シャンパンの甘さを決める「ドザージュ」 Brut?Sec?Dry?

シャンパンの甘さを決める「ドザージュ」 Brut?Sec?Dry?

デゴルジュマン(澱の除去)後の容量の目減り分を、糖を加えたワインなどの甘味を調節したリキュールの添加によって補います。この容量と甘味の調整のことをドザージュ(Dosage)と言います。

ドザージュに使われるリキュールを「門出のリキュール(Liqueur d'Expedition / リキュール・デクスペディシオン)」といい、シャンパンの生地のワインなどシャンパンと同質のものに糖を加えたものが使用されますが、この糖の量によってシャンパンの辛口、甘口の差が生まれます。この糖の量による甘味度合いの表記がAOCによってExtra BrutDoux まで6段階に規定されています。その中でも最も一般的なのが、Brutですが、15g/l以内と幅が広い定義であり最低含有量も決まっていないため、Extra Brut と呼べるものでも Brut と表記している場合もあります。

味わい表記糖分含有量
辛口ブリュット・ナチュール / Brut Nature0 g/l
エクストラ・ブリュット / Extra Brut0 ~ 6 g/l
ブリュット / Brut0 ~ 15 g/l
エクストラ・ドライ / Extra Dry12 ~ 20 g/l
セック / Sec17 ~ 35 g/l
デゥミ・セック / Demi Sec33 ~ 50 g/l
甘口ドゥー / Doux50 ~ g/l


まったく加えないBrut Natureについては、Brut Zero / Ultra Brut / Brut Non Dose / Zero Dosage / Brut Sauvage / Brut 100% / Brut de Brut などさまざまな表記があり混乱しますが、すべて糖分の添加のないものをさします。

もともとシャンパンは甘口であったがポメリーが「Brut Nature」(現Brut Royal)を発売したのを皮切りに、イギリスで辛口がもてはやされ、今では世界的に辛口が主流となっています。

Brut / ブリュットとは「生の」といった意味で、やはり糖を多く入れれば、本来の味から変わることになり、欠点が表に出にくくなります。その意味で、糖を抑えたBrutなどは、シャンパンそのものの味がでることとなり、各メーカーともその出来に自信のある製品と言うことが出来るでしょう。

「ドサージュ」と表記している場合も多いいですが、発音は「ドザージュ」です。少し言い辛いからでしょうか。