Daniel Perrin / ダニエル・ペランは、フランス北東部のシャンパーニュ地方で生産されるシャンパン(発泡性ワイン)の銘柄、Urvilleを本拠とするRM / レコルタン・マニピュラン、いわゆる栽培醸造家の銘柄で、自社でブドウを育て、そのブドウでシャンパンを生産しています。
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目次

Daniel Perrin / ダニエル・ペラン

Daniel Perrin

ダニエル・ペラン

ダニエル・ペランは、コート・デ・バールのウルヴィルで1957年から続く家族経営のレコルタン・マニピュラン。自社畑でシャルドネ、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエの3品種すべてを育て、搾汁から瓶詰めまでを一貫して手がけ、フレッシュさと凝縮感を両立したシャンパーニュを生み出している。

基本情報

地区Côte des Bar / コート・デ・バール
- Bar-sur-Aubois / バール・シュル・オウボワ
村10200 Urville / ウルヴィル
所在地40 rue des Vignes, 10200 Urville (Google Maps)
公式サイトhttps://champagne-perrin.fr/
Mailinfo@champagne-perrin.fr
SNS
Tel+33 (0)3 25 27 40 36, +33 (0)3 25 27 74 57(fax)
製造業者種別RM
生産者表記EARL Daniel PERRIN

特徴・スタイル

ダニエル・ペランのシャンパーニュは、自社畑で育てるシャルドネ、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエの3品種を組み合わせ、伝統的な製法でじっくりと造られる。若々しいキュヴェにはリンゴや白い花を思わせるフレッシュな香りが漂い、長期熟成を経たキュヴェにはハチミツやドライフルーツのような深みが加わる。ロゼには赤い果実のニュアンスも表れ、軽やかな泡立ちとともにフレッシュさと凝縮感を両立させたスタイルに仕上がっている。

歴史・ブランドストーリー

ダニエル・ペランの物語は、シャンパーニュ南部コート・デ・バールに古くから根を張るヴィニュロン一家から始まる。1957年、当主ダニエル・ペランは代々受け継いできた畑を継承し、単にブドウを売るのではなく、自らの手で収穫からシャンパン化まで手がける道を選んだ。この決断により、家族の名を冠したレコルタン・マニピュランとしての歩みが始まる。 その情熱と技術は、やがて末子クリスチャン・ペランへと受け継がれた。現在は14haの自社畑を理性的栽培で見守り、年間約5万本を醸造する規模へと育て上げている。創業60周年を迎えた2017年頃には、これを記念する限定キュヴェ「エクラ・ドリジン(Eclat d'Origine)」がリリースされ、親から子へと受け継がれてきた歩みに新たな一章を刻んだ。

詳細

コート・デ・バールは、シャンパーニュ地方の南端に広がり「シャンパーニュ・メリディオナル(Champagne méridionale)」とも呼ばれる産地で、石灰質に富む土壌を特徴とする。ダニエル・ペランは、その中の村ウルヴィルに拠点を置く、家族経営のレコルタン・マニピュランである。1957年にダニエル・ペランが家業の畑を継承して以来、栽培から搾汁、アッサンブラージュ、瓶詰めまでのすべての工程を自社ドメーヌ内で完結させる体制を貫いてきた。

自社畑は14haで、シャルドネ、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエの3品種すべてを保有する。石灰質に富むコート・デ・バール特有の土壌と、日当たりの良い斜面という立地を生かし、理性的栽培(viticulture raisonnée)によって畑を管理している。なかでもグラン・コテとラ・ドルエンヌの2区画はシャルドネの好適地として知られ、丘陵上部の区画は特に質の高いキュヴェ用にブドウが選果される。現在は、創業者の末子であるクリスチャン・ペランがこの畑を受け継ぎ、日々の栽培管理にあたっている。

経営形態はEARL(家族出資による農事有限責任組合)で、外部資本を入れない家族経営を貫いている。畑仕事から醸造、瓶詰めまでを外部に委ねず自社で完結させる姿勢は、創業者ダニエルから現当主クリスチャンへと受け継がれてきた哲学そのものであり、規模を追わず品質と一貫性を重んじる姿勢がうかがえる。

栽培・生産データ
自社畑面積14ha
栽培品種シャルドネ、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエ(3品種)
年間生産量約5万本
澱の上での熟成期間平均4年

醸造方針

栽培から醸造まで一貫して手がけるRMらしく、収穫したブドウの搾汁、アッサンブラージュ、瓶詰めまでの全工程を自社セラーで行う。澱の上での熟成期間は平均4年に及び、非ヴィンテージのシャンパーニュに義務づけられる法定最低熟成期間(15か月)を大きく上回るこの期間が、香りと味わいに厚みを与えている。年によって特に出来の良いヴィンテージに恵まれた際には、その年のブドウだけを使う単年キュヴェも仕込まれる。その際の構成比はシャルドネとピノ・ノワールをおよそ半分ずつ用いるスタイルが基本で、長期のセラー熟成を経てリリースされる。ロゼは短時間のマセラシオン(醸し)によって繊細な色合いと香りを引き出す製法を採用し、極少ドサージュで10年以上の長期熟成を経てから世に出される限定キュヴェも手がけるなど、レンジ全体を通して伝統的な製法へのこだわりがうかがえる。

受賞歴・評価

ダニエル・ペランはGuide Hachette des Vinsに複数年版で継続収録されており、★評価を獲得した版もある。金色がかった外観や、温かみのある香り、まろやかでフレッシュな味わいのシャンパーニュとして評されている。ロゼについても、イチゴやラズベリーなど赤い果実を思わせる香りと、調和のとれた長い余韻が高く評価されてきた。

Guide Dussert-Gerber des Vinsでは4段階中最高となる4つのハートを獲得し、「グラン・ヴァン・クラッセ」の上位カテゴリーで2位にランクインした。レンジを構成する複数のキュヴェについて個別のテイスティングコメントが寄せられている。伝統的な製法に基づく繊細な香りとまろやかな味わい、赤い果実のニュアンスを伴う軽やかな泡立ち、リンゴやヘーゼルナッツを思わせる黄金色の一本など、造り手のスタイルの幅広さがうかがえる。Petit Futéの「アマチュール・ドゥ・シャンパーニュ」でも「手頃な価格の本物のシャンパン」と評されるなど、複数のガイドブックに継続的に取り上げられている。こうした複数のガイドブックにまたがる継続的な評価は、規模の大小によらず品質を保つ家族経営の姿勢を裏づけている。

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