Bergères / ベルジェール

ベルジェールはコート・デ・バールのバール・シュル・オウボワ地区に属する小村。格付けはオートル・クリュで、総栽培面積95haのうち約83%をピノ・ノワールが占め、ブドウ農家が自ら醸造するグロワーたちが村の個性を表現するシャンパンを生み出している。

基本情報

地域圏(Région)Grand Est
県(Département)Aube
区(Arrondissement)Bar-sur-Aube
郵便番号 : 10200
面積 : 5.81 km2
隣接するクリュ(Coomune)
Urville, Couvignon, Meurville, Bligny,

「Bergères」のぶどう畑

テロワールCôte des Bar
- Bar-sur-Aubois
格付け80% Autre Cru [?]
栽培面積95.2 ha
- Chardonnay13.1 ha (13.8%)
- Pinot Noir78.9 ha (82.9%)
- Pinot Meunier3.2 ha (3.4%)
- その他0 ha (0%)

特徴

ベルジェールのシャンパンはピノ・ノワール主体らしい、しっかりとした骨格と赤系果実の豊かさが持ち味だ。村内の生産者はブラン・ド・ノワール(ピノ・ノワール100%)も手掛けており、Claude Prieurのキュヴェ「P」はその代表格。シャルドネとのアッサンブラージュでは、コート・デ・バール産らしいふくよかな果実にすっきりとした酸が加わる。これは肉料理やコクのあるチーズに合わせたいスタイルで、ブルゴーニュに近い地理的背景から来るピノの表現に関心を持つ飲み手にも響く。

テロワール

ベルジェールはバール・シュル・オウボワ地区の一角、コミューン面積581 haの小村で、標高は246 mに達する。ブドウ畑は村内を東西に横断する大きなブロックに集中し、途中3つの支谷に入り込む形で広がっている。すべての区画が斜面上にあり、南向きの割合が高いものの、複数の方角を向く区画も存在する。気候はケッペン分類のCfb(冷涼な夏を持つ海洋性変質気候)に属し、ロレーヌ・ラングル台地・モルヴァン地方の気候圏に入るため、冬の寒さが特に厳しく(平均1.5°C)、秋冬は霧が多い。年平均気温は10.0°C、年間降水量は892 mmで、コート・デ・バール北部のなかでも大陸性的な気温変動が顕著だ。栽培品種はピノ・ノワールが支配的で面積の83%を占め、残りをシャルドネ(13.10 ha)とピノ・ムニエ(3.20 ha)が分け合う。この寒暖差と南向き斜面の組み合わせが、ピノ・ノワールに凝縮した果実と骨格をもたらしている。

詳細

ベルジェールはコート・デ・バールのバール・シュル・オウボワ地区に位置する人口111人(2023年)の小村で、ウルヴィルを南に、クヴィニヨンを北に、ムールヴィルを西北西に、ブリニー(オーブ)を西南西に隣接する。コミューン面積は581 ha(5.81 km²)で、村内をラ・ジロンド川が流れ、ムールヴィルの南部でル・ランディオン川に合流する。

ブドウ畑は村内を東西に横断する大きなブロックに集中し、3つの支谷に入り込む形で広がる。全区画が斜面上にあり、南向きの割合が高いことがピノ・ノワールの熟成に有利に働いている。気候はCfb(海洋性変質気候)に属し、冬は平均1.5°Cと厳しく、秋冬には霧が多い。総栽培面積95.20 haのうちピノ・ノワールが78.90 haを占め、シャルドネ(13.10 ha)とピノ・ムニエ(3.20 ha)が続く。

村を代表する生産者のひとりが Claude Prieur(レコルタン・マニピュラン)だ。ヴィニュロン・アンデパンダンおよびTerra Vitis会員として、品質基準への取り組みを明示している。トップキュヴェ「P」はピノ・ノワール100%のノン・ヴィンテージ ブラン・ド・ノワールで、ベルジェールの土地の力を単一品種で表現した一本だ。

もう一軒、Coquard Bour(レコルタン・マニピュラン)も注目に値する。Terra Vitis会員で、隣村スポワにも畑を持つ。2007年に現世代が引き継ぎ、2010年に初リリースを果たした。

  • Claude Rigollot(RC): 6.5 haを超える畑を持ち、主にピノ・ノワールとシャルドネ20%で構成。ヴィンテージはシャルドネ・ピノ・ムニエ・ピノ・ノワール各1/3の均等ブレンド。
  • Rigollot-Mandelli(RC): ベルジェールとバロヴィルに計8.5 haの畑を所有する。複数拠点のブドウを生かしたスタイルが特徴。

一部の生産者は近隣のコーペラティヴ・デュ・ランディオンに所属し、協同組合を通じてシャンパンを供給している。

村名はラテン語の Berbex(羊)に由来し、1179年のクレルヴォー修道院のカルチュレールに初めて記録される。1789年当時はラングル司教区・バー主任司祭区の管轄下にあり、荘園はBar-sur-AubeのSainte-Germaine修道院に属していた。1911年のシャンパーニュ暴動では、オートル・クリュのオーブ県がアペラシオンから除外されることへの抗議として、村のワイン農家たちが県都トロワでの示威運動に参加した。暴動の指導者ガストン・チェクの名はムールヴィルのコーペラティヴに今も冠されており、その記憶を地域全体でたどることができる。村には1830年建設のサン=テティエンヌ教会(歴史的建造物)があり、16世紀の彫刻や17世紀製のブドウ絞り器がシャンパーニュ観光街道沿いに現存する。

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「Bergères」を拠点とするシャンパン銘柄

参考情報