた土地と文化の遺産を受け継いだという自覚のもと、品質と環境・人への敬意を大切にしながら、100%グラン・クリュのブドウから10種のシャンパーニュを造り上げている。経営体制はE.A.R.L.(有限責任農業経営会社)としてまとめられており、夫妻にとってシャンパーニュとは、希望を映すワインである。

栽培データ
自社畑面積約7ha
品種構成シャルドネ約2ha、ピノ・ノワール約5ha
平均樹齢35年
グラン・クリュ比率100%

醸造方針

ポール・デテュンヌの醸造を特徴づけているのが、木樽を用いた仕込みである。シャンパーニュ産オークの小樽(205L)を90樽保有し、いずれも新品で購入したのちに自社で熟成させている。これに加えて、温度管理された32〜34hLのフランス産オーク大樽(フードル)を5基備え、アッサンブラージュの際にはフードルで熟成させたリザーヴワインも用いられる。

熟成方法はキュヴェの格によって使い分けられており、スタンダード・キュヴェはステンレスタンクで、ミレジメ以上の上級キュヴェはすべてオーク樽で熟成される。1990年以降、メゾンはこうした醸造設備の充実を継続的に進めてきた。

こうした木樽での醸造は、1990年代からメゾンが継続的に取り組んできた設備投資の集大成であり、ヴィンテージやアッサンブラージュを問わず、アンボネイのテロワールを丁寧に映し出す土台となっている。

認証・環境への取り組み

ポール・デテュンヌは、環境負荷の低減にも早くから取り組んできた。2013年にHVE(Haute Valeur Environnementale、高い環境価値の認証制度)を取得し、2016年にはVDC(Viticulture Durable en Champagne、シャンパーニュ地方の持続可能なブドウ栽培認証)を取得した。さらに2022年10月にはAB(Agriculture Biologique、有機農業認証)も取得し、ヴィーガン認証も得ている。

エネルギー面でも先進的な取り組みを進めている。2014年に自家発電を導入し、当時の消費電力の20%を賄うことでシャンパーニュ地方の先駆けとなった。2020年には太陽光パネルを新たに設置し、消費電力の100%相当を自家発電で賄う体制を整えたほか、敷地内にはEV・ハイブリッド車向けの充電スポットも設置している。

こうした認証の取得は、畑仕事から醸造、そして経営そのものに至るまで、持続可能性を軸に据えてきたメゾンの姿勢を裏づけている。

評価

Wine Advocateは、アンボネイのブドウ畑から素晴らしいシャンパーニュを生み出しているメゾンとして評価している。英国のインポーターも、伝統を賢く取り入れながら躍動感と芳醇さに満ちたワインを生み出していると評しており、アンボネイという土地の個性を的確に表現した造り手として国際的な評価を集めている。

CellarTrackerに集まる愛好家からのコミュニティレビューでも平均して高い評価が付けられており、専門家だけでなく実際に飲んだ人々からも支持されている造り手であることがうかがえる。

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