目次
Montebello
モンテベッロ
基本情報
| 地区 | Vallée de la Marne / ヴァレ・ド・ラ・マルヌ - Grande Vallée de Marne / グランド・ヴァレ・ド・ラ・マルヌ |
| 村 | Aÿ-Champagne / アイ=シャンパーニュ - 51160 Mareuil-sur-Aÿ / マルイユ=シュル=アイ [Premier Cru] |
| 所在地 | Rue Sadi Carnot, 51160 Mareuil-sur-Aÿ (Google Maps) |
| 公式サイト | - |
商品更新情報
詳細
城館シャトー・ド・マルイユは1765年、トマ・ド・ドマンジュヴィルが妻のために建てさせたもので、設計はシュヴォテおよびショサールが手がけ、ルイ15世様式に赤煉瓦の装飾を加えた瀟洒な建物です。1788年には家族間の不和から売却され、のちにオルレアン公フィリップ・エガリテの所有となりましたが、同公は1793年に処刑されています。1830年、マレシャル・ランヌの長男でモンテベロ公の称号を持つナポレオン=オーギュストが、シャンパーニュ地方に広がる約100haのぶどう畑を伴う所領ごとこの城館を買い取りました。
沿革
1834年、モンテベロ公は弟のアルフレッド(初代モンテベロ伯)、ギュスターヴ(モンテベロ将軍男爵)とともに、シャンパーニュ・メゾン「アルフレッド・ド・モンテベロ」を創設します。恐慌や戦争を乗り越えて事業を存続させ、19世紀には風刺紙の戯画に取り上げられるほど知られた存在になりました。
1929年前後、所領と城館はランス出身の若きルネ・シャユーの手に渡ります。シャユーは第二次世界大戦下でシャンパーニュ・メゾン協会の会長を務め、業界団体CIVCの創設を主導した人物です。1969年に後継者を残さず世を去ると、腹心のジャン=ミシェル・デュセリエが事業を引き継ぎ、20年にわたり業界団体の要職を歴任しました。この時期、シャトー・ド・マルイユはシャンパーニュ地方の生産者団体・メゾン団体の首脳が協議する場としての役割も担っています。
2000年、デュセリエの相続人からジャン=ジャック・フレイが城館を取得しました。2005年には、フレイ家が保有していた別のシャンパーニュブランドの資産を大手メゾンへ譲渡し、その資金で地元マルイユ=シュル=アイの別メゾンの資本の一部を取得しています。この一連の再編を経てもなお、城館と自社畑23haはフレイ家の手元に残されました。
現在の状況
現在、城館を所有する法人の主な活動区分はワイン製造ではなく不動産の賃貸・管理となっており、かつての醸造施設は私的な催事会場として利用されています。フランス国内外を通じて商業的な流通は確認されておらず、ブランドとしては事実上の休眠状態にあります。フレイ家はシャンパーニュ地方に自社畑を保有し続けており、フランス各地でワイン事業を営んでいます。
一帯は2015年、世界遺産「シャンパーニュの丘陵・メゾン・カーヴ」の構成資産として登録されました。シャトー・ド・マルイユも200年以上にわたる歴史の証人として、その一角に位置しています。
詳細を閉じる