Cormicy / コルミシー
基本情報
| 地域圏(Région) | Grand Est |
| 県(Département) | Marne |
| 区(Arrondissement) | Reims |
| 郵便番号 : | 51220 |
| 面積 : | 31.74 km2 |
| 隣接するクリュ(Coomune) | |
| Concevreux, Berry-au-Bac, Condé-sur-Suippe, Bouvancourt, Pontavert, Roucy, Bouffignereux, Aguilcourt, Cauroy-lès-Hermonville, Berméricourt, |
「Cormicy」のぶどう畑
| テロワール | Montagne de Reims - Massif de Saint-Thierry |
| 格付け | 83% Autre Cru [?] |
| 栽培面積 | 56.8 ha |
| - Chardonnay | 12.8 ha (22.5%) |
| - Pinot Noir | 24.4 ha (43%) |
| - Pinot Meunier | 19.6 ha (34.5%) |
| - その他 | 0 ha (0%) |
特徴
テロワール
詳細
コルミシーは、ランス中心部から北北西へ約17km、モンターニュ・ド・ランス地区の中でもマッシフ・ド・サン・ティエリーと呼ばれるエリアに属する村です。北緯49°22′以北という立地は、シャンパーニュ319村の中で最も北に位置し、最も南に位置するコート・デ・バールの村とは緯度にしておよそ1.5度もの開きがあります。コミューン面積は31.74km²と広く、2017年には隣接するGernicourtと合併して新たな行政区となりました。ブドウ畑は村の南側、D530道路の西方に広がる比較的平坦で緩やかな傾斜地に位置し、南南東の隣村であるコロワ=レ=エルモンヴィルとは地形・土壌の連続性を持っています。
地質的には、表層の砂質土壌の下に石灰岩ベースが広がる二層構造を持ち、これがワインにフルーティーなアロマと豊かなフレッシュ感をもたらします。畑はグランド・モンターニュ(197m)とプティ・モンターニュ(184m)という二つの丘陵に挟まれた南斜面中腹に位置し、標高は49mから197mまで幅があります。両山の間を縫うように「ピソテ」と呼ばれる小谷が走り、日照と風の通り道をつくり出しています。気候区分はCfb(温帯夏涼型・修正海洋性)に分類され、最北端という立地ゆえに生育期間は短め、日照量は控えめで、冬は氷点に近い寒さとなります。こうした冷涼な条件が、酸のキレを保ったまま穏やかに熟すコルミシーらしいブドウを育てています。
主要な生産者
ブーラール・ボカールはヴィニュロン・アンデパンダンに加盟するレコルタン・マニピュランで、コルミシーとエルモンヴィルなどに計8haの畑を所有します。看板キュヴェは、トレペイル産老木の100%シャルドネで仕込む「Vieilles Vignes」と、コルミシー産の老木をオーク樽で醸造する「Cuvée Mélanie」で、いずれも村の土壌特性を色濃く映した造りとして知られています。
ボードヴァンはMichel Baudvin氏が手がける生産者で、シャルドネ60%・ピノ・ノワール30%・ピノ・ムニエ10%でアサンブラージュするヴィンテージ「Cuvée Audrey」と、オーク醸造の「Rosé Boisé」を擁します。3品種の比率にこだわった構成は、コルミシーらしい繊細さと果実味のバランスを意識した造りといえます。
- ドゥリニィ・ジェラール:ヴィンテージごとの少量生産を続けるレコルタン・コオペラトゥール系の造り手。
- フランソワ・ディディエ:3品種をほぼ均等にブレンドした老木由来の「Vieilles Vignes」を手がける。
- ポルニョン・エ・フィス:3品種を用いたヴィンテージ「Défense」を看板とする。
- リシャール・ミシェル:マッシフ・ド・サン・ティエリー地区に根を持つ小規模生産者。
- バティヨ・エ・フィス:ヴェルズネイとエルモンヴィルに計5.3haを所有するレコルタン・コオペラトゥール。
このほか、1974年設立のコルミシー協同組合(Coopérative Vinicole Cormicy)が地域の生産を支える存在として現在まで続いています。
歴史・由来
コルミシーがワイン産地として記録に登場するのは8世紀以前にさかのぼります。ランス大司教ヒンクマルが845年にコルミシーのワインに言及した記録が残り、860年のラン司教の記録でも、Chaumuzy、Maillyと並ぶ主要産地として名が挙げられています。村名はラテン語で「Culmiciacum」あるいは「Calmacianus」と記され、聖レミの時代(437〜533年)の宗教文書にすでにその名が見られます。696年には聖シール保護下の教会が設置され、中世にはランス大司教区に属し、司教の夏の別邸を兼ねた修道院プリウレが置かれていました。歴史家フロドアル(894〜966年)がコルミシー司祭を務め、『ランス教会史』を著したことでも知られています。マッシフ・ド・サン・ティエリーのワインは12世紀、エルモンヴィル市場とコルミシー市場を通じて各地に輸出されるほどの名声を得ていました。20世紀に入るとフィロキセラの被害、第一次世界大戦によるSapigneul・La Neuvilleの破壊、1930年代の恐慌、第二次世界大戦と苦難が続きましたが、1950年代以降に協同組合の設立が相次ぎ、1974年のコルミシー協同組合設立を経て、現在ではマッシフ・ド・サン・ティエリー全体で890haの畑が受け継がれています。
詳細を閉じる「Cormicy」を拠点とするシャンパン銘柄
BaudvinボードヴァンRM
Boulard Bauquaireブーラール・ボカールRM
Cantoni Guerletカントーニ・ゲーレRM
DelignyドゥリニィRC
Deligny Gerardドゥリニィ・ジェラールRM
Francois Didierフランソワ・ディディエRC
Lecrocq Chompretルクロック・シャンプレRM
Porgeon & Filsポルニョン・エ・フィスRC
Richard Michelリシャール・ミシェルRC
Batillot & Filsバティヨ・エ・フィスRC
Corpart Dorgeコルパール・ドルジェ
Patrice Hivetパトリス・ヒヴェRC
Patrice Malnisパトリス・マルニスRC
Philippe Pazikフィリップ・パジックRM
Roland Boulard & Fillesローラン・ブーラール・エ・フィーユ