Lecomte Père et Fils / ルコント・ペール・エ・フィスは、フランス北東部のシャンパーニュ地方で生産されるシャンパン(発泡性ワイン)の銘柄、Vinayを本拠とするRM / レコルタン・マニピュラン、いわゆる栽培醸造家の銘柄で、自社でブドウを育て、そのブドウでシャンパンを生産しています。
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目次

Lecomte Père et Fils / ルコント・ペール・エ・フィス

Lecomte Père et Fils

ルコント・ペール・エ・フィス

ルコント・ペール・エ・フィスは、マルヌ県ヴィネを拠点に1859年創業、5世代続く家族経営のレコルタン・マニピュラン(RM)。口コミで愛好家の支持を広げながら、ピノ・ムニエを主体としたブレンドが生む丸みのある果実味とふくよかなボディが持ち味のシャンパーニュを手がけます。

基本情報

地区Vallée de la Marne / ヴァレ・ド・ラ・マルヌ
- Côteaux Sud d'Epernay / コトー・シュッド・デペルネ
村51530 Vinay / ヴィネ
所在地1 hameau de Tincourt, 51530 Vinay (Google Maps)
公式サイトhttps://www.champagne-lecomte.com/
SNS@champagne_lecomte
Tel+33 (0)3 26 59 94 43, +33 (0)3 26 57 86 47(fax)
製造業者種別RM
生産者表記Dosy Lecomte

商品更新情報

特徴・スタイル

ルコント・ペール・エ・フィスのシャンパーニュは、主要品種であるピノ・ムニエの比率を高くとったブレンドを軸とします。畑が広がるコトー・シュッド・デペルネ地区は粘土質の土壌が特徴で、そこから生まれるブドウは丸みを帯びた果実味とふくよかな厚みのある口当たりを与えてくれます。派手さよりも、日々の食卓に寄り添うような親しみやすい味わいを大切にしているのが、このメゾンのスタイルです。ロゼは、ピノ・ムニエ由来の赤ワインを添加する伝統的な手法で仕立てられています。

歴史・ブランドストーリー

物語の始まりは1859年、ガストン・ルコントが自ら手がけたわずかな本数のシャンパーニュを商業化したことに遡ります。1960年代には息子セルジュが妻シュジーとともに経営を継ぎ、収穫のほとんどを口コミで個人客に直接販売する形で少しずつ事業を育てていきました。 転機となったのは1992年、セルジュの息子ドジーが経営を引き継いだことです。栽培家でもある妻ジスレーヌの参画と畑の買い足しにより、生産・販売の規模はそれ以降倍増しました。現在はドジーとジスレーヌの2人の息子が栽培・醸造・販売のすべてに携わり、創業から5世代にわたって受け継がれてきた家族の物語は今も続いています。2019年にはHVE(環境価値の高い農業)認証を取得し、次の時代に向けた歩みを進めています。

詳細

ルコント・ペール・エ・フィスは、マルヌ県のコトー・シュッド・デペルネ地区に位置するヴィネを本拠地とする家族経営のレコルタン・マニピュラン(RM)です。ブドウの栽培からシャンパーニュの醸造・瓶詰めまでを、すべて自社の手で行う体制を貫いています。RM(レコルタン・マニピュラン)とは、自社で栽培したブドウのみを用いて醸造から元詰めまでを手がける生産者を指す称号で、大手ネゴシアンとは異なる、畑の個性を映した味わいづくりが持ち味となります。

自社畑の総面積は約7haで、そのうち4.5haが本拠地ヴィネに集中しています。残る畑はパッシー=グリニー、フェスティニー、シャンブレシーの各村に分散して所有されており、複数の畑を持つことでヴィンテージごとの気候の振れ幅を吸収しやすい構成になっています。複数の村に畑を分散させることは、単一区画に依存するリスクを避け、毎年安定した品質のブドウを確保するうえでも有効な戦略となっています。品種構成はキュヴェの配合比率から見て、ピノ・ムニエが全体の主体を占め、ピノ・ノワールとシャルドネがそれぞれ約10%を占めるバランスとなっています。コトー・シュッド・デペルネ地区はエペルネの南側に広がる丘陵地帯で、ピノ・ムニエを中心とした栽培が盛んなエリアとして知られています。

土壌は粘土や泥灰土、砂質を基本とし、地下にはチョーク(白亜)質の基盤が広がります。その上には石灰岩質の層とスパルナシアン粘土が混在しており、水はけと保水力のバランスに富んだ土壌が、丸みのある果実味を支える土台となっています。2019年にはHVE(環境価値の高い農業)の認証を取得し、ビオロジック(有機農業)認証こそ取得していないものの、化学資材への依存を抑えた栽培への取り組みを進めています。

栽培データ
自社畑総面積約7ha
ヴィネの畑面積4.5ha
主要品種構成ピノ・ムニエ約80%、ピノ・ノワール約10%、シャルドネ約10%
環境認証取得2019年(HVE)
熟成期間3〜6年(キュヴェにより異なる)

経営体制と継承

1960年代には創業者ガストンの息子セルジュが妻シュジーとともに経営を継ぎ、収穫のほとんどを口コミによる個人客への直接販売で伸ばしていきました。1992年からはセルジュの息子ドジーが妻ジスレーヌとともに経営を担い、栽培家でもあるジスレーヌの参画と畑の買い足しにより、生産・販売の規模はそれ以降倍増しました。現在は2人の息子も栽培・醸造・商業活動に加わり、創業から5世代にわたって家族の手で守られてきた体制が続いています。こうした緩やかな世代交代の積み重ねが、急激な規模拡大に頼らない安定した家族経営を可能にしてきました。

醸造方針

定番となる各キュヴェは、いずれもピノ・ムニエ約80%を軸に、ピノ・ノワールとシャルドネをそれぞれ約10%ずつ組み合わせるという共通のブレンド比率を基本としています。熟成年数はキュヴェごとに異なり、リザーヴワインを一部ブレンドして長期間寝かせるものから、比較的若い状態で仕上げるものまで幅を持たせることで、メゾンとしての個性を保ちながら多様な味わいを生み出しています。ロゼについては、ピノ・ムニエ由来の赤ワインを添加する伝統的な仕立て方を採用しています。リザーヴワインを活用した長期熟成キュヴェを持つことは、単年の収穫の振れ幅を抑え、毎年安定した味わいを届けるための工夫でもあります。

評価・認証と受け入れ

フランスのワインガイド「Guide Hachette des Vins」には、これまで複数年にわたって掲載された実績を持ちます。Guide Hachette des Vinsは、フランス国内で広く読まれるワイン専門誌のひとつで、掲載歴は生産者としての評価軸のひとつとなっています。フランス観光業界が定めるワインツーリズムの品質ラベル「Vignobles & Découvertes」も取得しており、畑の散策やカーヴ見学、試飲を含めた見学の受け入れを行い、産地を訪れる愛好家との接点を大切にしています。

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