Vandières / ヴァンディエール
基本情報
| 地域圏(Région) | Grand Est |
| 県(Département) | Marne |
| 区(Arrondissement) | Épernay |
| 郵便番号 : | 51700 |
| 面積 : | 13.20 km2 |
| 隣接するクリュ(Coomune) | |
| Anthenay, Verneuil, Troissy, Châtillon-sur-Marne, Mareuil-le-Port, Passy-Grigny, |
「Vandières」のぶどう畑
| テロワール | Vallée de la Marne - Vallée de la Marne Rive Droite |
| 格付け | 86% Autre Cru [?] |
| 栽培面積 | 239.3 ha |
| - Chardonnay | 23.7 ha (9.9%) |
| - Pinot Noir | 45.9 ha (19.2%) |
| - Pinot Meunier | 169.7 ha (70.9%) |
| - その他 | 0 ha (0%) |
特徴
テロワール
詳細
ヴァンディエールは、ヴァレ・ド・ラ・マルヌ・リヴ・ドロワ(マルヌ川右岸)に位置するコミューンで、エペルネから約19km、ランスから約37kmの距離にある。コミューン面積は1,320haと比較的広く、村落自体はマルヌ川から約1km北側、ブドウ畑が広がる丘陵地の方向に位置している。標高は63mから236mまでと高低差が大きく、人口は302人(2022年時点)。住民はフランス語で「Verdrats」(男性)「Verdrates」(女性)と呼ばれる。
右岸では東南東から東にかけてシャティオン=シュル=マルヌ、北西にパッシー=グリニー、西にヴェルヌイユが隣接し、マルヌ川を挟んだ左岸には東南東にマレイユ=ル=ポール、南から南西にかけてトロワシーが位置する。村の北側には、デスルーソー家が所有する城館シャトー・ド・ヴァンディエールがあり、広い公園に囲まれている。
テロワールの詳細
ブドウ畑は村を横切るように東西へ帯状に連なり、西はヴェルヌイユ、東はシャティオン=シュル=マルヌとの境界をまたいで広がっている。西部は緩やかな南東向きの斜面が主体で、穏やかな日照条件のもとピノ・ムニエが育つのに適した環境を備える。東部はシャティオン=シュル=マルヌとの境界にある丘を囲むように畑が展開し、斜面の向きは西から南へと多様に変化する点が特徴だ。
フランス語版ウィキペディアでは、農業地理上モンターニュ・ド・ランスの南側斜面に属するとされる一方、CIVCの地区分類ではヴァレ・ド・ラ・マルヌ・リヴ・ドロワが正式な区分とされており、ヴァンディエールが両者の境界的な性格を併せ持つ村であることをうかがわせる。
品種構成はピノ・ムニエが約71%、ピノ・ノワールが約19%、シャルドネが約10%。1997年に227haだった栽培面積は2013年には238.6haまで拡大しており、村全体で畑の開発が進んでいることもうかがえる。村内の主要なリュー・ディには、西側のシュヌヴィエール、クランケット、ジョシア、西側直近のラ・チュイルリー、北東の高所にあるラ・ペルショット、東側のレ・フルシュなどがあり、それぞれ向きや土壌の違いが畑ごとの個性につながっている。
主要生産者
ノワックは、ピノ・ムニエ65%・シャルドネ25%・ピノ・ノワール10%という構成の畑3.6haを所有する小規模なレコルタン・マニピュランで、年間生産量は約1万本。Vignerons IndépendantsやDes Pieds et des Vinsといった生産者団体にも参加している。看板キュヴェ「Grande Cuvée Laurine」は、ヴァンディエールのラ・チュイルリーとコート・デ・ブランのレ・キュショのシャルドネを組み合わせたブラン・ド・ブランで、規模は小さいながらも評価の高いキュヴェとして知られる。
ダニエル・モロー(社名はBastien Moreau)は、ヴァンディエールとヴェルヌイユ、シャティオン=シュル=マルヌにまたがる6.9ha(ピノ・ムニエ50%・ピノ・ノワール37%・シャルドネ13%)を手がける生産者。クランケットのピノ・ノワールを白とロゼでそれぞれ単独醸造し、ラ・ペルショットのシャルドネも樽熟成でボトリングするなど、リュー・ディ単位での個性表現に積極的な造り手として注目される。
その他にも、ヴァンディエールには多様な規模・スタイルの生産者が存在する。
