Hélène Charbaut / エレーヌ・シャルボーは、フランス北東部のシャンパーニュ地方で生産されるシャンパン(発泡性ワイン)の銘柄、Mareuil-sur-Aÿを本拠とするNM / ネゴシアン・マニピュランの銘柄です。
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目次

Hélène Charbaut / エレーヌ・シャルボー

Hélène Charbaut

エレーヌ・シャルボー

エレーヌ・シャルボーは、マルイユ=シュル=アイの実家の畑から自身名義の区画を切り出し、2020年に始動した新進ブランドです。単一区画・単一品種を貫くパーセレール方式で、ビスイユをはじめとする個性豊かなテロワールをありのままに表現し、2024年のデビュー以来注目を集めています。

基本情報

地区Vallée de la Marne / ヴァレ・ド・ラ・マルヌ
- Grande Vallée de Marne / グランド・ヴァレ・ド・ラ・マルヌ
Aÿ-Champagne / アイ=シャンパーニュ
- 51160 Mareuil-sur-Aÿ / マルイユ=シュル=アイ [Premier Cru]
所在地-
公式サイト-
SNS@helenecharbaut
設立2020
製造業者種別NM
インポーターヴィヴィット
生産者表記SARL CHAMPAGNE GUY CHARBAUT
関連銘柄familygroup

商品更新情報

特徴・スタイル

エレーヌが目指すのは、単一区画・単一品種ごとの個性を最大限に引き出すパーセレール的なスタイルです。木樽での醸造・熟成を基本とし、清澄・濾過を行わずに素材そのものの表情を瓶に閉じ込めます。 伝統的な家業の造りとは意図的に一線を画し、ナチュラルワインにも通じるアプローチで、ビスイユをはじめとする各区画が持つ土壌や樹齢の違いをダイレクトに映し出す味わいを志向しています。ドサージュも控えめに設定され、果実の輪郭がくっきりと立ち上がる骨太な味わいに仕上がります。

歴史・ブランドストーリー

シャルボー家がマルイユ=シュル=アイでブドウ栽培を営むのは、祖父の代から数えて4代目にあたります。エレーヌは1992年生まれ。ディジョンのビジネススクールでワインとスピリッツのダブルディグリーを取得したのち、オーストラリアとニュージーランドで1年を過ごし、帰仏後はブルゴーニュのブシャール・ペール・エ・フィスでマーケティングを、シャンパーニュのルクレール・ブリアンで研鑽を積みました。さらにアヴィーズのリセ・ヴィティコールで醸造のBTSを取得し、ペウ・シモネでのインターンシップも経験しています。 当初は弟が家業を継ぐ想定でしたが、エレーヌが先に実家の畑の一部区画を自身の名義で切り出す案を持ちかけ、両親との協議の末、家業とは別建ての独立プロジェクトとして2020年に始動しました。2024年に初リリースを迎えると各キュヴェが即完売する状態が続き、ヨーロッパを中心に複数国で早くも流通しています。

詳細

エレーヌ名義の畑は、マルイユ=シュル=アイ、アヴネ=ヴァル=ドール、そして主軸となるプルミエ・クリュ村ビスイユの3か所に分かれ、その多くが1960年代植樹の古樹です。なかでもビスイユは、ヴァレ・ド・ラ・マルヌ、モンターニュ・ド・ランス、コート・デ・ブランの結節点にあたる特異な立地とされ、白亜質の基盤を粘土質の土壌が覆う構造を持ちます。畑の一角は、同系統のテロワールを持つ著名な単一畑に近接しており、ビスイユという土地の特異性を裏付けています。家業全体では周辺に約20haの畑を有しており、エレーヌ名義の区画はその一部を家族の合意で切り出したものです。

栽培は有機農法を基本とし、病害リスクの低い年には有機認証に相当する管理を行うほか、月の満ち欠けに沿った作業やビオディナミ的な調剤の一部手法も取り入れています。収穫後の畑には羊を放牧して除草と施肥を兼ねる試みを続けており、これは近隣の生産者を巻き込んだ共同の放牧グループへと発展しました。カバークロップの導入も試験段階にあります。

栽培・生産データ
自社畑面積(エレーヌ名義)約2.71ha
内訳ビスイユ1.96ha、マルイユ=シュル=アイ0.50ha、アヴネ=ヴァル=ドール0.25ha
初収穫量約3,000本相当
樽熟成期間9か月以上
ブレンドキュヴェ瓶熟期間24か月以上
単一区画キュヴェ瓶熟期間36か月以上

醸造方針

エレーヌ自身の名義区画では、栽培からブレンド設計までを一貫して手がけています。収穫したブドウは直接圧搾し、周囲環境に存在する自然の酵母のみで発酵させます。新樽を使用しない木樽で醸造し、9か月以上の樽熟成を経て、清澄・濾過を行わずに瓶詰めするのが特徴です。マロラクティック発酵も人為的に誘導せず自然に委ね、二酸化硫黄の添加は圧搾時と一次熟成時のみに最小限とどめています。現在の商品レンジは、シャルドネ・ピノ・ノワール・ムニエそれぞれの単一品種キュヴェと、3品種をブレンドしたエントリーキュヴェで構成され、区画と品種ごとの個性を描き分けています。複数品種をブレンドするキュヴェは瓶熟24か月以上、単一区画・単一品種のキュヴェは瓶熟36か月以上を経てリリースされます。セラーはビスイユのドメーヌ内にあり、地下セラーの一部を近隣の生産者と共同で使用しています。

評価・海外展開

2024年のデビュー以来、海外の複数のインポーターや専門店から選定を受け、各リリースが早期に完売する状態が続いています。ヨーロッパを中心に流通が広がりつつあり、少量生産ながら国際的な注目を集める新進ブランドです。

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