目次
Fernand Lemaire
フェルナン・ルメール
基本情報
| 地区 | Vallée de la Marne / ヴァレ・ド・ラ・マルヌ - Grande Vallée de Marne / グランド・ヴァレ・ド・ラ・マルヌ |
| 村 | 51160 Hautvillers / オーヴィレール [Premier Cru] |
| 所在地 | 88 rue des BUTTES, 51160 Hautvillers (Google Maps) |
| 公式サイト | https://champagne-fernand-lemaire.com/ |
| champagne-lemaire@wanadoo.fr | |
| SNS | @champagnefernandlemairechampagnefernandlemaireFernand Lemaire |
| Tel | +33 (0)3 26 59 40 44, +33 (0)3 26 51 88 97(fax) |
| 製造業者種別 | RM |
| インポーター | アオセフランス株式会社 |
商品更新情報
特徴・スタイル
歴史・ブランドストーリー
詳細
フェルナン・ルメールは、シャンパーニュ地方グランド・ヴァレ・ド・ラ・マルヌに位置するオーヴィレールを本拠地とするレコルタン・マニピュラン(RM)である。「シャンパーニュの揺り籠」と呼ばれるこの村で、自社畑のブドウのみを用い、栽培からマーケティングまで全工程を家族で手掛けている。4代にわたり守り継がれてきたこの哲学は、今もメゾンの根幹を成している。
自社畑は21区画、合計6haに及ぶが、そのすべてがオーヴィレール(プルミエ・クリュ)という単一テロワールに集約されている点が大きな特徴だ。畑を覆う白亜質の土壌は、シャンパーニュ地方に特有の地盤で、優れた保水性と排水性を兼ね備え、根がミネラル分を吸収しやすい環境を生み出す。品種構成はシャルドネ42%、ムニエ38%、ピノ・ノワール20%と、シャルドネを軸にしながらも3品種をバランスよく配している。
栽培にはヴィティキュルチュール・レゾネ(減農薬型栽培)を採用し、除草剤を使わずに畑を耕起、一部の区画では馬耕も取り入れている。馬耕は土壌を踏み固めず、微生物の働きを保つ効果も期待されている。土壌の生物多様性を守りながら水分吸収を高め、樹勢を強めることを狙った取り組みだ。自社畑の栽培条件と醸造に関わる主要な数値をまとめると、以下の通りとなる。
| 項目 | データ |
|---|---|
| 自社畑面積 | 6ha |
| 区画数 | 21区画 |
| 品種構成 | シャルドネ42%/ムニエ38%/ピノ・ノワール20% |
| プレス機容量 | 2000kg |
| 瓶内熟成期間 | 最短2年〜最長10年 |
| デゴルジュマン後静置期間 | 最低3か月 |
醸造方針
醸造の起点となる収穫は品種ごとに区分され、各キュヴェは単年収穫のブドウのみで仕込まれる。複数年にわたるリザーブワインを混ぜ合わせることはせず、その年のオーヴィレールの個性をそのままボトルに表現する方針を貫いている。
圧搾には1960年製、2000kgの伝統的な竪型プレス機(Coquart社製の丸型プレス)を使用し、直接圧搾を行う。品種ごとに個別に醸造したのち、アルコール発酵とマロラクティック発酵をともに完了させ、選抜酵母を用いて安定した品質を保つ。アッサンブラージュは毎年2月、ブラインドテイスティングを重ねたうえで決定される。
瓶詰め後は澱の上での瓶内熟成に入り、期間はキュヴェの特性に応じて最短2年から最長10年まで幅を持たせている。熟成の舞台となるのは1903年に自らの手で掘り進めたアーチ型のカーヴで、年間を通じて自然に12℃前後に保たれる環境がゆっくりとした熟成を支える。動瓶(ルミュアージュ)は今も伝統的なピュピトル(ラック)を用い、全量を手作業で1日2回、4分の1回転ずつ行う徹底ぶりだ。デゴルジュマン後は最低3か月休ませてからラベルを貼り、出荷している。掘削から一世紀以上を経た今も、フェルナンが遺したこのカーヴは変わらず現役で使われ続けている。
ラインナップの構成
ラインナップは、自社畑のシャルドネのみで仕上げるブラン・ド・ブラン、3品種をバランスよく組み合わせたトラディション、シャルドネを主体としたグラン・レゼルヴ、単年のヴィンテージを表現するミレジメ、そして赤ワインをブレンドしたロゼまで、幅広い顔ぶれを揃える。いずれも白亜質土壌由来のミネラル感を軸に、単年収穫の個性を丁寧に映し出す点で共通している。
認証・評価
こうした環境配慮への姿勢はHVE(Haute Valeur Environnementale)認証の取得にも表れている。またヴィニュロン・アンデパンダン・ド・シャンパーニュ連盟のロゴを掲げ、独立生産者としての誇りを大切にする姿勢を明確に打ち出している。
丁寧な造りは海外メディアからも注目されており、米国のワイン専門誌Wine Enthusiastのロゼ特集では、赤い果実の香りとクリスピーな味わいを持つシャンパンとして紹介された。小規模ながらも一つひとつの工程に手間を惜しまない姿勢が、国内外での評価につながっている。
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