ペルノ・リカールは20日、1本当たり64万円にもなる世界一高価なシャンパンを、ペリエ ジュエから販売します。
12本セットで5万ユーロ(約765万円)、限定100セット。その値段の理由は「カスタマイズ」。購入者はペリエ・ジュエのワイン醸造主任と個別に打ち合わせて、ドザージュを自分好みに選ぶことが出来る。
シャンパーニュ現地情報 7/9
世界一高価なシャンパンが20日発売
パイパー エイドシックがランス市内から移転
1870年以来、約140年近くランス市内に本社を構えていたパイパー エイドシックが、3月中旬に市内を離れ、市のはずれに移る。
テタンジェ・コレクション新作発売
有名アーティストがボトルにデザインする「テタンジェ・コレクション」、新作2000年ヴィンテージのアーティストはロバート・ラウシェンバーグ。
テタンジェのプレミアムシャンパン「テタンジェ・コレクション」の新作が3月10日に発売される。生産量は数千本で、日本には240本の入荷。セパージュはシャルドネ50%、ピノ・ノワール50%。
83年から始まったデザインコラボレーションボトルで、今回のアーティストは、アメリカの現代アートの巨匠で世界文化賞受賞者ロバート・ラウシェンバーグ(Robert Rauschenberg)。
750ml、化粧箱入りで希望小売価格5万2500円。問い合わせは日本リカー(03-3453-2201)。
「ドン ペリニヨン」新作発表記念パーティー開催
高級シャンパン「ドン ペリニヨン エノテーク ヴィンテージ1995(Dom Perignon Oenotheque vintage 1995)」の発表を記念して26日、モデルのクラウディア・シファー(Claudia Schiffer) とドン ペリニヨン(Dom Perignon)がパリ市内でパーティーを開催した。会場は、デヴィッド・コリンズ(David Collins)がプロデュースするランガム ホテル(Langham Hotel)内のレストラン「The Landau」。
LVMH 好調
LVMH モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトングループが2007年度の決算を6日に発表し、ユーロ高にもかかわらず、過去最高の利益となったことを明らかにした。
ブランケン・ポメリー・モノポール好調
シャンパーニュの大手ブランケン・ポメリー・モノポールが23日に発表したところによると、2007年度(1~12月)の売上金額は、前年度に対し6.9%増(為替変動込み、以下同)の2億8,680万ユーロ(約447億円)となり、当初計画の6%(前期と同じ為替ベース)を上回った。
ヴァン・ムスーがシャンパーニュを超えて急伸
シャンパーニュの名声に隠れがちだが、フランスのヴァン・ムスー*の生産量が、年平均5~6%増と、シャンパーニュの2倍の早さで増えている。Viniflhor(全国果実、野菜、ワイン、園芸同業者連合会)の調査によると、フランスの一世帯あたりの2006年のヴァン・ムスーの購入量は前年より9.4%増加して平均9.2本、一方シャンパーニュの購入量は12%減少して5本となった。これは06年にシャンパーニュの1本あたりの価格が平均5.5%値上がりしたことが影響している。
ヴァン・ムスーの中でもクレマンは他のものとは一線を画している。7つのAOCがあるがそのすべての輸出が伸び、2006年の輸出量合計は前年に対し24%増の1,250万本となった。これまでの欧米に加えアジア向けの販売も伸びている。
カリフォルニア産偽シャンパンを処分
アメリカ産の発泡ワインに「シャンパン」と表示されているのは不当だとして、ベルギー当局がカリフォルニア産の発泡ワインを廃棄処分しました。
テタンジェ家が「テタンジェ」を奪還
フランスの銀行クレディ・アグリコルが昨年6月に、シャンパーニュ・メゾンのテタンジェをアメリカの投資会社、スターウッド・キャピタルから買収してから18ヶ月、テタンジェ家が近くMBO(マネジメント・バイ・アウト)により、再び筆頭株主に戻る見込みとなった。
シャンパン値上げへ、最大で10%
シャンパーニュの需要増大とそれに伴う価格上昇の予測を、ピペ・エイドシックやシャルル・エイドシックなどのブランドを抱えるワイン・スピリッツ企業「レミー・コワントロー」のジャン・マリー・ラボルドCEOが明らかにした。
ラボルド氏は2007年の世界のシャンパーニュ販売量は、ミレニアム景気にわいた1999年の3億2700万本をしのいで過去最高を記録するとの見通しを明らかにした。さらに、2010年までには法的な上限である3億5000万本に達すると予測している。
中国、ロシアなど新興国の需要が高まっているためで、シャンパーニュの価格はその結果として、08年までに1本約7%値上がりするという。
英国ではほかにもモエ・エ・シャンドン、ボランジェ、ポル・ロジェ、ポメリーなどの代理店が5~10%の値上げを予想している。
これは世界的な需要増大を受けて、モエ・エ・シャンドン、ヴーヴ・クリコを傘下に収めるLVMHグループやマム、ペリエ・ジュエを抱えるペルノ・リカールなどの大手ネゴシアン・マニピュランが積極的にブドウを購入し、ブドウの価格が上昇したため。
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