Hautvillers / オーヴィレール
基本情報
| 地域圏(Région) | Grand Est |
| 県(Département) | Marne |
| 区(Arrondissement) | Épernay |
| 郵便番号 : | 51160 |
| 面積 : | 11.77 km2 |
| 隣接するクリュ(Coomune) | |
| Épernay, Cumières, Magenta, Mardeuil, Nanteuil-la-Forêt, Dizy, Champillon, Saint-Imoges, Cormoyeux, Romery, Damery, |
「Hautvillers」のぶどう畑
| テロワール | Vallée de la Marne - Grande Vallée de Marne |
| 格付け | 93% Premier Cru [?] |
| 栽培面積 | 290.7 ha |
| - Chardonnay | 77.3 ha (26.6%) |
| - Pinot Noir | 129.2 ha (44.4%) |
| - Pinot Meunier | 84 ha (28.9%) |
| - その他 | 0.2 ha (0.1%) |
特徴
テロワール
詳細
オーヴィレールはヴァレ・ド・ラ・マルヌ地区のグランド・ヴァレ・ド・ラ・マルヌに属する村で、コミューン全体の面積は約1177ha、人口は約768人(2011年時点)です。ぶどう畑面積(約291ha)に対して行政区域がかなり広いのが特徴で、村の南にはエペルネの市街地が広がります。周囲には東にディジー、北東にマルドゥイユやナンテュイユ=ラ=フォレ、西にシャンピヨンやキュミエール、さらにその先にコルモワイユ、ロムリー、ダムリー、Magenta、Saint-Imogesといった村々が連なり、マルヌ川左岸の丘陵地帯にプルミエ・クリュの畑が連続するエリアの一角を形成しています。
畑は集落周辺から放射状に広がる南向き〜南西向きの斜面に位置し、標高はおよそ100mから250m程度まで分布します。丘陵上部が森林に覆われ、その下に畑が広がる構成はグランド・ヴァレ・ド・ラ・マルヌに共通するパターンですが、オーヴィレールでは特に村の北側、かつて修道院があった高台周辺に良質な区画が集まっているとされます。単一畑としては「レ・オート=プリエール(Les Hautes-Prières)」が知られ、ヴィレ=スー=シャティヨンのR.C. Lemaireがこの区画のぶどうから樽醗酵のミレジムBdB「ミレジム・レ・オート=プリエール」を生産しています。
オーヴィレールには現在約147軒の生産者が拠点を構えており、生産者数の多い村のひとつです。中心的な存在はJ.M.ゴビヤール・エ・フィス(ネゴシアン・マニピュラン、NM)で、1933年にジェルヴェ・ゴビヤールが創業し、現在の社名はSAS l'Altavilloiseです。オーヴィレールに本拠を置きながらディジーにも施設を持ち、自社畑約30haに加えて契約畑約125haを管理し、年間約150万本を生産する規模を誇ります。プレスティージュ・キュヴェ「プリヴィレージュ・デ・モワンヌ(Privilège des Moines)」は、修道士たちがワイン造りを担っていた村の歴史を名前に込めた一本で、オーヴィレールらしい物語性を備えています。
もうひとつの注目株はヴァンサン・ブリヤール(レコルタン・マニピュラン、RM)です。1970年代からオーガニック栽培に取り組み、シャンパーニュの中でも早い時期から環境に配慮した農法を実践してきた生産者として知られます。醸造には樫材(オーク)を用い、果実味としっかりとした骨格を併せ持つスタイルを目指しています。
他にも、オーヴィレールには次のような生産者が拠点を構えています。
こうしたレコルタン・マニピュランに加え、村内にはモエ・エ・シャンドン、ルイ・ロデレール、テタンジェといった大手メゾンも畑を所有しており、自社畑に加えて契約栽培によってオーヴィレール産のぶどうを確保しています。
オーヴィレールの歴史を語るうえで欠かせないのが、650年にランスの大司教セント・ニヴァールによって創建されたサン=ピエール・ドーヴィレール修道院(Abbaye Saint-Pierre d'Hautvillers)です。841年にはランスの司祭がローマから持ち帰った聖ヘレナの聖遺物を有し、多くの巡礼者を集めました。フランス革命によって修道院の財産は没収され、その後の建物はモエ・エ・シャンドンが所有することとなりました。
修道院でワイン造りを担ったのが、1668年から没年(1715年)までこの地で過ごしたドン・ピエール・ペリニヨン(Dom Pierre Pérignon、1638/9–1715年)です。「スパークリングワインを発明した」という逸話は史実とは異なり、当時の主流は依然として静止ワインでした。彼が注力したのは、再発酵によるリスクを抑えながら静止ワインの品質を高めることでしたが、その監督下で造られたオーヴィレールのワインは際立った評価を受け、生前から高値で取引されていたと伝えられています。村が自らを「シャンパーニュの揺り籠」と称する所以も、こうした歴史的背景にあります。なお、モエ・エ・シャンドンの「ドン・ペリニヨン」のギフトボックスに付属する小冊子には、1990年代初頭まで原料となる村としてグラン・クリュ各村に加えてオーヴィレールの名が記載されていたという記録も残っています。
詳細を閉じる「Hautvillers」を拠点とするシャンパン銘柄
J. M. Gobillard & FilsJ.M.ゴビヤール・エ・フィスRM
Louis Nicaiseルイ・ニケーズRM
Vincent Bliardヴァンサン・ブリヤールNM
TrouillardトゥルヤールRM
Pierre Gobillardピエール・ゴビヤールRM
Fernand Lemaireフェルナン・ルメール
Baron de Marckバロン・ド・マルクRC
Bliard Labesteブリヤール・ラベストRM
G. TribautG.トリボRM
Lopez Martinロペス・マーティンRM
Jean Philippe Bosserジャン・フィリップ・ボゼRC
Clement Bliard & Filsクレモン・ブリヤール・エ・フィスRM
Joseph Desruetsジョセフ・デスルーツRM
Locret Lachaudロクレ・ラショNM
Gervais Gobillardジャーヴェィス・ゴビヤールCM
Le Berceau du Champagneル・ベルソー・デュ・シャンパーニュRC
Boyer Martinエボワイエ・マーティンRM
Dagonet & Filsダゴニュ・エ・フィスRC
Daniel Legendreダニエル・ルジャンドルRM
Denis Lelongデニ・ルロン
Veuve Devanlayヴーヴ・デヴァンレーRC
Francine Renaultフランシーヌ・ルノーRC
SauvignierソーヴィニャーRC
Gilbert Schmidtジルベール・シュミットRC
Gilles Hussonジル・ユソンRM
Jean Bliardジャン・ブリヤールRC
Jean Pierre Patignyジャン・ピエール・パテニRC
Lesure Thoirainルーレ・トイレインRC
Marion Bosserマリオン・ボゼRC
Michel Gauvainミシェル・ガーヴィンRC
FedykフェディックRC
Regis Brulonレジス・ブルロンRM
Regis Nicaiseレジス・ニケーズRC
Adam Revolteアダム・レヴォルトRC
Andre Descotesアンドレ・デコテRC
B. Thoirin AdnetB.トイリン・アドネ
Helene Delheryヘレーヌ・デルエリーRC
Jean Pierre Gauvainジャン・ピエール・ゴヴァンRM
InsuアンスMA
Philippe Gilbertフィリップ・ジルベール