シャンパーニュの名声に隠れがちだが、フランスのヴァン・ムスー*の生産量が、年平均5~6%増と、シャンパーニュの2倍の早さで増えている。Viniflhor(全国果実、野菜、ワイン、園芸同業者連合会)の調査によると、フランスの一世帯あたりの2006年のヴァン・ムスーの購入量は前年より9.4%増加して平均9.2本、一方シャンパーニュの購入量は12%減少して5本となった。これは06年にシャンパーニュの1本あたりの価格が平均5.5%値上がりしたことが影響している。
ヴァン・ムスーの中でもクレマンは他のものとは一線を画している。7つのAOCがあるがそのすべての輸出が伸び、2006年の輸出量合計は前年に対し24%増の1,250万本となった。これまでの欧米に加えアジア向けの販売も伸びている。
*)ヴァン・ムスー:各クレマンおよび、ブランケット・ド・リムー、
クレレット・ド・ディ、ソーミュール、ヴーヴレイ、トゥーレーヌ、モンルイ