Cumières / キュミエール
基本情報
| 地域圏(Région) | Grand Est |
| 県(Département) | Marne |
| 区(Arrondissement) | Épernay |
| 郵便番号 : | 51480 |
| 面積 : | 2.99 km2 |
| 隣接するクリュ(Coomune) | |
| Mardeuil, Hautvillers, Damery, |
「Cumières」のぶどう畑
| テロワール | Vallée de la Marne - Grande Vallée de Marne |
| 格付け | 93% Premier Cru [?] |
| 栽培面積 | 172.7 ha |
| - Chardonnay | 35.1 ha (20.3%) |
| - Pinot Noir | 93.2 ha (54%) |
| - Pinot Meunier | 44.2 ha (25.6%) |
| - その他 | 0.2 ha (0.1%) |
特徴
テロワール
詳細
キュミエールはグランド・ヴァレ・ド・ラ・マルヌの西端の入口に位置するプルミエ・クリュ村で、マルドゥイユとの境からグランド・ヴァレが始まると言われる。マルヌ川の北岸に面し、エペルネから西へ約5 kmの距離にある。コミューン面積は約299 ha、人口は約800人ほどの小村だが、ブドウ栽培面積は172.70 haに及び、登録生産者数は188を数える。マルヌ川を利用した遊覧船の母港としても知られ、観光客にとっても訪れやすい村のひとつだ。
テロワール
畑は主にマルヌ川北岸の南〜南東向き斜面に集中し、ピノ・ノワール(93.20 ha)がおよそ54%を占める。これはグランド・ヴァレに属する村の中でもピノ・ノワール比率が高い部類に入り、オーヴィレールのシャルドネ志向と好対照をなす。土壌基盤は白亜質石灰岩(ベロン系)で、区画ごとに石灰岩露出度が異なる。
特に注目すべき区画は以下の通りだ。レ・シェーヴル・ピエルーズ(Les Chèvres Pierreuses)は石灰岩土壌で果実が早熟になる特性を持ち、かつてルクレール・ブリアンが2.8 haを所有(1992年〜)していたが、2012年にルイ・ロデレールが購入。現在はロデレールが「レ・ゾタンティック」シリーズのヴィンテージ(PN40%/Ch40%/PM20%)を生産している。隣接するレ・クレイエール(Les Crayères)もルクレール・ブリアン旧所有(1.07 ha)でロデレールが同年取得し、別ブレンド(PN40%/PM40%/Ch20%)のヴィンテージを生産。一方、レ・シェーヌ(Les Chênes)はシャルドネ向けの南向き区画で、ジョルジュ・ラヴァルがリュー・ディのシャルドネを生産している。
主要生産者
キュミエールを語る上で外せないのが、ジョルジュ・ラヴァル(Georges Laval)(RM)だ。1971年からオーガニック認証を取得し、現在は息子のヴァンサン・ラヴァルが経営する。自社畑はわずか2.5 haで、年産はわずか10,000〜15,000本。全キュヴェをオーク樽で醗酵させ、リュー・ディ2品(レ・シェーヌのシャルドネとレ・オー・シェーヴルのピノ・ノワール)を含む少量生産のラインナップは、世界中のコレクターから高い評価を受ける。
大手メゾンとしては、1825年創業のジョゼフ・ペリエ(Joseph Perrier)(NM)がこの村に深い縁を持つ。本拠はシャロン=アン=シャンパーニュだが、キュミエールには19世紀建築のマンションと庭園施設を保有する。自社畑21 haのうち約9 haをキュミエール、ダムリー、オーヴィレールに持ち、同社が手がけるすべてのロゼに「キュミエール・ルージュ」を使用している。アルフォンス・ピトワ家が19世紀初頭に取得したこの畑は、1888年のジョゼフ・ペリエ買収時から引き継がれ、現在はグループ・ティエノー傘下で管理されている。
- Geoffroy(René Geoffroy)(RM):現在はアイに本拠を移しているが、キュミエールに11 haの畑を保有し続けており、同村のテロワールを反映したキュヴェを手がける。
- Vadin-Plateau(RM):ヴィニュロン・ザンデパンダン加盟。7村に計7 haを持ち、品種構成はピノ・ムニエ44%・ピノ・ノワール39%・シャルドネ17%。ボワ・デ・ジョ区画ではピノ・ノワールの樽醗酵キュヴェ「Y」を、シェーヌ・ラ・ビュット区画ではシャルドネ「オレリー(Aurélie)」を生産する。
- Philippe Martin(RM):ヴィニュロン・アンデパンダン加盟。10 haの自社畑から年産80,000本。テール・ダンタン区画でリュー・ディのピノ・ノワールを生産する。
- モエ・エ・シャンドンもキュミエールに畑を保有しており、グランド・ヴァレのキュヴェ素材として同村のブドウを活用している。
協同組合としては、1937年創業のクーペラティヴ・ヴィニコル・ルイ・デュポン(Louis Dupont)がユニオン・シャンパーニュに加盟して活動している。
歴史と赤ワインの伝統
キュミエールがシャンパーニュの中で際立つ理由のひとつが、コトー・シャンプノワの赤ワイン「キュミエール・ルージュ」の産地としての地位だ。コトー・シャンプノワは発泡処理を施さないシャンパーニュ地方の静止ワインのAOCで、赤はピノ・ノワールを主体とする。南向き斜面と温暖な中気候を持つキュミエールは、この地方での赤ワイン生産に適した数少ない村のひとつとされ、コート・デ・ブランの生産者が自社ロゼ用の赤果実成分をここから調達するのは業界では広く知られた慣行だ。この赤ワインの伝統がキュミエールのピノ・ノワールの品質を底上げし、シャンパンとしてもスタイルある骨格と果実味をもたらす素地となっている。
詳細を閉じる「Cumières」を拠点とするシャンパン銘柄
Georges Lavalジョルジュ・ラヴァルRM
Vadin Plateauヴァダン・プラトーRC
Gabriel Boutetガブリエル・ブテRM
Alain Suisseアラン・スイスRM
Daniel Etienneダニエル・エティエンヌRM
Laval Louisラヴァル・ルイRM
Philippe Martinフィリップ・マーティンRM
Sanchez Le Guedardサンチェス・グダールRM
Tranchant Mangeotトランシャン・マンジョRM
Vve Maitre Geoffroyヴーヴ・メトレ・ジョフロイRM
Jean Marie Etienneジャン・マリー・エティエンヌRM
Blosseville Marniquetブロッソビル・マルニケRM
Gaston Poittevinガストン・ポインテヴィンRM
Pierre Bertrandピエール・ベルトラン
Suisse Lavalスイス・ラヴァル
Florence Ducheneフローレンス・デュシェーヌRM
Michel Mignonミシェル・ミニョンRM
Bonnenfant & Filsボネンファン・エ・フィスRC
Daniel Reinevilleダニエル・リンヴィーユRM
Francois Ducheneフランソワ・デュシェーヌRC
Francois Lavalフランソワ・ラヴァルRC
Pain Rametパン・ラメRM
Jacques Delabayeジャック・デラベイRC
Jean Claude Ducheneジャン・クロード・デュシェーヌRM
Jose Boutillierジョゼ・ブティリエRC
Ludolf Poittevinルドルフ・ポインテヴィンRM
Marizy Pere & Filsマリジ・ペール・エ・フィスRC
Pierre Ragotピエール・ラゴRM
Alfred Denoisアルフレッド・ドゥノワRC
Andre Fournyアンドレ・フルニRM
Adeline Martinアデリーヌ・マルタン
GraftieauxグラフティオーRM
Vincent Lavalヴァンサン・ラヴァル