「デ・ピエ・エ・デ・ヴァン」とは

Des Pieds et des Vins / デ・ピエ・エ・デ・ヴァン

デ・ピエ・エ・デ・ヴァン(Des Pieds et des Vins)は、シャンパーニュ地方の若手生産者たちによって結成されたグループ・団体の名称です。直訳すると「足とワイン」となり、土壌(terroir)に深く根を張る「足」と、そこから生まれる「ワイン」という、栽培と醸造のつながりを象徴したような名前になっています。 発足時には、ヴリニー(Vrigny)、シャムリー(Chamery)、ヴェルジィ(Verzy)、アヴィズ(Avize)、キュミエール(Cumières)など、コート・デ・ブラン地区からモンターニュ・ド・ランス地区、マルヌ川沿いまで、複数の村に拠点を持つ12組ほどの若手ヴィニュロン(自園自醸の生産者、RM=レコルタン・マニピュランと呼ばれる立場の生産者)が参加しています。 このグループの共通点は、環境負荷の少ない農法への取り組みです。多くのメンバーが有機栽培やビオディナミ農法を実践しており、化学肥料・除草剤への依存を減らし、土壌や畑そのものの個性を表現するワイン造りを目指しています。 シャンパーニュでは2000年代以降、セロス(Selosse)氏らに代表される世代の影響を受け、テロワール重視・少量生産のRM生産者が次々と注目を集めるようになりました。デ・ピエ・エ・デ・ヴァンは、その流れに続く「次の世代」の生産者たちが集まったグループという位置づけで語られることが多く、知名度の高い大手メゾンとは対照的な、小規模・職人的なシャンパーニュ造りの潮流を体現しています。 ■試飲会・イベントとしての側面 毎年春に開催される「プランタン・デ・シャンパーニュ(Printemps des Champagnes)」期間中には、デ・ピエ・エ・デ・ヴァン主催の試飲会がランスやパリで開かれ、プロフェッショナル向けにメンバーの最新キュヴェ(ヴァン・クレールや出荷前のシャンパーニュ)が紹介されます。

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