Vinay / ヴィネ
基本情報
| 地域圏(Région) | Grand Est |
| 県(Département) | Marne |
| 区(Arrondissement) | Épernay |
| 郵便番号 : | 51530 |
| 面積 : | 3.09 km2 |
| 隣接するクリュ(Coomune) | |
| Épernay, Moussy, Brugny-Vaudancourt, Saint-Martin-d'Ablois, Chavot-Courcourt, |
「Vinay」のぶどう畑
| テロワール | Vallée de la Marne - Côteaux Sud d'Epernay |
| 格付け | 86% Autre Cru [?] |
| 栽培面積 | 148 ha |
| - Chardonnay | 41 ha (27.7%) |
| - Pinot Noir | 24.7 ha (16.7%) |
| - Pinot Meunier | 82.1 ha (55.5%) |
| - その他 | 0.2 ha (0.1%) |
特徴
テロワール
詳細
ヴィネはエペルネの南西、コトー・シュッド・デペルネ地区に属する村で、D11号線沿いにムーシーを越えた先に位置する。総面積3.09km²、標高133mの小さな村ながら、村域には集落ティンクール(Hameau de Tincourt)も含まれる。北にエペルネ、東にムーシー、南東にシャヴォ=クルクール、南にブリュニー=ヴォダンクール、西にサン=マルタン=ダブロワと、コトー・シュッド・デペルネを代表する村々に囲まれた立地だ。村を流れるキュブリー川はサン=マルタン=ダブロワに源を発し、マガンタでマルヌ川に合流する全長14kmの小川で、この川が刻む渓谷の地形がヴィネのテロワールを形づくっている。なお村内には、ミシュラン1つ星を獲得した高級ホテル「Hostellerie La Briqueterie」があり、美食の村としても知られる。
テロワールの核心は、キュブリー渓谷の南西向き斜面にある。コトー・シュッド・デペルネ地区全体に共通するチョーク質の基盤がこの村でも斜面下部に現れるが、ヴィネとサン=マルタン=ダブロワではそのチョークが石灰岩質の地層と混合する点が独自の特徴とされる。加えてスパルナシアン層由来の粘土が地区内でも保水性の高い土壌を形成し、畑の主力品種であるピノ・ムニエに適した環境をつくっている。一部区画には砂岩やフリント混じりの石も見られ、土壌構成に複雑さを加える。気候は大陸性の影響を受けた海洋性気候に分類され、南向きの斜面が日照量を確保している。総栽培面積148haのうちピノ・ムニエが82.1haと過半を占め、シャルドネ41ha、ピノ・ノワール24.7haが続く構成は、まさにこの粘土質土壌の性格を反映したものといえる。
主要生産者
ヴィネを代表する生産者がジャン・ディオだ。1960年代初頭の創業以来、家族経営を貫くネゴシアン・マニピュラン(NM)で、1998年には2代目に経営が引き継がれた。ヴィンテージはシャルドネ40%・ピノ・ノワール40%・ピノ・ムニエ20%という独自の構成比で造られ、プレミアムキュヴェ「Exception Boisée」はムーシー産の3品種を均等割合でブレンドし、樽発酵後に旧式コルクで仕上げるというこだわりのスタイルを採る。小規模メゾンながら、伝統的な製法を守り続ける造り手として地元での評価が高い。
このほか、ヴィネに拠点を持つ生産者には以下のような顔ぶれがある。
- アンドレ・ブロッショ(RM)— 社名はFrancis Brochotで、サン=マルタン=ダブロワとヴィネの両村に拠点を構えるレコルタン・マニピュラン。
- ルコント・ペール・エ・フィス(RM)— 保有する7haのうち4.5haがヴィネ村内にあり、残りはパシー=グリニー、フェスティニー、シャンブルシーの各村に分散する。
- クロキネ・シャルパンティエ— ピノ・ムニエ42%、ピノ・ノワール41%、シャルドネ17%という、ヴィネの土壌構成をそのまま反映したような畑構成を持つ生産者。
- エリック・フィレーヌ(RC)— 2020年から2026年まで村長を務めた、村の顔ともいえるレコルタン・コーペラトゥール。
こうした小規模生産者に加え、ヴィネには172名の組合員を抱える協同組合があり、うち10名が自社ブランドでシャンパンを販売している点も、この村の生産構造の厚みを物語る。大手メゾンもヴィネの畑に注目しており、モエ・エ・シャンドンやテタンジェがこの村に畑を保有・使用している。
歴史
ヴィネは行政区分上、1793年にサン=マルタン州、1801年にエペルネ州、1973年にエペルネ第2州へと編入されてきた歴史を持つ。エシェル・デ・クリュでは白・黒ともに86%のAutre Cruにとどまり、隣接するムーシー(88%)や、コトー・シュッド・デペルネ地区内でPremier Cruの評価を得るピエリー(90%)と比べるとやや控えめな位置づけだ。とはいえ1996年には地区内11村が連合を結成し、コトー・シュッド・デペルネというテロワールのアイデンティティを訴求する活動を開始、現在ではヴィネを含む13村がこの協会に名を連ねている。栽培面積は1997年の145haから2013年時点で147.8haとほぼ横ばいで推移しており、安定した生産基盤を保ち続けている村だといえるだろう。
詳細を閉じる「Vinay」を拠点とするシャンパン銘柄
Andre Brochotアンドレ・ブロッショRM
Lecomte Pere & Filsルコント・ペール・エ・フィスMA
Arteis & Coアーティーズ・エ・コRM
Christophe Thomasクリストフ・トマRM
Closquinet Charpentierクロキネ・シャルパンティエRC
Eric Filaineエリック・フィレーヌRM
H. HatatH.ハタRC
Herve Franquetエルベ・フランケNM
Jean Diotジャン・ディオRM
Jean Guinardジャン・ギナールRC
Lorrette & Filsロレッテ・エ・フィスRM
Mignon Pere & Filsミニョン・ペール・エ・フィスRC
Ouy Charpentierウイ・シャルパンティエRC
Ouy Maryウイ・マリーCM
Pierre Decarrierピエール・ドカリエRM
Pinel Debargueピネル・ドバルニュRC
Raymond Maryレイモン・マリーNM
Roger Closquinetロジャー・クロキネRC
Roger Magissonロジャー・マジソンRM
Emelyne Closquinetエメリーヌ・クロスキネRC
Prunet Guinardプルネ・ギナールRM
Emeline Closquinetエメライン・クロキネRC
Pinel & Filsピネル・エ・フィス