シャンパーニュの熱狂的ファンを抱える「クリュッグ」がブラン・ド・ノワールの新たな単一畑キュヴェ「クロ・ダンボネ」の発売を計画している。
今まで、クリュッグの中で最も高価なシャンパーニュといえばシャルドネ100%のブラン・ド・ブラン「クロ・デュ・メニル」だった。やはり単一畑キュヴェ、ベネディクティン修道院が1750年まで所有していた由緒ある畑の名で、面積は1.85ヘクタール。クリュッグ社が1971年に買い取り、古樹を植え替え、ようやくリリースしたヴィンテージは1979年。
5代目当主のアンリとレミ兄弟が、これに続くピノ・ノワールの真髄を発揮できるのようなブドウ畑を十数年探し続けていた。1994年、モンターニュ・ド・ランス地区のグランクリュであるアンボネ村にあるぶどう畑「クロ・ダンボネ」を購入し、1995年から収穫を始めていた。村はずれの南側斜面に位置する壁で囲まれた0.685ヘクタール、それはクロ・デュ・メニルの畑面積と比べわずか1/3というごく小さい畑、そこから250ケース程度少量生産される。
10月初旬にオーナーの親しい友人のみ集められてお披露目会が行われた。1995年が最初のヴィンテージとなり、12年間の熟成を経て、来年春には市場に出ると見られる。
米国での価格は3000ドル以上と見込まれているが、日本での発売時期や価格は未定。
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http://www.wine21.ne.jp/topics/0710/1026.html
読売オンライン : 「クリュッグ」からブラン・ド・ノワール
http://www.yomiuri.co.jp/gourmet/drink/wnews/20071026gr04.htm