Courmas / クルマ

クルマは、シャンパーニュでも珍しいピノ・ムニエが栽培面積の約8割を占める村。格付けはオートル・クリュながら、パイパー・エドシックが「エサンシェル・ブラン・ド・ノワール」に採用するなど実力派ぞろい。素朴な丘の村が生むムニエの個性を、ぜひ試してみてください。

基本情報

地域圏(Région)Grand Est
県(Département)Marne
区(Arrondissement)Reims
郵便番号 : 51390
面積 : 2.87 km2
隣接するクリュ(Coomune)
Chaumuzy, Sacy, Ville-Dommange, Marfaux, Bouilly,

「Courmas」のぶどう畑

テロワールMontagne de Reims
- Vallée de l'Ardre
格付け87% Autre Cru [?]
栽培面積41 ha
- Chardonnay5.8 ha (14.1%)
- Pinot Noir3.7 ha (9%)
- Pinot Meunier31.5 ha (76.8%)
- その他0 ha (0%)

特徴

畑の約77%を占めるピノ・ムニエが、クルマのシャンパーニュの個性を決定づける。白亜と粘土が育む果実は、青リンゴや洋梨を思わせるみずみずしい香りと、丸みのある口当たりが特徴。パイパー・エドシックの「エサンシェル・ブラン・ド・ノワール」にも使われるほど、エレガントなムニエが採れる土地として知られる。樽発酵を取り入れるグロワールも多く、果実味に厚みを持たせた造りも楽しめる。気取らない食卓に寄り添う、毎日の一杯にふさわしい一本だ。

テロワール

クルマは、ブイイを北西に、ヴィル=ドマンジュを北東に、サシーを東に望むプティット・モンターニュ・ド・ランスの丘陵頂部に位置する。村の脇を流れるノロン川がブイイ方面でアルドル川に合流し、緩やかな谷筋の地形を形成している。ブドウ畑は村に隣接した穏やかな斜面に集まり、白亜質の母岩の上に粘土混じりの表土が重なる構成が広がる。隣接するヴィル=ドマンジュやサシーがプルミエ・クリュに格付けされる一方、クルマはオートル・クリュに留まるが、これは格の差というより、より内陸寄りで冷涼な丘陵地形がムニエの栽培に適した土地として発展してきた経緯による。この粘土質土壌の保水力が、ムニエ特有のふくよかな果実味を支えている。

詳細

クルマは、モンターニュ・ド・ランスのサブゾーン「ヴァレ・ド・ラルドル」に属し、プティット・モンターニュ・ド・ランスの丘陵頂部に広がる小さな村である。コミューン面積は287ha、人口は190人(2013年時点)ほどの規模で、住民はCourmassiens/Courmassiennesと呼ばれる。村の周囲には、北西にブイイ、北東にプルミエ・クリュのヴィル=ドマンジュ、東に同じくプルミエ・クリュのサシー、南南西にマルフォー、西南西にショミュジーが位置し、丘陵地形が複雑に入り組むエリアの中心に位置している。

テロワールの個性

ブドウ畑は村に直接隣接した緩やかな斜面に集中している。プティット・モンターニュ・ド・ランスに共通する、白亜質母岩の上に粘土混じりの表土が重なる土壌構成がクルマでも見られ、これがピノ・ムニエの栽培に適した条件を形成している。実際、栽培面積41haのうち31.5haをピノ・ムニエが占め、シャルドネ(5.8ha)やピノ・ノワール(3.7ha)は補助的な存在にとどまる。村の西側にある単一区画「スー・レ・ローズ」は、ピノ・ノワールとピノ・ムニエをブレンドした個性派キュヴェの産地として、地元グロワールの間で知られている。

主要生産者

ザビエ・アレクサンドルは、クルマを含む9村にまたがる7haの畑を持つレコルタン・マニピュランで、プルミエ・クリュのシャンピヨン、クロム=ラ=モンターニュ、ヴィル=ドマンジュ、ヴリニーにも畑を所有する。シャルドネ50%・ピノ・ノワール27%・ピノ・ムニエ23%を全量樽発酵させる「シニャチュール A」や、1966年から2009年までの32ヴィンテージをブレンドした「ヴィンテージ・コレクター」など、樽とブレンド技術にこだわった造りで知られる。

ヤン・アレクサンドルも同じく9村に6ha超の畑を持つレコルタン・マニピュランで、ヴィニュロン・アンデパンダンの会員でもある。村の単一区画名を冠した「スー・レ・ローズ」は、クルマ産のピノ・ノワールとピノ・ムニエをブレンドした一本で、土地の個性をそのまま瓶に閉じ込めるスタイル。ほかに32ヴィンテージをブレンドした「ヴィノテーク」、隣村マルフォー産のピノ・ノワールを使った赤の「テール・ド・クロ」(コトー・シャンプノワ)も手がける。

このほか、村にゆかりのあるグロワールとして以下が挙げられる。

歴史

クルマはマルヌ県ランス郡に属するコミューンで、ランス市の南西、モンターニュ・ド・ランス西部の高台に位置する、内陸寄りの小規模なヴィラージュである。1961年には「クルマ協同組合」が設立され、村のブドウ栽培家たちの拠点となってきた。大手メゾンの目に留まることもあり、パイパー・エドシックが看板キュヴェにクルマ産ムニエを採用するなど、知名度こそ控えめながら、その品質は業界内で静かに評価されてきた村である。

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「Courmas」を拠点とするシャンパン銘柄

参考情報