Georges Clément / ジョルジュ・クレモンは、フランス北東部のシャンパーニュ地方で生産されるシャンパン(発泡性ワイン)の銘柄、Mareuil-sur-Aÿを本拠とするNM / ネゴシアン・マニピュランの銘柄です。
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目次

Georges Clément / ジョルジュ・クレモン

Georges Clément

ジョルジュ・クレモン

ジョルジュ・クレモンは、1957年創業のミュティニーの畑とネゴシアン事業を、当主ジョルジュ・ルルー氏が引き継ぎ、自身の祖父2人の名を冠して生まれ変わらせたブランドです。マルイユ=シュル=アイの石灰岩セラーで、黒ブドウ主体の骨太な味わいを育みます。

基本情報

地区Vallée de la Marne / ヴァレ・ド・ラ・マルヌ
- Grande Vallée de Marne / グランド・ヴァレ・ド・ラ・マルヌ
Aÿ-Champagne / アイ=シャンパーニュ
- 51160 Mareuil-sur-Aÿ / マルイユ=シュル=アイ [Premier Cru]
所在地Manoir de Montflambert, 51160 Mutigny (Google Maps)
公式サイトhttps://www.champagne-georgesclement.fr/
Mailcontact@champagne-georgesclement.fr
Tel+33 (0)3 26 52 33 21, +33 (0)3 26 59 71 08(fax)
製造業者種別NM
生産者表記GEORGES CLÉMENT

商品更新情報

特徴・スタイル

ジョルジュ・クレモンのスタイルは、黒ブドウを主役に据えた骨格のしっかりした味わいが軸です。基幹キュヴェはピノ・ノワールとピノ・ムニエを中心に配合され、ロゼではピノ・ノワールの比率がさらに高まり、果実味の豊かなふくよかな口当たりを生み出します。一方でシャルドネ100%のブラン・ド・ブランも手がけ、平均樹齢27年の区画から、繊細で伸びやかな酸を引き出しています。 畑では減農薬を基本としたリュット・レゾネ的な栽培を実践し、自然な果実の個性を大切にしています。

歴史・ブランドストーリー

物語は1957年、ルルー=サントー夫妻がミュティニーで畑とネゴシアン事業を興したことに始まります。プルミエ・クリュに位置するこの村で、一族は畑仕事とワイン造りを一体のものとして育んできました。 転機は1996年、当主ジョルジュ・ルルー氏が経営を継承した時に訪れます。氏は自身の2人の祖父、ジョルジュとクレモンの名を組み合わせ、「ジョルジュ・クレモン」というブランドを新たに立ち上げました。祖父たちへの敬意を刻んだこの名は、一族の歴史を受け継ぐ決意の表れでもあります。 醸造・熟成の拠点はマルイユ=シュル=アイの自社セラーに置かれ、2006年には最新世代のプレス機を導入するなど、伝統を守りながらも設備投資を惜しまない姿勢を貫いています。

詳細

ジョルジュ・クレモンは、自社畑を持ちながらもブドウの買い付けを組み合わせて醸造を手がけるネゴシアン・マニピュラン(NM)です。自社畑で育てたブドウに加え、信頼できる契約栽培者から仕入れたブドウも組み合わせることで、レンジ全体で安定した品質とスタイルを実現しています。運営会社はSAS Champagne Georges Clémentで、登記上の所在地はグランド・ヴァレ・ド・ラ・マルヌのプルミエ・クリュの村、ミュティニーに置かれています。一方で、実際の醸造・熟成が行われるのはマルイユ=シュル=アイの自社セラーであり、書類上の本拠地と、ワインが実際に生まれる現場が異なる点は、このメゾンならではの成り立ちを物語っています。1957年の創業以来、一貫して家族経営の精神を保ちながら事業を営んできました。

自社畑は約8ha(2011年時点)で、単一の村に集中するのではなく、アイ、マルイユ=シュル=アイ、ミュティニーというグランド・ヴァレ・ド・ラ・マルヌの核となる3村に加え、アヴネ=ヴァル=ドール、ビスイユ、オーヴィレール、コート・デ・ブランのル・メニル=シュル=オジェ、モンターニュ・ド・ランス寄りのトキシエール=ミュトリーとヴェルジィと、計9つの村に区画を点在させています。グランド・ヴァレ・ド・ラ・マルヌは黒ブドウの銘醸地として知られ、この地域を拠点に持つことは、メゾンの骨太な味わいの土台となっています。この分散した区画構成により、単一のテロワールに依存せず、さまざまな個性を持つブドウを組み合わせることが可能になっています。栽培品種はシャルドネ、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエの3種で、収穫はすべて手摘みで行われ、機械に頼らない丁寧な果実選別が徹底されています。

栽培面では、化学農薬の使用を抑えた「リュット・レゾネ(démarche culturale raisonnée)」的なアプローチを基本方針としています。加えて、一部の区画ではEcocertによる有機農法認証を取得した区画もあり、環境に配慮したブドウ栽培への取り組みが徐々に広がっています。

栽培データ
自社畑面積約8ha(2011年時点)
畑保有村数9村
ブラン・ド・ブラン平均樹齢27年
トラディション ピノ・ノワール比率55%
プルミエ・クリュ ピノ・ノワール比率55%
ロゼ ピノ・ノワール比率90%
セラー深度20m

醸造方針

醸造工程では2006年に導入した最新世代のプレス機を用い、時間をかけたゆるやかな圧搾でブドウ本来の繊細な果汁を引き出しています。一次発酵は温度管理されたタンクで低温発酵させ、品種や区画ごとの個性を丁寧に見極めながら仕込みを行います。

味わいの土台となるリザーヴワインは一貫した品質を保てるよう継続的に保管され、ヴィンテージ間のばらつきを抑える役割を担っています。仕込まれたワインは、マルイユ=シュル=アイの地下20mに広がる石灰岩層のセラーで静かに熟成を重ね、骨格のしっかりとした、奥行きのある味わいへと育っていきます。

こうした緻密な管理は、単一のヴィンテージに頼らず、毎年安定したスタイルをレンジ全体で表現するための土台になっています。ブドウ由来の果実味と、時間をかけた熟成がもたらす複雑さを両立させることが、ジョルジュ・クレモンが目指す味わいの方向性です。

評価

Guide Hachette des Vins では、2007年版・2011年版と複数回にわたって掲載され、2011年版では星付きの評価を獲得しました。国内の主要な試飲ガイドから継続的な評価を受けていることは、レギュラーラインの安定した品質を裏づけています。Guide Hachette des Vins はフランス国内で権威を持つワインガイドのひとつで、そこに複数年にわたって取り上げられていることは、メゾンの評価が一過性のものではないことを示しています。こうした評価は、メゾンが積み重ねてきた技術と経験の証といえるでしょう。

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