「コンフレリー・デュ・ピノ・ムニエ」とは

La Confrérie du Pinot Meunier / コンフレリー・デュ・ピノ・ムニエ

コンフレリー・デュ・ピノ・ムニエ(La Confrérie du Pinot Meunier)は、シャンパーニュ地方のマルヌ川流域に位置するシャルリー=シュル=マルヌを拠点とする、ピノ・ムニエ愛好者の親睦団体(コンフレリー)だ。コンフレリーとはフランス語で「同好会・兄弟団」を意味し、特定のワインや食文化を守り広めるために地域単位で組織される任意団体のこと。2015年時点で26名のメンバーが参加しており、年に一度のシャピトル(正式集会)を開催している。 ■ なぜピノ・ムニエなのか ピノ・ムニエはシャルドネピノ・ノワールと並ぶシャンパーニュの三大品種のひとつで、栽培面積は全体の約3分の1を占める。葉の裏面が白い粉をまとったように見えることから「粉屋(ムニエ)」と名付けられた。冷涼な低地や霜害を受けやすい地形でも比較的育てやすく、マルヌ渓谷西部のような地域では主力品種として根付いてきた。シャルリー=シュル=マルヌでは畑の約75%をピノ・ムニエが占めており、まさにこの品種の「聖地」ともいえる環境にある。 ■ 長らく「脇役」だったムニエ かつてシャンパーニュのメゾンは、ピノ・ムニエをブレンドの構成要素として活用しながらも、表舞台に出すことをあまり好まなかった歴史がある。フルーティで早飲みに向く特性が「格下」と見なされた時期もあった。しかし近年、ムニエ単一品種(ブラン・ド・ムニエ)のシャンパーニュが注目を集め、品種そのものの再評価が進んでいる。コンフレリーの活動は、こうした流れを地域から支える文化的な役割を担っているといえる。

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