Œuilly / ウイィ

ウイィは、格付けはオートル・クリュながら、1687年から続く老舗グロワータルランの本拠地として知られるヴァレ・ド・ラ・マルヌ・リヴ・ゴーシュの村。ピノ・ムニエが栽培面積の約半分を占め、果実味豊かな一杯に出会えます。

基本情報

地域圏(Région)Grand Est
県(Département)Marne
区(Arrondissement)Épernay
郵便番号 : 51480
面積 : 9.30 km2
隣接するクリュ(Coomune)
Châtillon-sur-Marne, Mareuil-le-Port, Leuvrigny, Festigny, Boursault, Saint-Martin-d'Ablois, Cœur-de-la-Vallée,

「Œuilly」のぶどう畑

テロワールVallée de la Marne
- Vallée de la Marne Rive Gauche
格付け84% Autre Cru [?]
栽培面積139.8 ha
- Chardonnay34.5 ha (24.7%)
- Pinot Noir37.2 ha (26.6%)
- Pinot Meunier67.6 ha (48.4%)
- その他0.5 ha (0.4%)

特徴

ウイィのシャンパンは、栽培面積の約半分を占めるピノ・ムニエが主役で、フレッシュな果実の香りと軽快な口当たりが魅力。ピノ・ノワールとシャルドネが奥行きと酸のキレを添える。タルランの「BAM!」のように、アルバンヌやプティ・メリエといった希少品種を織り込んだ意欲的なキュヴェも生まれ、レ・サーブルの砂質土壌に育つ未接木シャルドネからは、繊細でミネラル感のある一杯も。気取らない一杯から探求心をくすぐる一本まで、幅広い味わいが楽しめる村だ。

テロワール

ウイィの葡萄畑は、ブリー台地からマルヌ川へ向かって緩やかに下る北向き斜面に広がる。この北向きという立地が、対岸の南向き斜面を持つ村々とは異なる、穏やかな日照条件を生み出している。標高は63〜242mと幅があり、斜面上部の「フール・ア・ショー」では石灰質の土壌が現れる一方、川に近い「レ・クレヨン」では白亜質が卓越し、「レ・サーブル」では珍しく砂質の区画も見られる。この砂質土壌は根がフィロキセラの被害を受けにくいため、現在も接木をせずに栽培される古樹シャルドネが残る貴重な存在だ。村の東側にある「ピエール・ド・ベルヴュ」や「ロング・アタント」「ノートル・ダム」はピノ・ノワールが主体の区画で、台地に近い高所の冷涼さが酸を保つ要因となっている。こうした土壌と斜面の多様性こそが、一つの村でありながら異なる個性のキュヴェを生み出す土台となっている。

詳細

ウイィはヴァレ・ド・ラ・マルヌ・リヴ・ゴーシュに位置する農村コミューンで、エペルネの西約13kmに位置するマルヌ川左岸の傾斜地に広がる。コミューン全体の面積は930haに及ぶが、葡萄畑はそのうち約140haにとどまり、農地や森林も多くを占める伝統的な農村風景が残る。マルヌ川を挟んだ対岸(右岸)にはシャティオン=シュル=マルヌが位置し、左岸では東にブルソー、南西にサン=マルタン=ダブロワ、フェスティニー、ルヴリニー、マレイユ=ル=ポールといった村々が連なる。近年は行政上、これらの近隣コミューンとともに統合され、コミューン・ヌーヴェル「クール=ド=ラ=ヴァレー」の一部を構成している。

葡萄畑は標高63m〜242mの範囲に広がり、ブリー台地から続く北向きの緩斜面が中心となる。「フール・ア・ショー」周辺の石灰質、「レ・クレヨン」の白亜質、「レ・サーブル」の砂質など、短い距離の中で土壌が大きく変化するのがこの村の特徴で、隣接するブルソーやサン=マルタン=ダブロワとも異なる個性を持つ区画が点在する。村の東側、「ピエール・ド・ベルヴュ」や「ロング・アタント」「ノートル・ダム」周辺は台地に近い高所に位置し、冷涼な環境が酸の保持に寄与している。

タルランは、ウイィを代表する造り手であり、1687年から続く家族経営のレコルタン・マニピュラン(RM)。現在はジャン=マリー・タルランとブノワ・タルラン兄弟が、ウイィ、ブルソー、サン・タニャン、セル=レ=コンデにまたがる約14haの畑を手がけ、ピノ・ノワール50%、シャルドネ30%、ピノ・ムニエ20%という構成比でブドウを栽培する。樽発酵と低ドサージュ(0〜6g/L)を特徴とし、レ・クレヨンの古樹から造る「キュヴェ・ルイ」、レ・サーブルの未接木シャルドネを用いる「ラ・ヴィーニュ・ダンタン」、ピエール・ド・ベルヴュの古樹ピノ・ムニエによる「ラ・ヴィーニュ・ドール」、さらにピノ・ブラン、アルバンヌ、ピノ・ムニエという希少品種を組み合わせた「BAM!」など、個性豊かなキュヴェを次々と送り出している。

Rasselet Pére & Filslsは9haの畑を所有するグロワーで、コート・デ・ブランに持つ1haの古樹シャルドネを用いたブラン・ド・ブラン「ラ・レゼルヴ・ド・ポール」を看板キュヴェとする。

村名はラテン語の地名に由来するとされ、住民は「ウロ(Houlots/Houlottes)」の名で呼ばれる。古くから農業とヴィティキュルチャーを営みの中心としてきた農村で、村のシンボルは聖マンミー教会。村内にはエコミュゼ・シャンプノワが設けられ、ワイン農家の住居を再現した「ラ・メゾン・シャンプノワ」、1900年頃の村の学校を再現した「レコール1900」、蒸留酒の歴史を伝える「ル・ミュゼ・ドゥ・ラ・グット」という3つの展示棟を通じて、20世紀初頭のシャンパーニュ地方の暮らしを伝えている。1687年から続くタルランの歴史は、まさにこの土地の歩みそのものと言える。

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「Œuilly」を拠点とするシャンパン銘柄

参考情報