シャンパンで使用される葡萄の品種

シャンパンで使用される葡萄の品種

シャンパンで使用される葡萄の品種はAOC*によって指定されてますが、現在は、指定品種のうちシャルドネ、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエの3品種を使用しシャンパンを作ることが多くなっています。

1919年に制定されたAOC* シャンパーニュでは以下のように定義されてます。

 ・ シャンパンの生産に使用できる葡萄は以下の品種に由来する葡萄のみである。全てのピノ系品種、アルバンヌ、プティ・メリエ ( AOC Champagne - Conditions de production )

※シャルドネが指定品種の中に含まれていないのは、AOCに指定された1919年当時、ブドウ品種の分類に関する研究があまり進んでおらず、シャルドネはピノ系のブドウと思われていた為である。

また、2010年11月22日の政令によっても以下のように定義されています。

 ・ シャンパンはアルバンヌ、シャルドネ、ピノ・ムニエ、プティ・メリエ、ピノ・ブラン、ピノ・グリ、そしてピノ・ノワールからのみ作られるものとする ( Décret n° 2010-1441 du 22 novembre 2010 relatif à l'appellation d'origine contrôlée « Champagne » )

18世紀にはフロモントー、アルバンヌ、プティ・メリエ、アンフュメなどの古代品種を調合(アッサンブラージュ)したシャンパンが盛んに作られていていました。

最近でも「L. オブリ・フィス / L. AUBRY FILS 」から8品種アッサンブラージュされたシャンパンが出され、古代品種の復活の先駆けとなっています。

・現在使用されている葡萄の品種
「シャルドネ / Chardonnay」(白ブドウ)  ...詳細は「シャルドネ」へ
「ピノ・ノワール / Pinot Noir」(黒ブドウ)  ...詳細は「ピノ・ノワール」へ
「ピノ・ムニエ / Pinot Meunier」(黒ブドウ)  ...詳細は「ピノ・ムニエ」へ
「アルバンヌ / Arbanne」(白ブドウ)
「プティ・メリエ / Petit Meslier」(白ブドウ)
「ピノ・ブラン / Pinot Buranc」(黒ブドウ)
「アンフュメ / Enfume」(ピノ・ムニエ系黒ブドウ)
「フロモントー / Fromonteau」(ピノ・グリ系黒ブドウ)

*AOC - Appellation d'Origine Controlee / 原産地名統制呼称

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