Roederer veut s’offrir un deuxieme cru classe de Pauillac
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シャンパーニュのルイ・ロデレール社はこのほど、ボルドーの2級であるシャトー・ピション・ロングヴィル・コンテス・ド・ラランド(ポイヤック)の大株主になるための独占交渉を行う協定書に署名した。ルイ・ロデレール社は、90年代にボルドーのシャトー・ド・ペズとシャトー・オー・ボーセジュールをすでに取得しており、「ボルドーでの信頼を明示する最大のチャンス」としている。
(Les Echos 10/25;La Tribune 10/25;La journee vinicole,10/26)
シャンパン最新情報 19/19
ルイ・ロデレールがボルドーの2級シャトーと提携へ
シャンパーニュでの収穫終了
La vendange a pris fin en Champagne(C.I.V.C.)
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10月22日に圧搾センターが公式に閉まる。普通は2週間を超えないが今年は3週間という異例の長い収穫期間だった。
シャンパーニュでの収穫開始
Les Vendanges 2006 en Champagne (C.I.V.C.)
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シャルドネの収穫がセザンヌ周辺では9月7日から始まった。バール・シュル・セーヌ一帯は9月11日からで、その他の大多数の地域では14日から20日の間に開始する。モンターニュ・ド・ランスとヴァレ・ドゥ・ラ・マルヌの多くの村でピノ・ノワールの収穫が開始されるのは9月25日以降となる。
シャンパーニュにおいて、これほどクリュやセパージュごとに収穫時期が分散するのは2006年の特徴であり、前代未聞である。
(9/8付、C.I.V.C.プレスリリース)
LVMH 上半期好調
Le groupe confirme sa dynamique
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LVMH(モエ ヘネシー・ルイ ヴィトングループ)が発表した2006年上半期(1-6月)決算によると、グループ全体の純利益は8億1,700万ユーロ(約1,200億円)で、対前年46%増となった。売上は、対前年13%増の69億6,800万ユーロ(約1兆円)。
ワイン・スピリッツ部門は、経常利益で対前年11%増。どのブランドも伸びたが、日本ではモエ・シャンドンとドン・ペリニヨンが好調であった。さらに、ヴーヴ・クリコは欧米で、コニャックのヘネシーは戦略市場であるアメリカと中国で好調であった。
(9/8,La Journee Vinicole; LVMH 9/6付プレスリリース)
シャンパーニュ地方のぶどう栽培情報
Champagne:le point sur la campagne viticole 2006(C.I.V.C.)
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年の初めには、重大な水不足に陥っていたが、2、3月は雨が多くなり日差しがほとんどなかった。唯一の救いは、持続した寒さのおかげで発芽が遅れ、春の霜害がなかったことだろう。シャルドネの発芽は4月21日、ピノ・ノワールは25日、そしてムニエは26日だった。1982年から2006年までを平均すると4月15日ということになる。
レミー・コワントロー 高級ブランド集中戦略が的中
フランス第3位のワイン・スピリッツ企業であるレミー・コワントロー社がこのほど発表した2005年度(05/4-06/3)によると、売上は対前年+4.5%(為替調整後)の7億9,830万ユーロ(約1,160億円)、営業利益は対前年+14.9%の1億4,180万ユーロ(約21億円)。Bolsの売却などで、経常利益は対前年+56%と前年を大幅に上回り7,780万ユーロ(約11億円)となった。同社は、レミー・マルタン、コワントロー、パイパー・エドシック、メタクサなどの高級ブランドへの集中をすすめてきたが、その成果が実った形となった。好業績を牽引したのは主力のコニャックとシャンパンで、いずれも売上は前年よりそれぞれ+20%、+14%と伸びた。2006年度も営業利益二桁増を見込んでいる。
(Le Revenu,6/16;Les Echos,6/13;Remy Cointreau社プレスリリース,6/12)
クレディ・アグリコルがテタンジェを買収
昨年、テタンジェグループを買収した*)アメリカの投資会社、スターウッド・キャピタルが、シャンパンメゾンのテタンジェをフランスの銀行 クレディ・アグリコルに売却したと、31日に発表した。
丸の内に期間限定ヴーヴのシャンパンバー
ヴーヴ クリコ ジャパンは、2005年12月23日(金・祝)~31日(土)、2006年1月4日(水)~9日(祝)まで東京・千代田区丸の内仲通り・丸ビル斜向い丸の内仲通りビル1階内にて、「ヴーヴ クリコ シャンパーニュ・バー MARUNOUCHI」を展開中です。
「ヴーヴ クリコ シャンパーニュ・バー MARUNOUCHI」は、ヴーヴ クリコのスタイルを打ち出した期間限定のラウンジ・バー。華やぎと高揚感に包まれたこの時期、ちょっとスローダウンして、ゆったりとシャンパーニュを楽しんでいただきたい、というコンセプトから生まれました。
期間限定で丸ビル斜向いの角に出現するこのバーは、クリコ・イエローに染められたエクステリアが目を引きます。インテリアは、コンテンポラリーに、キュートなスパイスを効かせた「クリコ・テイスト」。ゆったりと設えられた空間では、くつろいだ気分でシャンパーニュ・グラスを傾けていただけます。店内では著名DJがセレクトする上質なサウンド・デコレーションを紡ぎます。
「シャンパンの騎士」称号叙任式日本で開催
「シャンパンの騎士」とは、17世紀半ばルイ14世時代にシャンパーニュ地方で宮廷貴族たちによって発足された究極の美食を追及する歴史と権威ある協会「シャンパーニュ騎士団」(オルドゥル・デ・コトー・ドゥ・シャンパーニュ / Ordre des Coteaux de Champagne / url)の会員に送られる称号。シュヴァリエとも呼ばれる。
会員叙任は世界的に大変栄誉あるものとされている。6月9日、そのシャンパンの騎士の叙任式をフォーシーズンホテル東京・椿山荘(東京都文京区)にて、日本ではじめて行った。この叙任式を主催したのはC.I.V.C.。