Bar-sur-Seine / バル=シュル=セーヌ
基本情報
| 地域圏(Région) | Grand Est |
| 県(Département) | Aube |
| 区(Arrondissement) | Troyes |
| 郵便番号 : | 10110 |
| 面積 : | 27.53 km2 |
| 隣接するクリュ(Coomune) | |
| Jully-sur-Sarce, Magnant, Villemorien, Bourguignons, Polisot, Buxières-sur-Arce, Celles-sur-Ource, Merrey-sur-Arce, Ville-sur-Arce, |
「Bar-sur-Seine」のぶどう畑
| テロワール | Côte des Bar - Barséquanais |
| 格付け | 80% Autre Cru [?] |
| 栽培面積 | 19.2 ha |
| - Chardonnay | 4 ha (20.8%) |
| - Pinot Noir | 14.2 ha (74%) |
| - Pinot Meunier | 0.4 ha (2.1%) |
| - その他 | 0.6 ha (3.1%) |
特徴
テロワール
詳細
バル=シュル=セーヌはオーブ県南部、トロワの南東約20 kmに位置し、セーヌ川沿いに発展した町。コミューン面積27.53 km²、標高147〜293 m。バルセカネエリア最大の中心地であり、「バルセカネ」という地名そのものの由来となっている。アペラシオンとしても「セーヌ川を下る最後のシャンパーニュ村」にあたる地理的特異点だ。南東部ではウルス川とアルス川がセーヌに合流し、コミューン北東・南西には大きな森が広がる。隣接する村は、東のビュキシエール=シュル=アルス、東南東のヴィル=シュル=アルス、南東のメレ=シュル=アルスとセル=シュル=ウルス、南のポリゾなど。
地質はシャブリやサンセールと同系のキンメリジャン石灰岩・泥灰土を基盤とし、粘土石灰質土壌(argilo-calcaire)が発達。これはコート・デ・バール全域に共通するが、バル=シュル=セーヌではセーヌ川の谷地形と複数の支流の合流点という特性が微気候をつくり出している。ブドウ畑は村の東〜南東に集中し、単一区画「ル・ヴァル・モレ」が村の代表的なリュー・ディとして知られる。穏やかな西向き斜面で、メレ=シュル=アルスとの境界付近に位置し、バルセカネ随一のピノ・ノワール産地として評価されている。
ヴーヴ・エー・ドゥヴォー(Veuve A. Devaux)は、バル=シュル=セーヌを拠点とする大規模協同組合ユニオン・オーボワ(Union Aubois)のフラッグシップブランドで、加盟農家の畑は約1,500 haに及ぶ。シャトー・ド・ヴィルヌーヴ(バル=シュル=セーヌ内)に本社を置き、フラッグシップの「コレクション D(Collection D)」のほか、ローヌの名門シャプティエとのコラボレーションによるヴィンテージ「スタノペ(Sténopé)」が注目を集める。またユニオン・オーボワはランスのジャカールおよびモントードンの共同出資者でもあり、その影響力はコート・デ・バールを越えて広がっている。
グロワー系では、2013年にSimon、Marieのノルマン兄妹が11 haの家族所有畑を継承して立ち上げたラ・ボルドリーが注目株。「トロワ・コントレ」(ヴァル・モレ+レ・ドヴォワ+クロ・ビドーの3区画ブレンド)、「ドゥース・フォリー」(古木100%ピノ・ノワール ロゼ)、コトー・シャンプノワ・ルージュ「レ・ドヴォワ」(メレー産)と、バルセカネの地形と品種を深く掘り下げたラインナップを揃える。
- シュルラン・ノエラ(Cheurlin-Noellat)— バル=シュル=セーヌに本拠を置くネゴシアン・マニピュラン(NM)メゾン。バルセカネの素材を活かしたラインナップを展開。
- ブリジット・バローニ(Brigitte Baroni)— ヴィンテージ「プレスティージュ(Prestige)」を手がけるRM生産者。
- アモリー・ボーフォール(Amaury Beaufort)— 村内を拠点とするグロワー。
- グランド・シャルト(Grande Charte)— バル=シュル=セーヌ拠点のメゾン。
「バル(Bar)」という地名はガリア語で「高台・頂上」を意味し、交通の要衝として古代から人が集まった場所だ。中世にはシャテルニー(城代領)として存在し、1435年からはヴァロワ家ブルゴーニュ公の領地に。1477年にシャルル突進公が没すると、ルイ11世によってフランス王領へ併合された。1359年には英軍の侵攻で900棟以上の建物が焼かれる甚大な被害を受け(フロワサールの記述)、16世紀の宗教戦争でも大きく損傷した。1790年に地区の主邑となり、1800〜1926年まで副県庁所在地(sous-préfecture)を務めた歴史を持つ。
ドヴォーの前身は1846年にジュールとオーギュスト・ドヴォー兄弟がエペルネーに創業したメゾンで、19世紀末には生産の75%を輸出する国際的なブランドだった。1987年にUnion AuboisのLaurent Gilletに売却され、バルセカネへと移転。現在の姿になっている。またコート・デ・バールの畑には「カドール(Cadoles)」と呼ばれる石積みの小屋が現存する。農作業の合間に雨や夏の日差しをしのぐために建てられたもので、バル=シュル=セーヌの畑でも見ることができる1850年頃の遺産建築だ。
詳細を閉じる「Bar-sur-Seine」を拠点とするシャンパン銘柄
Veuve A. Devauxヴーヴ・エー・ドゥヴォーNM
Grande Charteグランド・シャルトRM
La Borderieラ・ボルドリーNM
Amaury Beaufortアモリー・ボーフォールRM
Justin Maillardジャスティン・マイヤールNM
Loic Naudinotロイク・ノディノRM
Brigitte Baroniブリジット・バローニRM
Albin Martinotアルバン・マルティノNM
Cheurlin Noellatシュルラン・ノエラRM
De Fratheド・フラテRM
Dominique Gauthierドミニク・ゴティエRM
ノルマン・ピコネRC
Roger Hasenfusロジャー・ハセンフス