Yann Alexandre / ヤン・アレクサンドルは、フランス北東部のシャンパーニュ地方で生産されるシャンパン(発泡性ワイン)の銘柄、Courmasを本拠とするRM / レコルタン・マニピュラン、いわゆる栽培醸造家の銘柄で、自社でブドウを育て、そのブドウでシャンパンを生産しています。
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目次

Yann Alexandre / ヤン・アレクサンドル

Yann Alexandre別名:Y. Alexandre

ヤン・アレクサンドル別名:Y.アレクサンドル

ヤン・アレクサンドルは、プティット・モンターニュ・ド・ランスのクルマ村を拠点に、ヤンと妻セヴリーヌが夫婦で営むレコルタン・マニピュランです。9つの村に広がる自社畑を活かし、区画ごとの個性を映す単一畑シャンパーニュで、白亜質土壌ならではの繊細な酸とミネラル感を表現しています。

基本情報

地区Montagne de Reims / モンターニュ・ド・ランス
- Vallée de l'Ardre / ヴァレ・ド・ラルドル
51390 Courmas / クルマ
所在地3 rue Saint-Vincent, 51390 Courmas (Google Maps)
公式サイトhttps://www.champagneyannalexandre.fr/
Mailyann.alexandre@wanadoo.fr
SNS@champagne_yann_alexandre
Tel+33 (0)3 26 04 66 50, +33 (0)3 26 49 76 09(fax)
設立1933
製造業者種別RM

商品更新情報

特徴・スタイル

ヤン・アレクサンドルが目指すのは、プティット・モンターニュ・ド・ランスの白亜質土壌が生む、繊細さと力強さを併せ持つ味わいです。低めのドサージュと瓶内での長期熟成を重ねることで、酸のキレと白亜質特有のミネラル感が際立つフィニッシュに仕上げています。 単一区画・単一ヴィンテージのキュヴェを軸に、区画ごとの個性を丁寧に読み解く姿勢が持ち味。プルミエ・クリュ帯のキュヴェや単一区画キュヴェの一部では、アルコール発酵に樽(フュ・ド・シェーヌ)を用いるなど、素材の個性を引き出す技を使い分けています。シャンパーニュに加えて、赤の静止ワインであるコトー・シャンプノワも手がけ、テロワールの多面性を表現しています。

歴史・ブランドストーリー

ヤン・アレクサンドルの家系は、プティット・モンターニュ・ド・ランスのクルマ村で代々ぶどう栽培に携わってきました。当主ヤンは、ブルゴーニュのボーヌやアルザスのルファックをはじめ各地で農学・栽培・醸造を学んだのち、1999年に故郷クルマへ戻り、自らの名を冠したメゾンを設立します。 1995年に出会った妻セヴリーヌは、2009年に経営へ合流し、以来夫婦二人三脚での歩みが始まりました。2001年と2002年には息子オーギュスタンとトムが誕生し、家族でメゾンを支える体制が整っていきます。 2012年にはラタフィア用のカーヴを開設し、2015年にはHVEレベル3認証を取得。環境に配慮した栽培への姿勢を一歩ずつ形にしながら、9つの村に広がる自社畑と向き合い続けています。

詳細

ヤン・アレクサンドルは、プティット・モンターニュ・ド・ランスに位置するクルマ村を拠点に、格付けオートル・クリュのクルマを含む9つの村に自社畑を持つレコルタン・マニピュランです。ヴィニュロン・アンデパンダン・ド・シャンパーニュの会員として、栽培から醸造・瓶詰めまでを自社で一貫して手がけています。土壌の白亜質と、村ごと・区画ごとに異なる微気候を丁寧に読み解きながら、完熟し健全な果実を育てることを栽培方針の軸に据えています。2015年にはHVE(Haute Valeur Environnementale)レベル3認証を取得し、環境に配慮した栽培への取り組みを制度面でも裏付けています。

さらに2020年には有機農業(Agriculture Biologique)認証も取得し、持続可能な栽培への歩みを重ねています。自社畑はクルマ、ブイイ、ヴィル=ドマンジュ、クロム=ラ=モンターニュ、ヴリニー、シュネイ、メルフィ、マルフォー、サン=リュミエ=アン=シャンパーニュの9村に広がっています。

経営はヤン・アレクサンドルが栽培・醸造を統括し、2009年からは妻セヴリーヌも加わって、夫婦二人三脚の体制を築いています。この一貫体制は、1999年の設立以来、代々受け継がれてきた栽培への姿勢を礎に築かれてきました。

主要品種はピノ・ムニエ、シャルドネ、ピノ・ノワールの3種で、なかでもクルマ村内の単一区画「スー・レ・ローズ(Sous les Roses)」は、村の西側に位置しピノ・ノワールとムニエをブレンドする単一畑シャンパーニュの原料となっています。

同じくクルマ村内の「レ・キャロー(Les Carreaux)」「レ・グレーヴ(Les Grèves)」「レ・ルゾンヌ(Les Leusonnes)」の3区画からはシャルドネをブレンドしたキュヴェが生まれ、マルフォー村の「テール・デ・クロ(Terres des Clos)」では、セレクション・マサール(massale selection)による高密植のピノ・ノワール単一区画から、コトー・シャンプノワ(赤)の原料が育てられています。こうした区画ごとのアプローチは、同じ村内でもテロワールの違いを丁寧に表現しようとする姿勢の表れです。

栽培・醸造データ
項目データ
自社畑面積6〜6.3ha
栽培村数9村
主要品種構成ピノ・ムニエ40〜50%、シャルドネ35〜40%、ピノ・ノワール約15%
瓶内熟成期間4〜5年程度
認証HVEレベル3(2015年取得)、有機農業(2020年取得)
ラタフィア用カーヴ開設2012年

醸造方針

主力キュヴェはステンレスタンクでのアルコール発酵とマロラクティック発酵を経て、瓶内で4〜5年程度の熟成期間を確保してから出荷されます。一方、プルミエ・クリュ帯のキュヴェや単一区画キュヴェの一部では、樽(フュ・ド・シェーヌ)でのアルコール発酵を採用し、素材の個性をより際立たせる醸造を行っています。アッサンブラージュには一定比率のリザーブワインを用い、ヴィンテージ間の一貫性と奥行きを両立させています。低めのドサージュを基本方針とし、白亜質土壌に由来する酸のキレを生かした、長期熟成にも耐える骨格づくりを重視しています。

醸造設備はステンレスタンクとオーク樽の双方を備え、2012年に開設したラタフィア用のカーヴでは、シャンパーニュ以外の伝統的な産品であるラタフィア・ド・シャンパーニュづくりにも取り組んでいます。

受賞歴・評価

La Revue du Vin de Franceの「Guide des meilleurs vins de France 2025」では1つ星評価を獲得。ゴ・エ・ミヨの「Le Livre des Champagnes 2024」やベタンヌ・エ・ドゥソーヴの「Prix Plaisir 2024」でも高い評価を受けており、2024年6月にはForbesが同地域を代表する造り手の一つとして紹介しています。こうした評価は、単一区画ごとの個性を追求する姿勢が専門家からも認められている証といえます。

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