シャンパーニュ「バロン・ド・ロスチャイルド」デビュー

シャンパーニュ「バロン・ド・ロスチャイルド」6月1日、ラフィットやムートンを営むロスチャイルド一族が、シャンパーニュ「バロン・ド・ロスチャイルド」をリリース致しました。
「シャトー・ムートン・ロスチャイルド」「シャトー・ラフィット・ロスチャイルド」「シャトー・クラーク・ロスチャイルド」、「ロスチャイルド」は「ロートシルト」と書いた方が馴染み深い方も多いかと思いますが、これらシャトーを保有するロスチャイルド一族の三社が、一族の功績とロスチャイルド家の精神的価値を代表するシンボルとして、共同でシャンパーニュを造りました。シンボルということだけあって、ロスチャイルド家のシャトーでの晩餐会、ロスチャイルド銀行での公式晩餐会などでは、すべてこのシャンパーニュが使用されることになるとか。生産量は年間10万本。
YOMIURI ONLINEより、以下一部抜粋


ラフィット×ムートン、ロスチャイルド家夢のシャンパーニュ
発売されるのはノンヴィンテージ3種。「ブリュット」(希望小売価格6930円)はシャルドネ50%、ピノ・ノワールとピノ・ムニエ計50%。「ブラン・ド・ブラン・ブリュット」(9975円)はシャルドネ特有の白系果実のアロマと長く続く泡が印象的。「ロゼ・ブリュット」(9975円)はシャルドネ85%、ピノ・ノワールとピノ・ムニエ計15%。美しいサーモンピンク色。シャルドネ比率が全体に多いのが特色で、フィネスが際立っている。
 ブドウ畑はグラン・クリュ、プルミエ・クリュの中から選りすぐった。コート・デ・ブラン地区のヴェルテュ、メニル・シュール・オジェ、ヴェルジェル・ル・ヴェルテュ、モンターニュ・ド・ランス地区のヴェルズネイ、オーヴィレール、マレイユ・シュール・アイなどの長期契約を結んだブドウ栽培農家から買い付ける。
 発酵は温度管理されたタンクで、天然酵母を用いて約2週間かけて行い、ステンレスタンクで熟成する。リザーブワインを40%使用し、ドザージュ(糖分添加)は約6グラムと少量。デゴルジュマン後、6 か月間、休ませて、4年間の瓶熟成を経て出荷される。
 表ラベルには、オーストリア皇帝が5人のロスチャイルド家の兄弟全員に男爵の地位を授けて以来の紋章が使われている。ロスチャイルド一族の名前の起源となった「ロスチャイルド」(赤い盾)の下に、一族のモットーである「調和、誠実、勤勉」という銘が入っている。
 また、裏ラベルには各社のオーナーである3人のサインが記載されている。ラフィットのエリック・ド・ロスチャイルド男爵、ムートンのバロネス・フィリピーヌ・ド・ロスチャイルド、クラークのベンジャミン・ド・ロスチャイルド男爵がそれ。
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 問い合わせはエノテカ(電話 03-3280-6266)。
(2009年5月20日 読売新聞)