Polisot / ポリゾ
基本情報
| 地域圏(Région) | Grand Est |
| 県(Département) | Aube |
| 区(Arrondissement) | Troyes |
| 郵便番号 : | 10110 |
| 面積 : | 10.52 km2 |
| 隣接するクリュ(Coomune) | |
| Arrelles, Villemorien, Polisy, Bar-sur-Seine, Celles-sur-Ource, |
「Polisot」のぶどう畑
| テロワール | Côte des Bar - Barséquanais |
| 格付け | 80% Autre Cru [?] |
| 栽培面積 | 71.4 ha |
| - Chardonnay | 6.4 ha (9%) |
| - Pinot Noir | 63.3 ha (88.7%) |
| - Pinot Meunier | 1.2 ha (1.7%) |
| - その他 | 0.5 ha (0.7%) |
特徴
テロワール
詳細
ポリゾはコート・デ・バールサブリージョンのバルセカネに属するコミューン。オーブ(Aube)県南部、セーヌ川沿いの「セーヌ渓谷(Vallée de la Seine)」エリアに位置し、総面積は約1,052ヘクタール(人口321人、2023年)。標高は約160m。北にバル=シュル=セーヌ、東にセル=シュル=ウルス、南にポリジー、南西にアレルと隣接しており、南隣のポリジーとは畑が連続している。ブドウ畑はセーヌ川西岸に集中し、村の北・西・南に広がる。
土壌はコート・デ・バール全域を特徴づけるキンメリジャン石灰岩と泥灰土(石灰質粘土)の地層。シャブリと同じ地質的延長線上にあり、石灰質泥灰土は明確なミネラル感と豊かな果実味、明るい酸味をブドウに与える。主要なリュー・ディはCome des Tallants(北西、南向き穏斜面)、Les Gravelées(北西、南向き穏斜面)、Val Colas Robin(西南西、南向き穏斜面)の3か所。総栽培面積71.40haのうちピノ・ノワールが約63.30ha(約88%)を占め、シャルドネ6.40ha、ピノ・ムニエ1.20ha、その他0.50ha(ピノ・ブランやアルバンヌを含む)が続く。バルセカネの中でも特にピノ・ノワール比率が際立っており、ブラン・ド・ノワール志向の生産者が集まる背景となっている。
ポリゾを語るうえで外せない生産者がマリー・クルタン(Marie Courtin)だ。ドミニク・モロー(Dominique Moreau)が運営する2.5haの一筆畑で、ビオディナミ農法認証を取得。2006年から自社元詰めを開始し、「Résonance」(ピノ・ノワール100%/スチールタンク)、「Efflorescence」(ピノ・ノワール/樽熟成)、「Eloquence」(シャルドネ100%/樽熟成)、「Indulgence」(ピノ・ノワール マセラシオン・ロゼ)、無亜硫酸の「Concordance」など、すべてノン・ヴィンテージ表示ながらヴィンテージごとの個性を前面に出したラインナップで知られる。低介入・全房醸造を貫くそのスタイルは、コート・デ・バールの新世代グロワーを象徴する存在として国際的に評価が高い。
もう一軒の核心的生産者がピオロ・ペール・エ・フィス(Piollot Père & Fils)。8.5haの畑はピノ・ノワール62%、シャルドネ20%、ピノ・ブラン11%、ピノ・ムニエ6%、アルバンヌ1%という多彩な品種構成で、2009年からオーガニック農業に転換し2014年にビオ認証を取得。樽発酵を採用し、リュー・ディ別のシングル・ヴィンヤード・キュヴェを展開する。「Come des Tallants」(ピノ・ノワール100%)、「Les Gravelées」(ピノ・ノワール100% ロゼ)、「Colas Robin」(ピノ・ブラン100%)は各畑の個性を率直に表現した構成で、バルセカネにおける希少品種栽培の先駆的役割も担っている。
- ダニエル・ルクレール・エ・フィス(Daniel Leclerc et Fils):レコルタン・マニピュラン(RM)、7.5haの畑を所有。
- ジャン・マリー・ラフィーユ(Jean Marie Lafille):RM、3.5ha、Terra Vitis認証。
- モイヤ・ジョウリー・ギルボー(Moyat Jaury Guilbaud):RM、ピノ・ノワール100%のヴィンテージ・シャンパンを手がける。
- フィリップ・フォンテーヌ(Philippe Fontaine)、プティ・クレジオ(Petit Clergeot)、セルジュ・アンリオ(Serge Henriot)、ジルベール・アンリオ(Gilbert Henriot):いずれもRM。
- レイモン・アンリオ(Raymond Henriot):ネゴシアン・マニピュラン(NM)。
ポリゾは歴史的にも興味深い背景を持つ。コミューン内にはかつて複数の製粉所(ムーラン)が存在し、17世紀には紙漉き業も営まれていた。鉄道史においても重要な結節点で、トロワ〜グレー線(標準軌1,435mm、1874〜1969年運行)とポリゾ〜レ・リセー〜キュンファン線(メートル軌、1897〜1952年運行)が交わる地点に、それぞれ異なる鉄道会社による2つの駅が向かい合って建てられた。軌間が異なるため積み荷の積み替えが必要で、20世紀初頭にはこの二駅をつなぐ「Café des Deux Gares(二駅のカフェ)」が賑わいを見せたという。現在の村の紋章は2024年5月に採択され、ビニョロンの鍬(fousseux)と製粉用車輪を配し、「En avant vignerons!(前進せよ、ヴィニョロンたち!)」のモットーを掲げる——この言葉は、個性派グロワーたちが牽引する現在のポリゾそのものを映しているように見える。
詳細を閉じる「Polisot」を拠点とするシャンパン銘柄
Marie Courtinマリー・クルタンRM
Piollot Pere & Filsピオロ・ペール・エ・フィスRM
Philippe Fontaineフィリップ・フォンテーヌRM
Moyat Jaury Guilbaudモイヤ・ジョウリー・ギルボーNM
Petit Clergeotプティ・クレルジョRM
Serge Henriotセルジュ・アンリオRM
Jean Marie Lafilleジャン・マリー・ラフィーユRM
Daniel Leclerc & Filsダニエル・ルクレール・エ・フィスRM
Gilbert Henriotジルベール・アンリオRM
Raymond Henriotレイモン・アンリオRC
Sebastien Clergeotセバスチャン・クレジオ