- Jose Ardinat、Serge Faust:1971年から有機栽培に取り組み、1989年にECOCERT認証を取得した8.2haのレコルタン・マニピュラン。畑名にちなみ「José Ardinat」または「Serge Faust」名義でリリースされる
- Delouvin Nowack:7haを所有し、年産約5万本。シャルドネ80%・ピノ・ムニエ20%のヴィンテージ・キュヴェを手がける
- Famille Delouvin:9.5haを有し、年産約10万本規模。「Cuvée Louis V」などのキュヴェを展開する
- Denis Salomon:3.6ha(ピノ・ムニエ65%・シャルドネ18%・ピノ・ノワール17%)を所有し、1962年植樹の古木ピノ・ムニエを使ったロゼ・ド・セニェで知られる。Origines Champagne会員
- Delabarre:6ha(ピノ・ムニエ60%・ピノ・ノワール27%・シャルドネ13%)のレコルタン・マニピュラン
- de l'Argentaine:1972年設立、組合員180名・167haを抱える協同組合のブランドで、シャルドネ50%・ピノ・ノワール40%・ピノ・ムニエ20%のヴィンテージ・キュヴェをリリースする
歴史
ヴァンディエール周辺では、1968年に「La Itame」と呼ばれる場所で岩窟が発見されており、ルーヴリニーのフェルム・ド・ミジー遺跡に近い新石器時代のものと考えられている。中世には、1198年にシャンパーニュ伯ティボー3世からラウル・プロンケという人物がヴァンディエールとリュー=マルタンの森を授封されたのが、知られている最初の領主とされる。14世紀にはコション家、コンデ家、レスコ家が領主として記録に残っている。
19世紀のヴァンディエールには施療院(オテル=デュー)があり、城館の下とコミューン下流部にそれぞれ水車が稼働していた(城館下の水車は1847年に取り壊された)。村のリュー・ディ「ラ・チュイルリー」の名は、1850年頃にノワック家(M. Nowak)が営んでいた瓦工場(チュイルリー)に由来するとされ、現在の生産者ノワックの家系とのつながりをうかがわせる興味深い逸話となっている。
詳細を閉じる「Vandières」を拠点とするシャンパン銘柄
NOWACKノワックCM
de l'Argentaineド・ラルジャンテーヌRM
Delouvin Nowackドロヴァン・ノワックRM
Daniel Moreauダニエル・モローRM
Jose Ardinatジョゼ・アルディナRM
Famille Delouvinファミーユ・ドルヴァンRM
Serge Faustセルジュ・ファウストRC
Pinson Reyパンソン・レイRM
Denis Salomonドゥニ・サロモンRM
Delabarreドラバール
Christelle Salomonクリステル・サロモンRM
Delouvin Bagnostドロヴァン・バニョストRM
Denis Patouxドゥニ・パトーRM
Delouvin Moreauxドロヴァン・モローRC
Francine Loriotフランシーヌ・ロリオRC
Francis Loriotフランシス・ロリオRC
Gerard Pailleジェラール・パイユRC
Grezo Legrandグレゾ・ルグランRC
Jean Luc Guillozetジャン・リュック・ギヨゼRC
Jeanneteau Peyzeratジャンヌトー・ペーゼラ
Copin Cautelコピン・クーテルRM
Joel Lemaireジョエル・ルメールRC
Laurent Etchartローラン・エチャートRC
Laurent St. Omerローラン・サン・オメルRM
Leriche Tournantルリシュ・トゥルナンRC
Luciette Loriotルシエッテ・ロリオRM
Marina D.マリナ・DRM
Pascal Fauvetパスカル・フォヴェRC
Philippe Copinフィリップ・コパンRM
Plekhoff Andreプレコフ・アンドレRM
Roland Vincentローラン・ヴァンサン
E. LiebartE.リバールRC
Tournant Salomonトゥルナン・サロモンRM
Olivier Tournantオリヴィエ・トゥルナンRM
Ardinat Faustアルディナ・ファウスト
Guillozetギヨゼ
Thibaut Gisonyチボー・ジソニーRM
Villa Bon Accueilヴィラ・ボン・アクイユ