Villa Bon Accueil / ヴィラ・ボン・アクイユは、フランス北東部のシャンパーニュ地方で生産されるシャンパン(発泡性ワイン)の銘柄、Vandièresを本拠とするRM / レコルタン・マニピュラン、いわゆる栽培醸造家の銘柄で、自社でブドウを育て、そのブドウでシャンパンを生産しています。
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目次

Villa Bon Accueil / ヴィラ・ボン・アクイユ

Villa Bon Accueil

ヴィラ・ボン・アクイユ

ヴィラ・ボン・アクイユは、マルヌ川右岸のヴァンディエール村でわずか0.64ヘクタールの自社畑を営むRM(レコルタン・マニピュラン)です。全キュヴェを木樽で発酵・熟成させ、年間生産量約3,000本という少量生産ならではの凝縮感とテロワールの個性を追求しています。

基本情報

地区Vallée de la Marne / ヴァレ・ド・ラ・マルヌ
- Vallée de la Marne Rive Droite / ヴァレ・ド・ラ・マルヌ・リヴ・ドロワ
51700 Vandières / ヴァンディエール
所在地29 rue Principale, 51700 Vandières (Google Maps)
公式サイト-
SNS@domainevillabonaccueil
設立2018
製造業者種別RM
インポーターYuka Selections
生産者表記MARYSE DELOUVIN
関連銘柄familygroup

商品更新情報

特徴・スタイル

樽熟成に由来するクリーミーな質感が厚みと余韻の長さをもたらしながらも、フレッシュな酸はしっかりと保たれ、ピノ・ムニエ、シャルドネ、ピノ・ノワールそれぞれの果実味を明瞭に描き出すのが持ち味です。低い介入で丁寧に仕立てることを軸に、化学的な資材に頼らない栽培でぶどう本来の凝縮感と繊細さを引き出し、ドサージュも控えめに抑えることで、マルヌ川右岸ならではのテロワールをそのままグラスに映し出すことを目指しています。

歴史・ブランドストーリー

ヴァンディエール村では1930年からドゥルヴァン=ノワック家がシャンパーニュ造りを営んできました。この家系に生まれたジョフレ・ドゥルヴァンは、15歳から18歳までアヴィズ村のCFPPAで栽培と醸造の基礎を学び、卒業後はアルザスのワイン学校でワインビジネスも修めました。さらにアルザス、プロヴァンスといったフランス国内の産地に加え、ニュージーランドやオーストラリアでも醸造に携わり、生まれ育った土地とは異なる気候・品種・造り方に触れながら経験を積みました。各地で見聞きしたスタイルの違いは、のちに自分のブランドを興す際の視野の広さにつながっています。こうして培った経験を携え、2011年、25歳で実家に戻ってシャンパーニュ造りを始めます。2018年には、母方の実家が所有していた0.64ヘクタールの区画を舞台に、独自のブランド「ヴィラ・ボン・アクイユ」を立ち上げました。名前は醸造拠点となる家屋の名称に由来しています。現在はパートナーのデボラとともにドメーヌを運営しています。

詳細

畑はマルヌ川右岸、ヴァレ・ド・ラ・マルヌ・リヴ・ドロワ地区のヴァンディエール村にあり、母方の実家から受け継いだ0.64ヘクタールの区画で、ピノ・ムニエ、シャルドネ、ピノ・ノワールの3品種すべてを栽培しています。面積は小さいものの土壌の性質が場所によって変化に富み、この多様さのおかげで、それぞれの品種に合った土壌を同じ区画内に見つけられることが、3品種の栽培を可能にしています。栽培では全区画で除草剤・殺虫剤・化学肥料を使わず、畑に生きる生物の多様性が土中の微生物を活性化させるという考えから草生栽培を実践しています。収量はあえて抑え、収穫時には房ごとに状態を見極める厳密な選果を行うことで、健全に熟したぶどうだけを仕込みに回しています。小さくまとまった区画だからこそ、日々の手入れや収穫時の目配りも行き届きやすくなっています。

栽培・生産データ
自社畑面積0.64ha
品種構成ピノ・ムニエ70%、シャルドネ20%、ピノ・ノワール10%
ブランド設立2018年
年間生産量約3,000本
使用樽容量228L・450Lバリック
ドサージュ2g/L

醸造方針

収穫したぶどうは3品種それぞれの区画ごとにベースワインを個別に醸造しており、品種の個性を仕込みの段階から丁寧に見極めています。発酵から熟成まで、全キュヴェをブランドの名の由来でもある「ボン・アクイユ」の家屋で、木樽を用いて一貫して行います。使用する樽は228リットルと450リットルの2サイズを揃え、ぶどうの質、区画の選定とあわせて、樽の選定を品質を左右する柱の一つに据えています。小規模だからこそ、発酵槽から熟成樽まで目の届く範囲で管理できることも、このスタイルを支えています。醸造への介入は最小限にとどめる方針で、ドサージュも2g/L程度に抑えられています。レンジの中でもエントリーキュヴェには複数ヴィンテージのリザーヴワインを使い、それ以外は単一ヴィンテージで仕立てるなど、キュヴェごとに製法を使い分けています。

経営体制

ジョフレ・ドゥルヴァンは家業であるドロヴァン・ノワックの経営にも携わりながら、ヴィラ・ボン・アクイユの栽培と醸造を手掛けています。同じ家系に連なる別のブランドですが、法人としては別々で、畑や生産実績もそれぞれ独立しています。ヴァンディエール村で長年培われてきた栽培・醸造の技術と土地への理解が、ジョフレを通じてこの新しいブランドにも受け継がれています。

希少性と流通

年間生産量は約3,000本ときわめて少なく、規模の小ささゆえに認知度もまだ限られていることから、ラベルには「Confidential(内緒の)」の文字を添えています。これは造り手自身のユーモアによるものだと輸入元は説明しています。極少量生産のため配分は限定的で、在庫の有無は短期間で変動します。

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