Tauxières-Mutry / トキシエール=ミュトリー
基本情報
| 地域圏(Région) | Grand Est |
| 県(Département) | Marne |
| 区(Arrondissement) | Épernay |
| 郵便番号 : | 51150 |
| 面積 : | 10.17 km2 |
| Coomune内の主要な地区 | |
| Louvois, | |
| 隣接するクリュ(Coomune) | |
| Ville-en-Selve, Bouzy, Fontaine-sur-Ay, Tours-sur-Marne, Aÿ-Champagne, Val de Livre, |
「Tauxières-Mutry」のぶどう畑
| テロワール | Montagne de Reims - Grande Montagne de Reims |
| 格付け | 99% Premier Cru [?] |
| 栽培面積 | 240 ha |
| - Chardonnay | 37.7 ha (15.7%) |
| - Pinot Noir | 190.6 ha (79.4%) |
| - Pinot Meunier | 11.7 ha (4.9%) |
| - その他 | 0 ha (0%) |
特徴
テロワール
詳細
トキシエール=ミュトリーは、モンターニュ・ド・ランス南部に広がるグランド・モンターニュ・ド・ランスの一角に位置するプルミエ・クリュ村です。アイ=シャンパーニュの北東、ブジーの西斜面に接する立地にあり、グラン・クリュ村に三方を囲まれる形で位置しています。コミューン面積は1017 haで、2012年時点の人口は288人。1882年にタージエールとミュトリーという2つのコミューンが合体して現在の名称となりました。
2016年1月1日より、隣村のルーヴォワと合体して新たな広域コミューン「ヴァル=ド=リーヴル」を形成しています。この委任コミューンは総面積2234 ha・人口589人規模で、市役所はトキシエール=ミュトリーに置かれています。西にはフォンテーヌ=シュル=アイ(プルミエ・クリュ)、北東にルーヴォワ(グラン・クリュ)、東南東にブジー(グラン・クリュ)、南南東にトゥール=シュル=マルヌ(グラン・クリュ)が隣接しており、シャンパーニュ屈指の銘醸地帯に囲まれています。
テロワールと単一畑
トキシエール=ミュトリーのエシェル・デ・クリュは白・黒ともに99%。グラン・クリュの17村がエシェル100%であるのに対し、プルミエ・クリュ全42村の中で99%を付与されているのは当村とマルイユ=シュル=アイのみです。グラン・クリュをわずかに逃した2村という事実は、このテロワールのポテンシャルを端的に示しています。
畑はブジー西側の主に南向き斜面に広がり、総栽培面積240 haのうちピノ・ノワールが190.60 haと約79%を占めます。コミューン内には個性的なリュー・ディが点在しています。コミューン南南東部のほぼ平坦地にあるレ・ザルジャンティエール区画では、ブジーの生産者ブノワ・ラアイがピノ・ノワールとシャルドネを使い、ブラン・ド・ノワールと「ヴィオレーヌ」を手がけています。南西部の東向き緩斜面ル・クロ・デ・フルシュは、名称に「クロ」と付くものの石壁はなく、ブジーとトゥール境界付近に位置します。東端のラ・クロワ・ルージュ区画はルーヴォワ境界沿いにあり、ボランジェがかつてVVF(ヴィエイユ・ヴィーニュ・フランセーズ)の原料ぶどうを2004年ヴィンテージまで調達していましたが、その後ウイルス被害により現在は使用されていません。南東部の南向き緩斜面ル・オー・デ・ザルジャンティエールはブノワ・ラアイのミレジム用シャルドネ原料を供給し、南西部レ・ピュティエはルジュール=ディルヴァンのシングル区画キュヴェの原料として知られています。
主要生産者
当村を拠点とする生産者は52軒。グロワーが中心で、単一村・単一畑の個性を映し出すキュヴェを手がける造り手が揃っています。
Barbier Louvetはレコルタン・マニピュラン(RM)として9村に6.85 haを所有し、ピノ・ノワール80%・シャルドネ20%を基本構成とします。ヴィンテージキュヴェ「キュヴェ・テオフィル・ブロンデル」(PN60%+Ch40%)と100%ピノ・ノワールの「キュヴェ・レ・グット・ドール」が代表作です。
Lejeune Dirvangは4 ha(グラン・クリュ+プルミエ・クリュ6村)を管理するRMで、レ・ピュティエ区画のぶどうのみを使った「キュヴェ・ロベール・ルジュール」はヴィンテージ100%ピノ・ノワールの単一区画キュヴェ。土地のピュアな表現を追求したスタイルです。
- Banette(RC):11 ha(ドーブ3 ha含む)を管理。トキシエール=ミュトリー、ルーヴォワ、ブジー、アイほかに栽培地を持つ。代表キュヴェ「フュ・ドゥ・シェーヌ」はPN80%・Ch20%で樽発酵。
- Barbier Louvet(RM):代表キュヴェ「キュヴェ・テオフィル・ブロンデル」「キュヴェ・レ・グット・ドール」。
- Lejeune Dirvang(RM):レ・ピュティエ区画を中心に4 ha。「キュヴェ・ロベール・ルジュール」は100%ピノ・ノワールのヴィンテージキュヴェ。
歴史・補足
ボランジェがラ・クロワ・ルージュ区画を使用していたことは、この村のテロワールへの評価を示す歴史的な証左です。ボランジェのVVF(ヴィエイユ・ヴィーニュ・フランセーズ)はフィロキセラ以前の台木を持つ希少なぶどう樹から造られるシャンパンで、その調達地の一つがトキシエール=ミュトリーだったという事実は、このコミューンがいかに特別な区画を有していたかを物語っています。ウイルス被害による使用終了は惜しまれますが、現在も多くのグロワーがこの土地の個性を丁寧に引き出しながら、規模は小さくとも質の高いキュヴェを世に送り出しています。
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