ルイ・ロデレールが海底でシャンパンの熟成実験を開始

シャンパーニュのルイ ロデレールがノルマンディーの海底で、ボトルを熟成させる実験を始めた。
 モン・サン・ミシェル湾の水深15メートルで、数ダースのシャンパーニュを熟成させ、ランスにあるカーヴのボトルとの味わいの違いを定期的にテイスティングする予定。現場では既に、ブルゴーニュ、ミュスカデ、クローズ・エルミタージュなどの生産者が実験を行っている。水温は10度で一定し、太陽の光が届かないため、熟成に適していると見られている。


シャンパーニュでは、1998年にフィンランド沖の沈没船から80年ぶりに引き揚げられた1907年産のエイドシック・モノポールの甘口シャンパーニュがフレッシュな味わいを保っていて、話題になった。日光からさえぎられた極めて低温という保存状況が、長期熟成に向いていたとされている。
(2008年6月9日 読売新聞)
via : YOMIURI ONLINE