シャンパーニュの需要増大とそれに伴う価格上昇の予測を、ピペ・エイドシックやシャルル・エイドシックなどのブランドを抱えるワイン・スピリッツ企業「レミー・コワントロー」のジャン・マリー・ラボルドCEOが明らかにした。
ラボルド氏は2007年の世界のシャンパーニュ販売量は、ミレニアム景気にわいた1999年の3億2700万本をしのいで過去最高を記録するとの見通しを明らかにした。さらに、2010年までには法的な上限である3億5000万本に達すると予測している。
中国、ロシアなど新興国の需要が高まっているためで、シャンパーニュの価格はその結果として、08年までに1本約7%値上がりするという。
英国ではほかにもモエ・エ・シャンドン、ボランジェ、ポル・ロジェ、ポメリーなどの代理店が5~10%の値上げを予想している。
これは世界的な需要増大を受けて、モエ・エ・シャンドン、ヴーヴ・クリコを傘下に収めるLVMHグループやマム、ペリエ・ジュエを抱えるペルノ・リカールなどの大手ネゴシアン・マニピュランが積極的にブドウを購入し、ブドウの価格が上昇したため。
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