Chavot-Courcourt / シャヴォ=クルクール
基本情報
| 地域圏(Région) | Grand Est |
| 県(Département) | Marne |
| 区(Arrondissement) | Épernay |
| 郵便番号 : | 51530 |
| 面積 : | 4.42 km2 |
| 隣接するクリュ(Coomune) | |
| Moussy, Vinay, Brugny-Vaudancourt, Monthelon, Morangis, |
「Chavot-Courcourt」のぶどう畑
| テロワール | Vallée de la Marne - Côteaux Sud d'Epernay |
| 格付け | 88% Autre Cru [?] |
| 栽培面積 | 124.6 ha |
| - Chardonnay | 56.6 ha (45.4%) |
| - Pinot Noir | 6 ha (4.8%) |
| - Pinot Meunier | 61.7 ha (49.5%) |
| - その他 | 0.3 ha (0.2%) |
特徴
テロワール
詳細
シャヴォ=クルクールはヴァレ・ド・ラ・マルヌ広域地区内のコトー・シュッド・デペルネ(Côteaux Sud d'Épernay)地区に属し、エペルネ市街地から南西に数キロの丘陵地帯に位置する。コミューン面積は約442 ha(4.42 km²)で、ル・キュブリ川が刻む谷の南側斜面にブドウ畑が広がる。人口は約340人(2023年)とごく小規模で、エペルネ都市圏の郊外コミューンに分類される。
コミューンは複数のハムレットから構成されており、北東部の「シャヴォ」地区に主要なブドウ畑と教会が集中し、中央部の「クルクール」との二核構造を成す。北にムーシー、西にブリュニー=ヴォダンクール、東にモンテロン、南にモランジ、北西にヴィネが隣接する。ブドウ畑はこれらの村々の畑と連続しており、コトー・シュッド・デペルネ地区の一体的な丘陵景観を形成している。
このコミューンのテロワールを他地区と区別する最大の要因は土壌の多様性だ。地下には白亜(チョーク)層が存在するが、表土を覆う粘土層の厚さと組成が畑ごとに異なる。コート・デ・ブランの均一な硬質チョークとは異なり、ここでは粘土にシレックス(火打石)、石灰岩、片岩、マールが混在し、石灰質優勢エリアとしっとりした粘土石灰質エリアが入り組む。斜面方位は北向きから北東向きが優勢で、コート・デ・ブランの南向き斜面に比べ冷涼な条件となるが、それが鮮度のある酸の保持に貢献する。ラエルト・フレールのオーレリアン・ラエルトが「シャヴォ村内だけで15種類のテロワールが識別できる」と語るほど、畑の個性は細かく分化している。
このコミューンで最も注目される生産者がラエルト・フレール(Laherte Frères)だ。コトー・シュッド・デペルネを代表するグロワー系NMで、7代目のオーレリアン・ラエルトが主導し、シャヴォ=クルクールを中心に10ヶ村に合計10 ha超の畑を分散所有する。全畑でバイオダイナミック農法(ビオディナミ)を実践し、リュー・ディごとに独立してヴィニフィケーションを行う。代表キュヴェ「レ・ヴィーニュ・ドートルフォワ」はシャヴォ内の複数区画のシャルドネとムニエを使用し、「ロゼ・ド・セニエ・レ・ボーディエ」はリュー・ディ「レ・ボーディエ」の1953・1958・1965年植えの古樹ムニエから造られるロゼで、どちらもドザージュを極力抑えた自然派スタイルが特徴だ。「レ・セット」は7品種(シャンパーニュAOCの認定外品種も含む)を使用するという野心的なキュヴェで、自然派シャンパンの文脈で国際的な注目を集めている。
ディオジェーネ・ティシエ・エ・フィスは1931年創業の老舗で、シャヴォ=クルクールを中心に約9 haを保有し、年間約12万本を生産する。同家の孫娘イザベル・ユベールとパトリック・ラヴォールが1999年に設立したラヴォール・ユーベルも、同村を拠点とする注目の小規模生産者だ。
- セロス・パジョン(Selosse Pajon) — シャヴォ=クルクールを拠点とするグロワー。
- J.M.ティシエ(J. M. Tissier)、ティシエ・バニョスト・フィス(Tissier Bagnost Fils)、ベルナール・ティシエ(Bernard Tissier & Fils) — ティシエ一族は村内に複数の独立した生産者を擁し、このコミューンを象徴するファミリーとなっている。
- ジャン・ペルネ(Jean Pernet)、ルボー・バティスト(Lebeau-Batiste)、ラガッシュ・ラカー(Lagache Lecourt)、ルキアン・エ・フィス(Lequien et Fils) — いずれも村の個性を反映した小規模グロワー。
- シャヴォスト(Champagne Chavost) — 1946年設立の協同組合。現在70名超の出資者を持ち、2019年よりシェフ・ド・カーヴのファビアン・ダヴィオーが主導して無亜硫酸・無添加のナチュラル路線を展開している。
- 大手ではテタンジェおよびティエノ(Thiénot)がシャヴォ=クルクール内に畑を所有している。
コミューンの歴史は先史時代にさかのぼる。新石器時代にはシャヴォ台地に磨製石斧が残され、ガリア人はモン・フェリックスの頂上に狼煙台を設置していた。952年には木製の城塞が建設されモン・フェリックス城主領の中心地となったが、12世紀に破壊された。1108年創建のエグリーズ・サン=マルタン・ド・シャヴォ教会はブランシュ・ド・カスティーユ王妃の援助で改修されたと伝わり、1567年のユグノー戦争中にコンデ公の軍勢によって焼かれた後、1579年に再建されている。現在のコミューン名「シャヴォ=クルクール」は、1852年7月9日にヴォダンクールの一部を吸収した際にナポレオン3世が大統領時代に調印した決定によって正式に取得された。格付けこそオートル・クリュにとどまるが、自然派・グロワー志向の高まりの中で、このコミューンの再評価は静かに進んでいる。
詳細を閉じる「Chavot-Courcourt」を拠点とするシャンパン銘柄
Laherte Freresラエルト・フレールRM
Selosse Pajonセロス・パジョンRM
J. M. TissierJ.M.ティシエNM
Jean Pernetジャン・ペルネRM
Lebeau Batisteルボー・バティストRM
Tissier Bagnost Filsティシエ・バニョスト・フィスRM
Diogene Tissier & Filsディオジェーネ・ティシエ・エ・フィスRM
Lagache Lecourtラガッシュ・ラカーRM
Bernard Tissier & Filsベルナール・ティシエRM
Lequien & Filsルキアン・エ・フィスNM
Camille Jacquetカミーユ・ジャケNM
Lavaure Huberラヴォール・ユーベルRM
Demarest & Filsデマレス・エ・フィスRM
Desbordes & Filsデボルド・エ・フィスRM
Gerard Jacquessonジェラール・ジャクソンRC
Jackie Selosseジャッキー・セロスRM
Jean Marie Rionジャン・マリー・リオンRC
Lagache Liebartラガッシュ・リバールRM
Lucien Leblondリュシアン・ルブロンRM
Patrick Barreパトリック・バールRM
Pothelet Margouillatポトレ・マルグイヤRC
Roland Laherte & Filsローラン・ラエルト・エ・フィスCM
ChavostシャヴォストRC
Andre Tissier & Filsアンドレ・ティシエ・エ・フィスRM
Christophe Hugotクリストフ・ウーゴRC
Jerome Tissier & Filsジェローム・ティシエ・エ・フィスRC
Eric Lagacheエリック・ラガッシュ