ルイ・ロデレールがデザイン変更

メゾン設立は1776年まで遡る、シャンパーニュメゾン「ルイ・ロデレール」。19世紀には、メゾンを代表するシャンパーニュ「クリスタル」のもとになったクリスタルボトル入りのシャンパーニュを皇帝アレクサンドル2世に献上するなど、エピソードには事欠かない。
さて、長い歴史と伝統を持つこの老舗メゾンが、商品ラインナップのパッケージデザインを変更するという。


新デザインは、商品ラインナップ全体で一貫性のあるものになる。それまでは最高級プレステージである「クリスタル」にのみ使用されていた白いメダル模様が、他の商品にも採用され、さらにラベルは小さくシンプルなものになるそうだ。
現在のシャンパーニュ人気をして「贅沢で華やかなイメージ演出の成果」といわれるほど、シャンパーニュはマーケティングに力を入れている商材として知られる。その歴史は古く、既に19世紀にはボルドーやブルゴーニュワインの“男性向け”イメージの向こうを張り、女性をターゲットにした戦略から、愛や結婚をイメージしたロマンティックなラベルデザインを採用していたメゾンもあった。
歴史や伝統を堅持しつつ革新する老舗メゾンのマーケティング戦略を、新パッケージデザインで確認してみるのはいかがだろう。ルイ・ロデレールの新パッケージは、日本では年内にお目見えする予定。
via : Wine 21, Berry Brothers & Rudd