飲料メーカー、ペルノ・リカール(Pernod Ricard)はこのほど、シャンパンの高級銘柄「Perrier-Jouet」から世界一高額なシャンパンを販売する。同社のPatrick Ricard社長が7日、株主らに明らかにした。
このシャンパンの予定小売価格は1本1000ユーロ(約15万円)。Ricard社長によると、毎年数千本程度を米国、中国、ロシアなどの市場向けて販売する。なお、現在流通しているPerrier-Jouetは300ユーロから400ユーロ(4.5万円から6万円)で販売されている。
ペルノ・リカールは2005年、英国の複合企業Allied Domecqを買収してシャンパン市場に参入したが、同社の市場シェアはわずか3.3%に過ぎない。一方、高級趣向品メーカーのモエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン(Moet Hennessy Louis Vuitton、LVMH)グループは17.4%のシェアを握っている。