Cauroy-lès-Hermonville / コロワ=レ=エルモンヴィル
基本情報
| 地域圏(Région) | Grand Est |
| 県(Département) | Marne |
| 区(Arrondissement) | Reims |
| 郵便番号 : | 51220 |
| 面積 : | 10.27 km2 |
| 隣接するクリュ(Coomune) | |
| Bouvancourt, Loivre, Hermonville, Berméricourt, Cormicy, |
「Cauroy-lès-Hermonville」のぶどう畑
| テロワール | Montagne de Reims - Massif de Saint-Thierry |
| 格付け | 83% Autre Cru [?] |
| 栽培面積 | 15.3 ha |
| - Chardonnay | 0 ha (0%) |
| - Pinot Noir | 0.1 ha (0.7%) |
| - Pinot Meunier | 15.2 ha (99.3%) |
| - その他 | 0 ha (0%) |
特徴
テロワール
詳細
コロワ=レ=エルモンヴィルはマルヌ県北西部、ランスの北西近くに位置する小村で、マッシフ・ド・サン・ティエリー地区に属する。コミューン面積は1,027 ha(人口504人、2022年)。村の集落はコミューン域の南部に集まり、ブドウ畑はその北側に広がる。北東にはLa Loivre川が流れ、南にはRabassa小川がエルモンヴィルとの境界を形成する。東側にはA26高速道路が通る。シャンパーニュ観光ルート(Route touristique du Champagne)が村を通過し、マッシフ・ド・サン・ティエリーの中でも訪れやすいコミューンのひとつだ。周辺にはブヴァンクール、ロワーヴル、エルモンヴィル、コルミシーが隣接する。
テロワール詳細
シャンパーニュAOC全域の中で2番目に北に位置するという事実は、このコミューンのテロワールを語る上で欠かせない要素だ。最北はコルミシー(49°22'N)で、コロワ=レ=エルモンヴィルは49°21'Nと僅差に続く。高緯度がもたらす冷涼な環境は生育期間を長くし、酸味をしっかりと保ちながら果実を熟成させる。地形はほぼ平坦で、標高は最低62m(le Godat地点)から最高218m(la Montagne)まで変化し、西部の森に覆われた高台へと続く。土壌基盤は珪質石灰岩であり、コート・デ・ブランやグランド・モンターニュ・ド・ランスの白亜質主体の土壌とは性質が異なる。鉱物分が異なることで、ムニエの果実味にわずかな硬質感と奥行きが加わるとされる。
主要生産者
フランシス・ブラールはこのコミューンを代表する生産者で、ネゴシアン・マニピュランの登録ながら実質的にはスモール・グロワーとして運営されている。本拠はコルミシーに置き、コロワ=レ=エルモンヴィルを含む複数の村に計約3 haの畑を持つ。2004年にECOCERT認証を取得したビオディナミ農法を実践し、オーク樽醗酵によってテロワールを忠実に表現することを哲学とする。代表的なキュヴェは1997年開始のソレラ方式で造られるPetraea(ピノ・ノワール60%/シャルドネ20%/ピノ・ムニエ20%)、単一村100%シャルドネのLes Rachais、ピノ・ノワール100%セニエ法によるLes Rachais Roséなど。現在の体制は2009年にRaymond Boulardを三分割して設立されたもので、フランシス・ブラールの娘とともに運営を担っている。「ナチュラル、フローラル、デリカット」(iDealwine)、「食卓に合う純粋主義的なシャンパン」(Bettane & Desseauve)という評価がスタイルをよく表している。
- レイモン・ブラール(NM):フランシス・ブラール分立以前の旧ドメーヌを引き継ぐ形で存続するネゴシアン。
- アンドレ・ドルメイ(RM):レコルタン・マニピュランとして村内に自社畑を持ち、ムニエ主体のシャンパンを生産。
- ジャン・マルク・ヴィレ・フレール(RC):協同組合経由での販売形態(レコルタン・コンペラトゥール)をとる生産者。
また、このコミューンにはシャンパーニュ地方唯一の樽職人「Tonnellerie Artisanale de Champagne Ardenne」が1998年から操業している。伝統的なピエス・シャンプノワーズ(205L)をはじめ各サイズの樽を、地元産オークを一部使用して製造する。小規模生産者から大手メゾンまで幅広い顧客を持つ、地域の重要なインフラのひとつだ。
歴史・由来
1429年7月21日、シャルル7世の戴冠式を終えてランスを発ったジャンヌ・ダルクがCorbeneyへの途上でこの村に立ち寄ったとされる。1929年の500周年記念には記念プレートが設置されており、フランス史の一場面と結びついた村として知られる。第一次世界大戦中の戦功を称え、1920年10月1日には戦功十字章(Croix de guerre 1914-1918)が授与されている。ブドウ畑面積は1997年の13 haから2013年時点の15.3 haへと拡大しており、オートル・クリュながら生産基盤は着実に整備されてきた。フランシス・ブラールのような実力派生産者の存在が、村への注目を高めつつある。
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