シャンパンの種類一覧|色・甘さ・品種・熟成・造り手の5つの分け方

シャンパンの種類一覧|色・甘さ・品種・熟成・造り手の5つの分け方

シャンパンの種類は、色(白・ロゼ)、甘さ(7段階)、ぶどう品種(ブラン・ド・ブランなど)、熟成と年号(ノン・ヴィンテージ・ミレジメ)、造り手(NM・RMなど)の5つで分けられます。ラベルの読み方と合わせて一覧で整理しました。

シャンパンの種類は、「色」「甘さ」「ぶどう品種」「熟成と年号」「造り手」の5つの分け方で整理できます。どれもラベルに書かれていることが多く、組み合わせればその一本がどんなシャンパンかがわかります。

シャンパンの5つの分け方
分け方 主な種類 ラベルの表記例
色 白/ロゼ Rosé
甘さ ブリュット・ナチュール〜ドゥーの7段階 Brut、Extra Brut、Demi-Sec
ぶどう品種 ブラン・ド・ブラン/ブラン・ド・ノワール/アッサンブラージュ Blanc de Blancs、Blanc de Noirs
熟成と年号 ノン・ヴィンテージ/ミレジメ/プレステージ・キュヴェ Millésime 2015
造り手 NM/RM/RC/CM など NM-123-456 などの登録番号

1. 色:白とロゼ

シャンパンの大半は白です。黒ぶどうも使いますが、果汁だけを静かに搾るため色はつきません。

ロゼの造り方は2通りあります。白のベースワインに赤ワインを加える「ロゼ・ダッサンブラージュ」と、黒ぶどうの果皮を果汁に漬けて色を移す「ロゼ・ド・セニエ」です。白ワインと赤ワインを混ぜてロゼを造ることは、ヨーロッパではシャンパーニュにだけ認められています。

2. 甘さ:7つの区分

瓶詰め前に加える糖分(ドサージュ)の量で、甘さの表示が決まります。流通の中心は辛口のブリュットです。

甘さの区分(1リットルあたりの糖分)
表示 糖分 味わい
ブリュット・ナチュール 3g未満(糖分を加えない) 最も辛口
エクストラ・ブリュット 0〜6g 極辛口
ブリュット 12g未満 辛口
エクストラ・ドライ 12〜17g やや辛口
セック 17〜32g やや甘口
ドゥミ・セック 32〜50g 甘口
ドゥー 50g超 極甘口

「エクストラ・ドライ」「セック」は、名前に「ドライ(辛口)」が入っていてもブリュットより甘い点に注意してください。

3. ぶどう品種:ブラン・ド・ブランとブラン・ド・ノワール

シャンパーニュの主な品種は、白ぶどうのシャルドネと、黒ぶどうのピノ・ノワール、ピノ・ムニエの3つです。どの品種を使うかで、次の3つに分かれます。

  • ブラン・ド・ブラン:白ぶどうだけで造る。多くはシャルドネ100%で、繊細で引き締まった味わい
  • ブラン・ド・ノワール:黒ぶどうだけで造る白。ピノ・ノワールやピノ・ムニエ由来の厚みと力強さがある
  • アッサンブラージュ:複数の品種を合わせる。最も一般的なタイプで、ラベルに品種の表記がないことが多い

このほかにアルバンヌ、プティ・メリエ、ピノ・ブラン、ピノ・グリも認められていますが、使う造り手はごく一部です。品種ごとの特徴はシャンパンで使用されるぶどうの品種で解説しています。

4. 熟成と年号:ノン・ヴィンテージとミレジメ

  • ノン・ヴィンテージ(NV):複数の年のワインを合わせて造る。毎年同じ味わいを保ちやすく、各メゾンの定番。瓶内での熟成は最低15か月
  • ミレジメ(ヴィンテージ):出来のよい年のぶどうだけで造り、ラベルに収穫年を記す。瓶内での熟成は最低3年
  • プレステージ・キュヴェ:各メゾンが最上級として出すキュヴェ。法律上の定義はなく、ミレジメであることが多い

ぶどうの産地の格付けを示すグラン・クリュ(17村)、プルミエ・クリュ(42村)の表記も、上級品の目安になります。詳しくはシャンパンの格付けへ。

5. 造り手:大手メゾンと栽培醸造家

ラベルの小さな登録番号の頭文字で、造り手の業態がわかります。

主な造り手の区分
略号 名称 業態
NM ネゴシアン・マニピュラン ぶどうを買い入れて自社で醸造する。大手メゾンの多くがこれ
RM レコルタン・マニピュラン 自社畑のぶどうだけで、栽培から醸造まで手がける
RC レコルタン・コーペラトゥール ぶどうを協同組合で醸造してもらい、自社ラベルで売る
CM コーペラティヴ・ド・マニピュラシオン 栽培家が加盟する協同組合が、自らのブランドで造る

このほかの区分はシャンパンの製造業者種別で解説しています。

ラベルの読み方の例

「Brut Blanc de Blancs Grand Cru 2015」なら、辛口(ブリュット)・シャルドネ主体の白(ブラン・ド・ブラン)・グラン・クリュ村のぶどう・2015年の単一年(ミレジメ)の一本です。

シャンパーニュ地方では、泡のないワインのコトー・シャンプノワや、甘口の食前酒ラタフィアも造られていますが、これらはシャンパンではありません(コトー・シャンプノワ、ラタフィア)。