Urville / ウルヴィル
基本情報
| 地域圏(Région) | Grand Est |
| 県(Département) | Aube |
| 区(Arrondissement) | Bar-sur-Aube |
| 郵便番号 : | 10200 |
| 面積 : | 12.20 km2 |
| 隣接するクリュ(Coomune) | |
| Bergères, Arconville, Champignol-lez-Mondeville, Baroville, Couvignon, Bligny, |
「Urville」のぶどう畑
| テロワール | Côte des Bar - Bar-sur-Aubois |
| 格付け | 80% Autre Cru [?] |
| 栽培面積 | 190.7 ha |
| - Chardonnay | 27.1 ha (14.2%) |
| - Pinot Noir | 142.7 ha (74.8%) |
| - Pinot Meunier | 15.8 ha (8.3%) |
| - その他 | 5.1 ha (2.7%) |
特徴
テロワール
詳細
ウルヴィルはコート・デ・バール地区の中でも南部のバール・シュル・オウボワ(Bar-sur-Aubois)サブリージョンに属し、バール=シュル=オーブの南東約8kmに位置します。北はベルジェール、北東はクヴィニョン、東北東はバロヴィル、東はアルコンヴィル、南はシャンピニヨル=レ=モンドヴィル、西はブリニー(オーブ)と接しています。コミューン総面積は約1,220haで、そのうちブドウ畑は約190haを占めます。村の人口は2023年時点で103人(住民名称:Grouillons/Grouillonnes)と小規模ながら、シャンパーニュ生産者の密度は高い村です。
地形的には、キンメリジャン期の泥灰石灰岩からなる2つのコトーに挟まれたランキャン川の谷に村が立地しています。ランキャン川はブリニーでランディオン川に合流します。コトー頂部にはチトニアン期のプラトー石灰岩が露出し、斜面にはキンメリジャン起源の粘土質石灰岩が広がります。ブドウ畑の主力ブロックは南向き斜面に東西方向へ細長く広がり、コミューン南西部(ブリニー・シャンピニョル境界付近)にも散在区画があります。この土壌組成はブルゴーニュのシャブリ地区と共通であり、コート・デ・ブランの白亜チョークとは根本的に異なる地質系譜です。
ウルヴィルを語るとき、ドラピエ(Drappier)を外すことはできません。自社畑55ha・契約畑50haを擁するウルヴィル最大の生産者であり、ピノ・ノワール比率70%という方針を一貫して貫いています。主力ノン・ヴィンテージ「カルト・ドール(Carte d'Or)」はピノ・ノワール75%・シャルドネ15%・ピノ・ムニエ10%のブレンドで、ドラピエのスタイルを象徴する比較的低亜硫酸・高ピノ・ノワールのアプローチを採用。熟成とともに現れる酸化的ニュアンスがこのメゾンのトレードマークでもあります。プレスティージュ・キュヴェ「グランド・サンドレー(Grande Sendrée)」はブリニーとの境界付近に広がる「ル・サンドル(Le Cendre)」および「レ・ヴィーニュ・デュ・サンドル(Les Vignes du Cendre)」区画産ブドウのみで造られ、ピノ・ノワール55%・シャルドネ45%のブレンドです。この地名は1836年の大火後に灰(cendre)で畑が覆われたことに由来しており、後の地籍図転写時にスペルが「sendre」に変わり、それがキュヴェ名に採用されました。ドラピエはまた、白4品種ブレンドの「カトゥオール(Quattuor)」、プリマ(27L)やメルキゼデク(30L)など大型ボトルフォーマットでの瓶内二次発酵でも知られ、アルバンヌやプティ・ムスリエといった希少品種の栽培・使用にも取り組んでいます。
- ダニエル・ビラット(Daniel Billette、RM): 自社畑10ha、年産約70,000本のグロワール。
- コロ・ボーヴァルレ(Collot-Beauvalet): 自社畑8ha強。ジョルジュ・コロ家の流れを汲む生産者。
- ユーベル・ファヴィエ(Hubert Favier、RC): 自社畑8ha。
- クリストフ・ラベ(Christophe Labbé、RC): 自社畑約12ha。敷地内に小規模なワイン博物館を併設。
- ダニエル・ペラン(Daniel Perrin、RM): 村内の代表的RM生産者のひとつ。
- ドヴィトリ・ギィ(Devitry Guy、RC): 複数のドヴィトリ一族がそれぞれ独立してRM・RCとして生産。
村の歴史はガロ=ローマン時代に遡ります。集落「ヴァル・ド・ミリエール(Val de Millières)」の遺跡が現存し、この時代からブドウ栽培が行われていたと伝わります。中世にはシャンパーニュ伯とバール=シュル=オーブ城主領の支配下に置かれ、1179年には「ジョベール・ドゥルヴィル(Jobert d'Urville)」の名が記録に残ります。13世紀にはエスパーニュ家がクレルヴォー修道院へ所領を寄進しました。近代的なブドウ栽培・シャンパン生産史としては、1808年にフランソワ・ウルヴィルが移住してブドウ栽培を始め、これがドラピエ家の起源とされています。1830年代にはジョルジュ・コロがバール=シュル=オーブ地区で初めてピノ・ノワールを植え「ペール・ピノ(Père Pinot)」の異名をとりました。それ以前はガメイが主流でしたが品質評価は低く、ピノ・ノワールへの転換がこの地区の品質向上の出発点となります。1950年に村の協同組合が設立され、1952年にカルト・ドールのイエローラベルが誕生。1957年の壊滅的な霜害を機にピノ・ムニエが防霜対策として導入され、品種構成に多様性が加わりました。1965年には近隣のコロンベー=レ=ドゥー=ゼグリーズに住んでいたシャルル・ド・ゴール将軍がドラピエの愛飲家となり、村の名がフランス史の一幕に刻まれています。
詳細を閉じる「Urville」を拠点とするシャンパン銘柄
DrappierドラピエMA
Boerl & Kroffボエル&クロフRC
G.M.HerardG.M.エラルドNM
RecamierレカミエRM
Daniel Perrinダニエル・ペランRM
Daniel Billetteダニエル・ビラット
Devitry Guyドヴィトリ・ギィRM
Hubert Favierユーベル・ファヴィエRC
Christophe Labbeクリストフ・ラベRM
Collot Beauvaletコロ・ボーヴァルレRM
Guy & Damien Devitryギィ・エ・ダミアン・ドヴィトリRM
Olivier Devitryオリヴィエ・ドヴィトリRM
R. BilletteR.ビラット
Philippe Devitryフィリップ・デヴィトリー
Palg Devitryパルグ・デヴィトリー
Romain Billetteロマン・ビレット