マキシム・ド・パリ(中央区銀座5-3-1、ソニービル地下3階、03-3572-3621)は8月1日から9月29日まで、フランスの高級シャンパン「ドン・ペリニョン」を使ったかき氷を発売する。
「ドン・ペリニョン」は一般には、1694年にフランス・シャンパーニュ地方のホービュー修道院で、酒庫係をしていた盲目のドン・ペリニョン(Dom Perignon)修道士が発酵がまだ残っているワインをビン詰めし、きちんと栓をして保管し、翌1695年に開けてみると、炭酸ガスがワインに含まれていい味のワインができたのが起源とされている。
当時は僧院の秘伝として造られてきたが、いつの頃かその地域の特産酒となり、現在では、シャンパーニュ地方のスパークリングワインだけを「シャンパン」(Champagne)と呼称するよう、フランスの法律で定められている。
シャンパンは複数のビンテージのワインを混合して造られる「ノン・ビンテージ・シャンパン」が一般的だが、フランス・エベルネのシャンペン・メーカー、モエ・エ・シャンドン社が造る「ドン・ペリニョン」はぶどうの出来のよい年に、収穫されたワインだけを使っており、「ビンテージ・シャンパン」あるいは「プレステージ・シャンパン」といわれ、ラベルにビンテージ(収穫年号)が記されている。
このため、「ドン・ペリニョン」は最新では1998年のビンテージワインしか造られていない。
また、シャンペンには、製造過程でリキュールを加えるが、リキュールの糖度によって味が異なり、シャンペンにはこの種類を記載することが義務づけられている。その甘辛度の表示は辛口の「エクストラ・ブリュット(Extra Brut)」、「ブリュット(Brut)」、「エクストラ・セック(Extra Sec)」、「セック(Sec)」、「ドゥミ・セック(Demi Sec)、甘口の「ドゥー(Doux)」と6種類に分類される。
マキシムでは、ハーブと新鮮な果物を原料としたノンアルコール飲料の「ハーブコーディアル」と果実で作ったかき氷に、お客の目の前で上から「ドン・ペリニョン」をかける。
果実はマスカット、マンゴー、グレープフルーツ、桃から選べる。価格は単品で2100円、いちごのミルフィーユとのセットはコーヒーまたは紅茶つきで3675円(価格のほかにサービス料がつく)。
via : 銀座新聞ニュース / マキシム・ド・パリ