急伸してきたシャンパーニュの出荷量にも、世界的な景気減速の影響が見えてきました。フランス国内消費、輸出ともに前年比減少に転じているようです。
以下、YOMIURI ONLINEより、全文引用
シャンパーニュの出荷量、世界的に減速
世界的な景気後退を受けて、シャンパーニュの出荷量にかげりが見えてきた。
シャンパーニュ委員会の統計によると、リーマン・ブラザーズが破たんした2008年9月までの累計出荷量は世界で1億9420万本。前年同期比2.41%の減少となった。8月までの累計は0.92%減で、減速傾向が明確になった。9月までのフランス国内向け出荷量は1億278万本で、3.78%ダウン。
輸出上位10か国のうち、イタリア、ベルギー、オーストラリアを除く7つの国が減少している。2位米国の17.14%減、9位スペインの19.79%減が目立つが、輸出トップの英国も8.06%減、3位の日本も653万本で、2.14%減となった。
10月の出荷量はさらに減少傾向を強めている模様。1年間で最大の需要があるクリスマスシーズンで回復するとしても、史上最高の3億4000万本を出荷した2007年を下回るのは確実。英国のスーパーマーケットでは、自社でメゾンに詰めさせたプライベートブランド(MA)を値下げする動きも出ている。
(2008年12月8日 読売新聞)